もて木みち子 オレンジニュースブログ版

今年のキーワードはゆっくりやさしく社会を変える

市民主体のまちづくりは新時代を切り拓くか

2009-11-30 | Weblog
「まち研明石」20周年のつどいが明石市のグリーンヒル明石で開かれた。参加者は200人くらいはいただろうか。明石市の市民、行政職員、議員、組合の幹部、企業の方、県職員など他業種の方たちが一同に介しての集まりだった。
まち研明石は1989年にまちづくり研究会として立ち上げ、その後明石まちづくり研究所と改称したが、毎月2回の定例会を重ねて、その回数は440回になろうとしている団体である。

シンポジウムには
井戸兵庫県知事
北口明石市長
中川加西市長
清水播磨町長
古谷稲美町長
がパネラーとして参加。
市民主体の街づくりと行政の役割について討論がなされた。
討論というより、それぞれの立場での報告と現状把握、今後の方向性という形を
それぞれが話されたという印象だったが、これらの市町に近いわが三木市の首長なら、どう語られるだろうか、などと思いながら話を聞かせていただいた。

感想
シンポジストのメンバーもさることながら、参加者の多様なメンバーが一同に介して、「市民主体のまちづくり」を市民の団体が主催されることが、すごい!と思った。今回コーディネーターをつとめられていた代表の松本さんは、かつて現明石市長と、市長選を争っていた関係である。行政とこの団体は必ずしも親密ではなく、
緊張関係もあったと推察される。しかし、それはそれとして、きちんと論議の場に
招き、またそれに答えて参加するという、大人の関係ができていることに敬意を表したいとおもう。
 1部のシンポジウムでは、タイトルにあったように、市民主体のまちづくりとは何か?というところからはじまり、どのようなしくみをつくっていったか、というようなやり取りがあり、財政や情報開示、市民が参加しやすいしくみづくりなどが出された。
 特に予算編成時の、議会や市民への情報公開や、広報のしかたなど具体的なところに関心があった。

 振り返って三木では、こうした論議の場が極端に少ない。同じグループ、集団では論議しているのかもしれないが、違う立場の人と、同じテーマで継続して論議していくことが、あまりに少ない。だから、お互いの非難や中傷が先行するような気がしてならない。
 それは議会にも言えることで、何が市民の要求であり、声なのかを、しっかり捕らえたうえで論議しなければならないと思う。
 

秋の京都で

2009-11-28 | Weblog
秋の京都は観光客でどこもにぎわっているようです。
きのうは、京都の全日空ホテルへ。といっても目的は観光ではありません。

近畿弁護士会連合大会シンポジウム 第一分科会
「性暴力被害者への法的支援の現状と課題」というテーマでシンポジウムがありました。
シンポジスト、コーディネーターとも、現在の関西でいや日本で活躍する最前線の方々が一同にそろったシンポジウムで、性被害者への支援についての意見が交わされました。全員女性。会場は2対8ぐらいの割合で女性の参加が多かったです。
まず、驚いたのが資料の豊富さ
なんとA4版543ページの資料が全員に配られました。その中身も充実していて
(といってもぱらぱらめくっただけでまだ全部は目を通せません!)
それだけでも京都まで行ったかいがあるというもの。
性暴力は、まだまだその定義さえあいまいで、隠されていることが多いため、支援の手が差し伸べられていません。
しかし、DVや児童虐待などとも密接な関係があり、被害者へのダメージがとても深いことから、なんとか支援する方法を考えなければなりません。
今回は法的な立場からのアプローチでしたが、医療や福祉、あるいは教育などさまざまな観点からのアプローチが必要です。
私も、政治の片隅に身を置く一人として、何らかの動きをしなければならないと考えています。パネラーのおひとり、森田ゆりさんの『傍観者であってはいけない」
ということばを重く受け止めました。

