もんく [マレーシアで働いて13年→2022猫を連れて日本]

守ろうとするもの

AFPのニュースによれば、中国政府が自国のテレビ局にある通達を出したそうだ。その内容は放送で英略語の表記を使わないようにとの事。

ニュース記事で例としてあげられていたのはGDP(国内総生産)、NBA(米プロバスケットボール協会)、CPI(消費者物価指数)、WTO(世界貿易機関)などでこれらを全部中国語で表現するのは大変かも知れない。日本でもこうして()付きで書かれていることも多いからできない事ではないだろうけれど。

と、まあ、それはそれでどうにかなるはずだけれども、ニュース記事の下の方に書かれていた一言にとても興味を引かれた。いやいや、もっと単純に面白いと思った。

全国人民代表大会に政策の助言を行う中国人民政治協商会議のメンバーで中国国際出版集団の編集長も務める人が言った言葉。
「中国語への英語の混入を止める手段を取らなければ、数年後には中国の純粋さが失われてしまうだろう」

おもしろポイントはこれ。
(1)そんな事までして保護しなければならないほど中国の文化は脆いものなのか?
普段は中国4000年の歴史がどうのと言っているのに、4000年の積み重ねも一瞬にして吹き飛んでしまう程度のものと、当の中国人が認識していると思うと......たいへん笑えます。

(2)大陸に住む中国人は違うらしいけれど、そこから出て行った中国人の多くは英名を持っていて普段からその名で呼び合っているし生活もしてしまっている。そうなったのだって、詳しくは知らないけれども歴史から見ればかなり最近の事のはず。そう思うとその編集長氏の言い分は確かに正しいのじゃないかと思えてくる。まさか自分の名前まで英語化してしまうのだから......。編集長に座布団1枚。



キャサリンさんが驚いていた日本のニュース。「スマートフォン不要論」が若い人にけっこう多いらしい。携帯電話で充分と言う意見も多かったと書いてある。

携帯電話で充分とは.....どんな事に携帯電話を使っているのかと言うと(ここからはニュース記事範囲外)、ある調査によればメールはPCからより携帯電話からの方が多くて8割、音楽や映像をダウンロードするなりして見るのは僅差で携帯電話の方が多い。ニュースと天気予報のチェックは大差で携帯電話。交通情報も携帯電話が優勢。ゲームはPCと同程度。

おいおい待てよ、それはもう携帯電話とは言えないだろう。携帯電話だと思って使っているのはそれはスマートフォンだったんじゃないか? こうして海外で生活していると携帯電話とスマートフォンの間にはちゃんと違いがあるのが分かるけれど、日本だと携帯電話はもう普通にインターネットに繋がるわけだし、小さなソフトもインストールできるわけだから元から立派にスマートフォンなのだと思う。

それで何が不要論なのかと言えば、実は高機能を売りにした携帯電話が高いとかそうした便利な機能を使ってしまうと利用料金が"知らぬ間に"高くつくと言うのが本音なのではないかと思えてくる。電話機が高いのは仕方ないとして、"知らぬ間に高くなる"と言う部分をどうにかしたら不要論じゃなくなるのではないだろうか? 



キャサリンさんの古ソニーパソコンは前回の調整でかなり調子が上がったと言っていたが、慣れてくるとやはり辛いものがあると言う。仕方ないのでPuppyのCD(自分でネットからコピーしたもの)を入れて電源ONで起動させてみた。

キャサリンさんの評価は速くて快適だと言う。そんなの当たり前なのだけれど、ただパソコンを使っているだけの普通の人はこれまでと何かがちょっと"違う"と言うことがNGの評価になってしまうのでキャサリンさんには遅くてもWindowsかなと思っていたが、Puppyでもインターネットを使うだけならOKらしい。(他は試していない。)Windowsであることを守る必要はなさそうだ。

Windowsじゃないと言ってもソフトは似たようなものだし、それと知らない人が見ればWindowsと一見区別が付かないようなところもある。当分これで行くことにしよう。電源ONのときにCDが入っているかいないかだけの差なのだから。(Windowsでのあの苦労と時間は何だったんだ....!)
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