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もんく [マレーシアで働いて13年→2022猫を連れて日本]

映画「Snow White and the Huntsman (邦題 スノーホワイト)」

2012年のちょっと古い映画なのだけれど、先日近所のDVD屋さんで5枚いでRM10(270円程度)だったので買ってみた。5枚中の1枚。なぜかリージョンが違うはずなのに日本語吹き替えと字幕も付いていた。理由は不明。

これは、普通に白雪姫の実写版かと思って観たら全然違っていた。それは別にそれでも全く構わないが、何かお話がB級映画っぽい展開になっているのにCGや特殊効果はけっこう良く出来ていて観ながら頭が混乱してしまった。普通お話がB級だと画面も凝っていないはずで、幻想的な場面等だと砂漠とかどこかの森なんかでロケをしてそれらしさを出すだけだったりする。でも、これはちゃんとできている。なぜ?B級じゃないの?

と思って調べてみたところ、ちゃんと巨額予算が付いたA級作品として作られたらしいと判明。ホントかよ?!

少女が美しくて評判で大きくなっても美人はまあ許せる。だって歴代王様は妃に美人を選らんでいたからどう転んでも娘は美人しか生まれない、でもいい。製作者が日本贔屓だったり宮崎アニメを好きとかオタクって理由でソメイヨシノが咲いたりもののけ姫の一場面がそのまま出てきたり、それもまあ、仕方ないかもしれない。

でも、1番大事なのは主人公の心の動きに共感できるかと言う点だけれど、逃げている数日と言う短時間でショックな出来事があるにしても、心の成長とかそう言うのはどうもちょっと無理がある気もするし、妖精に会ったり導かれてもそれでどの程度本人に影響を与えているかがわからない。「私にできるかしら」から「私に従う者はいるか」までがずいぶんと弱いので先にストーリー用意されてて追ってるなと感じてしまう。


もう1つ。これはちょっとどうかな?と思う事は、女性の美しさの基準が「見た目」のみでOKに一貫してなっている事。スノーホワイトも悪役ラベンナも外見が美しいと言うわけで、それには何の対立軸も無い。

仕方ないよね、どっちも競うほどの美人て設定だし。この2人の争いって事だとどこから誰が来ても三つ巴にはなり得ない。

女性しかいない村に到着した時にそこの女たちは顔にキズがある。そのキズは美人と言う事で拐われない為に自ら付けた傷。顔にちょっとキズがあるだけでもう美人コンテストには出られない。顔にキズがあってミスユニバースに出られるかどうか知らないが、そう言う基準で全員納得?例えば肌色が暗めの人の場合、例えばちょっと体重が多い場合、足のサイズが平均より大きめ....

たまたま、理由はよくわからないが、スノーホワイトが勇気があるのとちょっと知恵が回る人だし、妖精に認められる何かがあるからそれも美人の要素に加味されているかな?と思わないでもないが、ここはけっこう気持モヤモヤポイントだ。


それと、どうもちょっと終わり方が中途半端になっていてエンドロールの後にもう1つ何か展開が?と思って観ていたが無かった。きっと次回作作りたいんだな?と思ったけれど、もう2019年末だからもしかしたら2作目の続編が出ているだろうか?(誰か教えて)


それにしてもお姫様と言うのはかように特別なメンタリティーを持っているものなのか?自分とはずいぶんと遠いところにいるらしい。

2作目?また安売りになってたら観ます。
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