私といえば図書館といわれるくらい図書館のことはやっていますが、実はメインの活動は、別のところにあります。しかしこうしたブログなどネット上で公開できることではないので、「言いたいことはたくさんあるのに・・・」と思いながら、日々仕事しています。
しかし一方広報しなければならないことはいろいろあるわけで、そのはざまで選びながらお伝えしていきたいとおもいます。
今回紹介したいのはこの
「女たちが動く 東日本大震災と男女共同参画の支援」 みやぎの女性支援を記録する会[編著]21012年5月10日発行したばかりのホヤホヤの本
みやぎの被災した女性たちが同じ場で被災した女性たちの支援に取り組んだ記録
男女共同参画の視点で行政と市民協働で取り組んだ記録
従来災害時に着目されなかった、ワークライフバランス、セクシャルマイノリティ、こどもと大人の中間に位置する若者たちの視点(ガールズなどの活動で注目された)での記録
など、たくさん出ている震災関連の本の中で、表に出にくい視点をきちんと記録した本である。
ともすると非常時に、男女共同参画だの、ワークライフバランスだのと言っている場合か、そんなのは二の次という論議が出てきがちであるが、それらの視点が支援にはとても必要なのだという視点が貫かれている。
一年を経過した時点でこのような本が出版されることに敬意を表するとともに、たくさんの人に読まれてほしいと思う。特に三木女性では防災の会議に、女性が複数はいったと聞く。
女性が入ったのは評価したいが、女性の視点とは何なのかを、十分に学習検討していただくためにもこの本は役に立つと思う。
男が避難所のリーダーで、女は炊き出し係の固定化という発想だけではだめなのだ。
本書のご紹介誠にありがとうございます。是非各地の皆様にご覧いただければ嬉しいです。男女共同参画・ジェンダー視点としての震災・被災、いままでとは拡大して語ったところも特徴です。
被災女性が被災女性を支援する、という困難をどうやって乗り越えたのか、もリアルにわかります。どうぞご覧ください。
目次などは、弊社ホームページにてご覧ください。ご注文もここからどうぞ!