午後からはプチ京都観光をして、自然の色彩と味を楽しんで帰途につきました。

関西子ども・若者支援フォーラム

2009-11-27 | Weblog
きのう尼崎のアルカイックホールミニで開かれた
「関西子ども・若者支援フォーラム」に参加してきました。
主催は宝塚NPOセンター
フォーラムでは
宮本みち子放送大学教授
山本誠川西高校教諭
佐伯隆義こうべユースネット、若者自立・就労支援事業統括責任者
杉原和子精神保健福祉相談員
どなたもそれぞれの分野で支援をされてきた方々で今年6月に成立した
『子ども・若者育成支援推進法」を活かすためにこれから何ができるのかという視点でのフォーラムであったと思う。
コーディネーターの白水産という方がきちんと把握され人選されており、中身の濃いフォーラムであったと思う。
これから自治体がどうこの法律を施策に取り入れようとするのか、三木市ではほとんどこれからのことなので、関心があった。
今までの少子化、子育て支援、いじめ対策、不登校、ひきこもり、自殺防止などなどと関連しながらまた別の視点で、検討していく必要性を感じる。

夜はおり~ぶの会
12月5日に開かれる、映画会のまえに4人の当事者の方が発表をされることになっており、その練習を兼ねて、発表を聞かせていただいた。
おそらく、多数の前でご本人が発表されるのは、三木では初めてのことだと思う。
そのために入念な準備と打ち合わせを重ねて来られている相談支援センターのおふたりには頭が下がる思い。
発表を聞かせていただいて、みな静かな感動。その場では涙とか見せてはいけないなと笑顔で対応していたが、思い出しながらこれを書いているだけで涙が出てきた。長い長い時間をかけて回復の道を今でも歩んでいる彼らの声を、ぜひ多くの人に聞いてほしいと思う。

秋の3連休

2009-11-23 | Weblog
あっという間に終わってしまった秋の3連休
しかしそれなりに忙しく充実していました。
1日目 市民活動センターでおこなわれた、ボランティアフェスタに、アクティブシニアグループとして参加。紙芝居やお手玉などで遊ぶコーナーを担当。
今年は、会場が変わって室内でおこなわれたことと、アクティブシニアがまとまってブースを持ったことが変化。緩やかにまとまりながら、活動していけるといいのではと思わせてくれました。

2日目。同じくボラフェス。この日は集い2『企業と市民活動者!相互メリットの社会貢献活動を考える」企業と市民活動・ボランティアとの協働を考える最初の一歩の集まりでした。企業や行政の参加が少ないのは残念でしたが、三木のまだまだ未開拓の部分なので、これからに期待したいところです。
午後からは,精愛園にて、ブルーベリーの植え付けボランティア。これは三木中央ライオンズクラブの活動。雨のなかではありますが、20本のブルーベリーの苗木を植えました。

3日目、三木山森林公園音楽ホールにて『第2回音祭り』
朝から、夕方まで、プロ、アマ、いろんなジャンルの音楽家たちが出演。
三木で活動しているミュージシャンもたくさんいることを改めて知ることができました。後半ベーシーさんゆかりのミュージシャンたちのジャズ演奏は圧巻!とうとう最期まで残ってみてしまいました。

3日間を通して感じたのは、三木には人的資源がたくさんあるし、活躍もしているけれど、まだまだその財産を活用して、三木を元気にするところまでにはいってないかなというところ。せっかくの人的財産をもっと輝かせるためには、なにか仕掛けがいるのでしょうね。

おまけに宿題までいただきました。
自然の中で遊ぶ企画をしてほしい!
森のようちえんのような・・・。
子連れのおかあさんからの希望でした。
アクティブなママ・パパたちが活躍できる場作りですかね。

ほっこりする時間と空間

2009-11-19 | Weblog
三木市の掘光美術館へ
今、岩田健三郎さんの作品展を開催中です。
姫路在住で神戸新聞への連載もされていたという氏の作品は、あたたかく、懐かしい。三木の美術館の空気がぴったりで、ほっこりする時間が流れます。
市外のお客さんも多く、坂道を道に迷いながら着ましたという方もおられました。

展示作品の中で、本にもなっている
「なくなりつつあるモノ でも心に残るモノ」
は色刷りの版画で、「なるほどそうやなあ」と思わせるモノを描いた作品連
「どこかにわすれてきたモノをさがしにどや?」
とおっさんこと岩田さんが誘っています。
秋のひととき、上の丸の美術館にどうぞ足を運んでみてください。
紅葉も美しく散策にはもってこいですよ。
忙しさに追われて、大きなドジをしてしまって、落ち込んでいた私にとってのいい出会いでした。

