アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

他人の家の食事に文句つけないでよ!

2009年06月10日 | Weblog
「クジラを捕るな!食うな!」大きなお世話です。お陰で、クジラが口に入るのは、年に1~2回。特に、クジラが好物というわけではなく、他国に捕鯨を反対する団体があるので、クジラを食べることに意欲を燃やしている…。「単なるあまのじゃくだろう」って?まあ、そう言えなくもない。

クジラだけでは飽きたらず、「マグロを獲るな」という環境保護団体が出現しています。マグロといえば、クロマグロ(ホンマグロ)。そのクロマグロが、乱獲による絶滅の危機だという。能登半島沖では、クロマグロの大漁ですよ!約1,000本、35トン!なにが絶滅の危機だ!
 環境保護団体の抗議を受け、イギリスの日本食レストランからクロマグロが姿を消し始めているという。
 どこの環境保護団体かって?決まっているでしょう、「グリーンピース(本部:オランダ)」です。ピースボートの同盟組織かって?残念ながらなのか幸運にもなのか、無関係です。

 グリーンピースは、イギリスのレストランにクロマグロの買い付けや客への提供を止めるよう再三要求してきた。なぜイギリスを標的にしたかは、別の理由があるのですが、長くなるのでここでは割愛。そのため、イギリスのレストランや寿司チェーンがクロマグロの提供を中止している。環境保護団体がクジラに続いてクロマグロの保護に力を入れはじめたことで、日本の食文化への風当たりがますます厳しくなっている。ほっといてくれよ!といいたいです。

 よそのお宅の食事内容に文句を言いますか?どうして、日本の「食」を目の敵にするのでしょうかね。金子みずずさんもおっしゃってます。「みんな違って、みんないい」と。「めふん」を食おうが、「このわた」を食おうが干渉されたくないです。「ヘアスプレー」という映画を観ました。黒人の男の子の名前が、「シーウィード(海草)」でした。多くの欧米人にとって、「海草」は、「忌み嫌うべきもの」の代名詞のようなもの。「日本人は海草を食う!信じられない人種だ!」ですから。自分たちが嫌いな食べ物は、理由をつけて排斥しようとする人が出現してくるのです。
 ナンタスティック島ヘ行くフェリーの中で、梅干し入り、海苔(シーウィード)をまいたおにぎりを食べていたら好奇の目のアメリカ人乗客に囲まれた。
 「それはなんだ?」
 「おにぎりだ」
 「その赤いのなんだ?」
 「梅干しだ」
 「その黒いのなんだ?」
 「シーウィードだ。トライしてみないか!」
 取り巻きは、そんなもの食うなよという顔で解散しました。

 グリーンピースはどうおさえているか知りませんが、クロマグロは、西欧諸国、メキシコ、オーストラリアで「畜養」したものを日本が買っている。文句をつけられる筋ではない…詭弁を使うなって?バレりゃしょうがない。「畜養」は、稚魚を獲って育てるので資源保護にはならないですね。しかし、すでに日本では、「卵からふ化させた完全養殖」をしています。資源は大丈夫です。日本人から、マグロを奪うのは、フランス人からエスカルゴ(カタツムリ)を奪うようなものです。カタツムリの資源枯渇はどうでもいいのか?ハイハイ、それも知っていますよ、レタスを餌にして養殖していますね。だから、マグロだって養殖しているからいいでしょうってことで。

 なぜ今マグロなのか?
 4歳の女児が誘拐・殺害された「足利事件」。無期懲役刑の執行が停止され、菅家利和さんが釈放された。17年半ぶりの釈放。「一からやり直したい」の言葉。前向きでいいのですが…気の毒です。失った歳月…絶対戻ってこないのです。「えん罪は、いつでもどこでも誰にでも」ですから、我々とて、いつそのような目に遭うか分からない。実に恐ろしいことです。DNA?精度が上がった?ハメられたらどうします。それこそ動かぬ証拠です。恐ろし!

 それと、マグロとどう関係があるか…。菅家さん …釈放された日の夕食では、大好物のマグロの握りずしを満足そうにほおばったという。マグロの寿司で、17年半が帳消しになるわけではないが、まだマグロが食べられる日本であって良かった。菅家さんにマグロを食べていただいて本当に良かった。

 グリーンピースに告ぐ!「えん罪とマグロの関係」を考慮して行動せよ!

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