もんく [とある南端港街の住人になった人]

支援の前に

少子化が問題視されるようになってから「子育て支援」と言う議論も頻繁に目にするようになった。子供を産んで育てたいけれどそれができない人々への支援と言う意味だ。

しかし、その前に「子育ての方法」知ってますか?
私は知りません。
なぜなら学校で教わらなかったからです。


犬は誰にも教わらなかったとしても子供を産んでお乳をやって子供が大きくなるまで育てることができる。日本では、大前提として人間も犬と同じで子供を育てる事は自然にできる、と考えられている伏しがある。

子育てに関する雑誌が発売されているような現在、実際に人間は自然に子育てができるか?と考えると、それにはかなり疑問がある。多分そんなに自然にはできないだろう。なぜなら人間は犬よりも生まれた後に得る、得なければならないものが多いと思うからだ。

それに何より現在の自分の生活を見る中で子供のいる生活、子供の育て方、教育その他わからない事だらけで、まずそれが快適な生活とは考えられないしどちらかと言えば怖い。そんなところに支援と言っても、誰も通らない山の中に広域農道を作るのと似た感じがする。


私は少子化が進むから子供をどうにかして増やすべきだ等と思わないのだが、あえて支援などするのであればその前に「教育」の中で子育てや子供のいる生活、そのあり方のようなものを教える機会を作ったらどうかと思う。以前はおばあちゃんや近所のおばちゃんがやって来た事を教育が肩代わりしても良いはずだ。今から誰かにお婆ちゃんの代わりをしろなどと言ってすぐにしたい思う人がそんなにいるとは全く思えないから。


そうでなければ子育てをしたいと本当に考えている方々だけに支援した方が良いかもしれない。例えば3人目以降の子供に限り公立なら大学までの学費が全額無料にするなどである。子供を育てたくない人間に作りなさいと言うよりは、子供がたくさん欲しくて2人まで作ったけれど経済的にこれ以上無理だと思っている人を支援した方がより有意義のはずだから。

とにかく私は支援されたくも無いし、子供を育てるための何かの集まりにも参加したくはないと言うことだ。


子育ての悩み~個人主義思想こそ悩みの最大の原因~を読ませていただいて書いています。

コメント一覧

orang-u
支援したいです
なるほど、そんなものですか。お子さんに感謝ですね。それでも私は踏み切れません。



私の弟も子供4人です。同じ家庭で育った兄弟(それも年子)なのにどうしてこんなに違ったんでしょう。



4人では本当に教育費がたいへんですね。私の払った税金がそういう子供達のために使われるのでしたら歓迎なのですが。
ちはや
支援されたいです
見通しの聞く範囲が極めて短い私は、夕べも4人いる子の3rdと4thの間に分け入って寝て、窮屈さに幸せを感じたりしたけど、しだいにやつらが大きくなってきたら学費もろくに出せない親だってことに気付いて反抗するだろうなあ。



私は子育ては子に習いました。特に1stには至らなさがゆえに迷惑をかけたと思います。
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