もて木みち子 オレンジニュースブログ版

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知の広場 図書館と自由

2011-08-18 | マイ日記

図書館を考えるうえで、いい本がまた見つかった。それがこの本

知の広場 図書館と自由 アントネッラ・アンニョリ 著 みすず書房 2011・5

今年出版されたばかりなのだけれど、もう三木の図書館に入っていた。それがちょっとうれしい。さてこの本、イタリアの図書館員による著。そんな外国の本、三木の参考になるん?という声が聞こえそうだが、それが、なるんです。

知の広場――図書館と自由

まずこのタイトルからして、いきなり問いかけてるでしょう。

三木の図書館が、はたして『知の広場」になるのでしょうかってね。

今朝の神戸新聞に「アンケートをとる」という記事がありました。

無作為に選んだ18歳以上の市民1500人

図書館の移転費2億1千万、教育センターの移転費用1億3千万、歴史博物館の費用1億1千万だそうです。

あれ、これだけ?じゃないでしょうけど。

歴史文化の杜構想もきちんとできていないし、図書館の活性化構想だってまだです。耐震診断をするからと、中断されているはず。

一方議会では、教育センター移転のための設計費や、教育センターの耐震調査費は可決されています。

そもそも市民の間でと行政と議会の間で、三木の図書館にどんなイメージをもつのかさえ共有されていない。たとえば、図書館が「夏暑いから受験勉強に行ったところ」というイメージしかなかったら、図書館のイメージは全く違うものになるはず。

図書館が『知の広場』というのは、それとは全く違う図書館のイメージが描かれているというわけ。

そんな中で、一体何をアンケートで調査しようとしているのでしょうか。注目です。

三木市が「知の広場」に、どれだけのセンスと認識を持ち合わせているかですね。