もて木みち子 オレンジニュースブログ版

今年のキーワードはゆっくりやさしく社会を変える

市民アンケートに関する議論は公開しよう

2011-08-10 | マイ日記

図書館をめぐる、議論、あるいは意見交換のプロセスに注目が高まっているが、やはり市民アンケートをとるらしい。

そもそもアンケートをめぐる問題は、昨年の市民アンケート中、歴史美術の杜構想の中で、図書館をめぐる設問中、交通アクセスが悪い、道が狭く分かりにくいということから、移転するという、割合が多いということが、移転の理由とされた。

その後、耐震や積載荷重、さらに中央館としての機能低下で活性化にはつながらないという、活性化委員会の意見があったが、教育委員会としては、あくまでも基本方針は変わらないとして、補正予算で500万を計上したのが6月議会。6月議会で賛成多数で可決され、もうだめかと思った直後から状況がかわってきた。

賛成しておきながら、執行停止して市民アンケートで意見を聞いてからにするという。だったら、予算に賛成するな、といいたいところだが、賛成した議員さんのほうから、アンケートの話はでてきたようである。

そして、明日の臨時教育委員会で、そのアンケートについての提案と意見が出されるという話をきいた。

ということは、もはや、アンケート案は作られているのか。

一体どんなアンケートなのだろう。そして教育委員会としてどんな判断をするのか、市民としては関心のあるところである。

教育委員会は原則公開のはずである。ぜひ公開にして傍聴も認めていただきたい。

市民は、どんなプロセスで、どんなアンケートをとろうとしているかに注目している。

どんな目的で、誰を対象にしたアンケートなのかを、知りたいと思う。

去年の変な、アンケートで、市民の意見を聞いたということで、計画を強行しようとしたことが、今回の迷走につながっている。もうこんな失敗は繰り返さないようにしないと、ますます、迷路にはまる。

きちんとした情報公開や、論議もせずに、市民アンケートを根拠にことを運ぶようなことは、議会軽視だし、それを議員が提案したとすれば、自らの責務を軽んじているといわれても仕方ないだろう。

政策提案の議会というなら、具体的なアンケートの提示もしたらいかがだろう。

19日に予定されていて公開されるということで注目していた、市長との政策懇談のテーマに図書館を含む歴史・美術の森構想があると、議員さんに聞いたので、その話を聞いてからとおもっていました。それが、急にテーマがかわったらしい。神戸電鉄の問題にかわったということだ。神戸電鉄も重要な問題なので、議論していただくことは歓迎だが、それでなぜ、歴史美術の森、図書館ははずされるの?

アンケートをとるから、なんていう理由だったら矛盾してますよ。アンケートについてもっと議論すべき。

ちなみに私は、アンケートするより、もっと議会も行政も、市民と意見交換して、基本構想をたてるべきだと思います。


アニマシオンを図書館に

2011-08-10 | マイ日記

アニマシオンということばをご存知ですか。

この言葉を知ったのは、もう15年くらい前でしょうか。まだ私がおやこ劇場の事務局をしているころに、増山均先生の本で知りました。子どもの権利条約のことが話題になっていた頃です。

本には

アニマシオン、スペイン語で、イキイキ、ワクワク、ドキドキ、といった心身の活性化を生み出し取り組みへの主体性と生きる活力を引き出していくこと

とあります。

このアニマシオンをこどもの読書へのアプローチに取り入れた活動が、各地であります。

よみきかせやブックトークほどポピュラーではありませんが、どんなものか知りたいな、とずっと思っていました。

偶然、県の図書館で、その講座があることを知り、問い合わせましたがもう申し込みは終わっており、残念。

しかし、「読書で遊ぼうアニマシオン」本が大好きになる25のゲーム」の翻訳者である青柳啓子さんとのアニマシオンのつどいに参加する機会にめぐまれました。

退屈な読書から、積極的な読書へと言うキャッチもあるように、子どもたちとゲーム感覚で遊んだり、一緒にかつどうしたりしながら、より深い読書へと導く方法です。

そのやり方については、具体的にいろいろあるようで、これから学んでいきたいと思っていますが、図書館での活動のひとつの方向性にこの考え方は使えそうです。

そう思ったらヒントはいろいろ。

ワクワク、どきどきする図書館をめざして、私たちのできることを実現していこう!