アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

日常会話にオチをつけよう

2009年06月02日 | Weblog
日本人!いいぞ!やはり期待通りでした。「オチ」のない話は、聞きたくないですよ。ラジオカフェ(東京)が、4,603人にインターネットで調査した結果です。我が意を得たり!実に素晴らしい調査であり結果です。
 日常会話で「オチは重要」だ・・・83.9%
 愉快、痛快!オチをつけても解らない、自分ではダジャレを言う能力もないのに、人のシャレに対して、「寒っ!」という低レベルな人たちは、悔い改めていただきたい。マジョリティのつもりでいるようだが、16.1%なんだぞ!いやはや愉快だ!

 会話で、必ずオチをつける人・・・8.1%
 会話で、時々オチをつける人・・・37.4%
 あわせて、45.5%、ほぼ2人に1人が会話でオチをつけようと努力している。努力しているけど、なかなかオチがつけられないという人が27.2%。まあ、努力はいつか報われるかもしれない。報われない人の方が多いけどね。(ここで、突き放してどーする!)

 「オチ」については、若者が気を遣っているようです。20歳代の半数は、日常会話にオチをつけるか、またはつけようと努力しているという結果になっています。還暦過ぎ世代がだらしがない。30.7%ですから。60年以上の人生キャリアがあるのですから、気の利いた「オチ」がいくらでもつけられると思います。努力していただきたいです。

 オチの技法は、古典的なものから、現代物までたくさんあります。たくさんある…それは、「分類の視点が不統一」だからたくさんあることになっています。どんなのかあるかって?書ききれません。
桂枝雀が、「オチの4分類」なるものを完成(?)させました。要約すると…
○ 結論が見えて、ホッとしたところへ、どんでん返し。
○ 常態から突如不安定な方向へ逸脱させる。
 上記の2つと、それぞれの裏の合計4分類。まあ、これでほぼ網羅できます。全然たくさんじゃないじゃないかって?
 …間抜けオチ、にわかオチ、ぶっつけオチ、拍子オチ、逆さオチ、考えオチ、まわりオチ、見立てオチ…池にオチ、ドブにオチ…たくさんあるのです!

 調査の中に、「地域別」というのもありました… 日常会話にオチは重要と考えている地域別の結果。第1位 東北地方 89.0%。第2位 近畿地方 88.4%。オチに頓着ないのが…「北海道地方」「中部地方」「四国地方」

 東北が第1位!こ、こ、これは、何と全国学力学習状況調査の結果と一致します。しかしBUT! 近畿が第2位。こ、こ、これは、全国学力学習状況調査の結果と逆です。考察は、学力の最上位の地方および、最下位をウロウロの地方は、日常会話に「オチ」を入れる努力をしている。両極端が、「オチ」を求めている。非常に興味深い結果です。

 「落語を演じたら似合う有名人」…私的に、「落語を演じたら似合う有名人」のイチオシは、「鳩山由紀夫さん」です。
 鳩山さんは、「出オチ」が使えます。「出オチ」は、登場と同時に笑いをとること。あのびっくりしたようなお顔で、高座へ登場する。もうそれだけで、大受けです。「顔オチ」も使える。志村ケンのバカ殿が、顔オチの典型です。「三段オチ」が使える。三段オチは、「フリ・小オチ・大オチ」の三段。自民党相手に慣れています。
 「スカシ」が使える。東大卒、スタンフォード大大学院卒、スタンフォードで、博士号取得(Ph.D.)。その背景があるのに、だじゃれ落語で苦戦する…鳩山さん、スカシで笑いがとれる数少ない日本人です。

調査結果の上位は、麻生太郎、西田敏行、タモリ、国分太一、ビートたけしとづづきます。5人まとめてかかっても、鳩山由紀夫さんにはかないませんよ。

 さて、今日の話どうオチをつけるか?
 「オチは人を越えるものです。越智越人(オチエツジン)なんちゃって」これが今日のオチです。わけが分からんって?越智越人という人がいたんですよ!(越人は、芭蕉の門下生十哲の一人です。宝井其角、向井去来、杉山杉風、内藤丈草、服部嵐雪、各務支孝、立花北枝、志田野坡、森川許六&越智越人。説明したらオチにならないべってがぁ!)

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