もんく [マレーシアで働いて13年→2022猫を連れて日本]

映画「Batman Begins」-正義バカではいられない

ヒーローも単なる正義バカでいる事を許されない時代になったようだ。

昔のヒーローは悪を憎み敵を倒す単なる正義の味方であって、その働きに感謝されるだけの存在であった。正義を愛して悪と戦う動機を問われる事は無かったものだ。

しかし時代は進みヒーローも背中のファスナーを開けられて私生活の隅々まであからさまに晒す必要に迫られる。ヒーローにも人間味が必要なのだ。幾本ものマイクを突きつけられ「あなたの正義への動機は何だったのですか?」「あなたの私生活はどのようなものなのですか?」と。

この手の映画を作っているのは子供時代にヒーローを映画でテレビで漫画で見せられていた世代だ。子供なりに興奮して見ていたけれども同時に背中にファスナーがあることも知っていた。その疑問には大人は答えてくれないし、その事実を無視して楽しむ大人っぽいやり方も身に付けていた。しかし心の何処かにはその?が燻ったままになっていたのだろう。時は過ぎ、自らがその疑問に答えを出すべき存在になった時、ヒーローの仮面を自らが剥いでみせる。それもヒーローの尊厳と夢を残せるやり方で。

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アメリカの正義感覚を象徴するのがバットマンであろう。
強大な力(財力含む)を持ち、的に恐れられつつ正義の拳を振り下ろす。それを裏付ける夢のテクノロジー。これぞアメリカンヒーローなのである。

(結果:面白いんじゃないかな)
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