さあ、きょうも忙しく出発!です。

総務文教常任委員協議会

2009-11-17 | Weblog
午前 教育委員会所轄、午後企画管理部と市民ふれあい部の説明

●学校給食アレルギー対応マニュアルの策定とその活用について
 ようやく三木の学校給食対応マニュアルができました。その活用についての意見が出ました。
私も医療機関との連携や活用方法についてききました。
またアレルギーのため給食を取れない家庭のための給食費の取り扱いや説明会について質問が出ました。マニュアルで共通理解ができるのは、一歩前進。今後その活用について、みていきます。
アレルギーの子どもをもつ保護者にとっては切実な問題です。具体的に気になるところがあれば教えてください。

●青山公民館図書コーナーについて
ようやく工事着工、完成は3月末になる見込みです。
しかしオープンは6月中旬ということです。
説明によると、職員の配置や、図書の購入は来年度予算でないとできないとか・・・。しかし現在の書籍もあることですし、なるべく早いオープンを望みたいですね。

●三木市別所ふるさと交流館の竣工式典について
12月23日に予定。
その竣工式およびイベントには意見あり。
今後の計画を見ていきます。

じゃがいもの家収穫祭

2009-11-16 | Weblog
11月は各地行事の多い季節です。
きのうは青山文化祭に参加。各種展示や発表でにぎわいました。
同日、口吉川のじゃがいもの家で行われた収穫祭も、例年の参加です。
ちょっと肌寒い季節の中、飲み物担当(実際は三木中央ライオンズのメンバーが担当)しながら参加しました。各作業所やボランティアも参加して和やかな雰囲気の中で開催されました。
 じゃがいもの家の収穫祭のよさは、安心できる空間のなかで、時間がゆっくりと流れていくこと。日ごろ、成果や効率や利益だけが求められる社会のなかで、障がいを持つ持たないにかかわらず、ゆっくりとしたやり取りがたのしめるのは、じゃがいもの家収穫祭のよさです。
 お財布をしっかりにぎりしめて、お買い物を楽しんでいる、当事者の方々や、久しぶりの再会に笑顔でやり取りをしている人たち。
 私にもうれしいことがありました。ずいぶん前に、ボランティアで小学校の特別支援クラスに絵本のよみきかせにいったことがあります。
 そのときの少女が声をかけてくれました。
「もてきさんですよね。選挙にでたとかきいたんですけど、うかったんですか?」
「うん、おかげさんで議員さんしているよ」
「そうですか、それはおめでとうございます」

今まほろばで働いていると話してくれました。あの時「百万回生きたねこ」をとても気にってくれたsちゃんとそんな会話ができるくらい彼女も大人になっているんですね。

長いこと、ボランティアを続けてきてよかった!と思った瞬間でした。
そして彼女たちに議員として認めてもらうために、きちんと仕事をしていきたいなと思いました。

シングルマザーのための元気の出る講座

2009-11-14 | Weblog
タイトルのような講座が今日14日午後1時半から神戸市すまうら文庫でありました。ウィメンズネットこうべ主催。
シングルマザー立ちのための連続講座10回シリーズの6回目
『大人のための絵本講座』を担当しました。託児つきの講座だったので
現在まさに子育てまっさかりの人から、子育ては一段落だが、離婚係争中などさまざまな立場の方が参加。絵本を媒体に自分の思いを少しかたりあうことができました。みなさん、とても真剣に生きていて、未来に希望をつなぎたいという姿勢が感じられました。でもいつもいつも前向きにがんばることがしんどいときもあるよねそんなことを共有できたらいいな、と思いました。
そんな一助になったのかどうか・・・。皆さんの真剣なまなざしを受け止めきれたかどうか・・・。私にとっても真剣勝負の講座でした。

