アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

「隣保館」…旅館の名前じゃない

2024年06月14日 | Weblog
 胃ろうが抜け、口から飲食できるようになりました。声も出るようになりました。こうなったら、「身体障害2級、要介護5、後期高齢者」の私(自慢してませんから)でも、社会に何かできるかもしれない。

 そんな折、「社会福祉協議会支えあい推進課」の方と、お世話になっている「ケアマネさん」が我が家へ来られました。
 用件は、「介護福祉士の国家試験を受ける技能実習生に、漢字を教えてほしい」というもの。週一回、技能実習生さんが我が家へ来てくれる。私の担当は、フィリピン出身の女性だという。
 私が、人様の役に立てるかも知れない!千載一遇のチャンス!私は一も二もなく、承諾しました。
 第一回目の漢字学習の予定日が近づきました。授業の準備を…はりきっていた矢先、急遽の入院。「漢字の先生大作戦」は、ガラガラと金属性の音をたてて崩れ去りました。どこまでも運の悪い奴だなあ私は!情けないけど、どーしようもない。

 ところで、技能実習生の「介護福祉士国家試験の筆記試験対策」で、どうして漢字を教える人が必要なのか?
 過去の筆記試験問題を見て納得しました。
 喘鳴(ぜんめい)、隣保館(りんぽかん)、包摂的(ほうせつてき)、伷塞(ちゅうそく)・・・。
 日本で教育を受けた大人でも、あまり馴染みのない漢字の数々。技能実習生には、大きな壁でしょう。 
 技能実習生は「ふりがな付き問題用紙」で受験することもできます。しかし、読めたところで意味が分かるかなあ?
 介護福祉士国家試験、「問題文の漢字」が難しい!介護福祉士の皆さん(出身の国を問わず)は、この難関を突破してこられている。漢字力に敬服するしかありません。


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