5万円の重み

2009-11-13 | Weblog
市民活動支援事業に係る意見交換会
午後7時から市民活動センターにおいて集まりがありました。
市の市民活動支援金を受けているのは今年度143件。年々増加の一途をたどっています。そのグループから代表者などが集い意見交換会がありました。
今日はその2回目。最高5万円の支援を受けているグループがそれぞれの課題や改善点などの意見を出し合いました。
市民がそれぞれ、自主的にそれぞれの活動に取り組まれ手いるKとには頭が下がります。そしてほとんどのグループの活動にとっての重要性を語られました。
みなさん、日常の中で自主的に活動されている方たちなのでその意見には耳を傾ける必要のあることばかりです。
感心したのは、どのグループも足の引っ張り合いをしたり、行政にただ文句を言うのではなく活動の中で、前向きに活動を考えられていること。意見もただ傍観者的にあれこれ言うのではなく、活動の中に生かそうとされています。
市民の力といいながら、まだまだ行政はその力を本当に信頼し、活用するノウハウが不足しているように感じます。
市民活動は市民の活性化の力です。
それぞれの意見を柔軟に受け止めて、みんなが気持ちよく働けるように、お願いしたいものです。

三木でも事業仕分けしてみたら

2009-11-12 | Weblog
 国の事業を見直す「事業仕分け」2日目今日もまちづくり交付金や、子ども未来財団の基金など、見直しの事業が相次いだ。
 結果については必ずしも全面賛成ではないが、この手法は地方自治体のほうがより重要ではないかと思う。
 以前のブログで加西市の事業仕分けを見せていただいたことを報告したと思うが
一番の効果は、行政が市民に対してどう情報公開し、説明責任を果たすかだと思う。何のための事業で、どの様な効果があるのか、それを説明する行政の職員側も、それを事業仕分けという形で判断する市民の側も、その力が試されると思う。
今は特にそうした判断力が求められていると思う。
 たとえば三木市で実施したらどうなるだろう。そのプレとしてわが会派で勉強会という形でしようという計画があるが、具体的にどの様な項目を行うのかまだ決まっていない。バーチャルな世界ではなく、実際に三木市で事業仕分けがおこなれるとしたら、どんな事業があげられるだろうか・そしてその成果は?

坂出市立病院はチームで成果

2009-11-11 | Weblog
 議員たちの集まりである公友人会で、視察のため坂出市立病院へ
この病院はかつて毎年多額の累積赤字を抱え、今後の運営がままならぬ状況にまで陥ったとき、経営の建て直しの役割を担って就任した院長の手腕により、やがて黒字に点じ、現在でも市からの繰入金なしに病院を経営している。
 訪れた病院は、古く狭く、決して恵まれた状態にあるとはいえない。しかし、職員の意識調査からはじまり、病院の基本理念に基づいて、『かわらなきゃ」というキャッチフレーズのもと、改革に着手した。
 その具他的な改革というのは、個人の意識改革を進めるのはもちろん、チームで動ける、6会議、28委員会、8部会というように、医師や看護師事務職など、
それぞれの用途にわたりチーム活動を軸にして組織運営を進めている、
とのことである。

小野女性議会へ

2009-11-10 | Weblog
 小野で開かれた女性議会へ傍聴に行ってきました。
議員席は全員女性、といっても、今日1日の選ばれた女性たちが、市長初め理事者側に質問を行うというもの。議長もメンバーの中から選ばれ、1時から5時までびっしり4時間、熱い議会の審議が繰り広げられました。
 小野市が実施したのは、今回4年ぶり3回目ということで、毎年ではないながら、継続して行われていることにまずは敬意を表します。
 小野市議会には実際に女性議員がいません。これだけ熱心な女性たちがいるのにどうしてなのか不思議ですが、逆に20人中女性3人いる三木市が、女性施策が進んでいるかといえばそうとはいえない現状があります。
 10月30日から参加した堺市での日本女性会議でも、たくさんの女性たちに出会い、まだまだ女性の社会的な立場は平等になっておらず、これからも、女性たちが自ら声を上げ、活動していかなければと痛感しました。
 三木でも、市長選にむけて、動きが始まっているようですが、女性の施策についてどうお考えなのかを、お聞きしていきたいと考えます。
 今日の女性議会でも、子育て支援、若者対策や、障がい者、高齢者などの施策の質問が相次ぎました。
 さまざまなところで三木や近隣の市町との比較などが出てきて、逆に三木市のことを考え直すきっかけにもなりました。