もんく [とある南端港街の住人になった人]

少子化-議論の方向は

「少子化問題」の議論の方向は「将来の生産に貢献する人数の減少」から来る「日本の経済力低下の問題」それにともなう「税や年金の再配分の問題」解決策として「どうやって子供を増やすか」「子育て支援」「どうして子供を作らないのか」と言った方向に向いている。


そこで、全く別の方向を向いて議論をする人はいないものかと考えた。

1.「生産に貢献する人数の減少」が問題なのは、将来も現在の生産性、生産効率が維持されると考えているからである。将来の就労人口が減少しても問題無い位に生産効率を上げる事ができれば問題無いのではないか。もし2倍の生産効率を実現できたら就労人口は現在の1/2で済む。そう言った方向に話を持っていくならば、解決策は「子育て支援」等ばかりではなく、技術の問題として考えて良いことになる。

2.生産効率が大幅に上昇した代わりに就労人口が減少し税金や年金に問題が生じるのであれば「税制」や「年金制度」の変更が必要だ。将来の労働者が現在の2倍の額を稼ぐならば現在の2倍の税金をどうにかして引き出す必要がある。所得税を2倍にすると言うのではなく、取っても支障が無い部分から取るようにバランスを大きく変更するだけの事だ。現在の税制を元に将来を議論していても仕方ない。

3.子供の減少を言う場合に現在と以前の子育ての方法にどう言った違いがあったのかを考える向きもある。しかし子育てのためだけに昔のような生活スタイル戻る事ができるだろうか。無理だと思う。多くの人が現在の生活を手に入れるために昔ながらのスタイルを捨ててきた。大家族を捨てて核家族化し、田舎を捨てて都会へ出、地域との付き合いを捨てて隣に誰が住んでいるか分からないマンションに引っ越した。そして子供も捨てた。ネガティブな見方をするなら「昔に戻ろう」と言うべきだろうが、そうでなければ現在の生活スタイルの方が快適なのだ。
では子供がいない方が快適であるのならば「子供がいないのを大前提」として生活のスタイルや経済の仕組みも変えていけば良いのでは無いか。


後で書き足すかもしれません。(11/2 13:17)

子育て今・昔~集団あっての子育て~」を読ませていただいて書いています。

コメント一覧

orang-u
人類滅亡
やまずんさん、人類滅亡ってとこまで飛躍しないでやってください。子供のいない生活スタイルがあってもう一方では子供のいる生活スタイルもあるって事です。男と女はいつか結婚して子供を作ると言う以外のパターンもありってだけかと思います。要するにいろいろなやり方を皆で認めた上で社会のシステムを変えていく事が良いのではないかと書いたつもりです。少子化問題というと少なくなった子供の数を元に戻すことばかりに議論が集中するのが私にはちょっと変に感じられるのです。
orang-u
Re:おはようございます
ちはやさん、私が追記しようかと思っていた事そのままを書いていただきましたね。私もそう思います。年金や税収といった短期的課題で浮上した少子化問題ですが食料問題その他いろいろ含め考えるとバランスをとる力が働いているようにも思います。完全にバランスがとれるまで少し問題は起こるのでしょうが、本当にこれが問題なのか?と心の底では感じています。
やまずん@なんでやカード工房
http://plaza.rakuten.co.jp/nandeyakojyo/
こんにちは~!

なんで屋の日記を読んで記事を書いて下さり、ありがとうございます。



>しかし子育てのためだけに昔のような生活スタイル戻る事ができるだろうか。無理だと思う。多くの人が現在の生活を手に入れるために昔ながらのスタイルを捨ててきた。大家族を捨てて核家族化し、田舎を捨てて都会へ出、地域との付き合いを捨てて隣に誰が住んでいるか分からないマンションに引っ越した。そして子供も捨てた。



そうなんです!!そっくりそのまま戻ることは、無理ですし、不可能です。

その視点から、『じゃあ、みんなで子育てを現代に置き換えると、どんな感じ?』という日記を書いてみました(TBさせていただきました。)





>子供がいない方が快適であるのならば「子供がいないのを大前提」として生活のスタイルや経済の仕組みも変えていけば良いのでは無いか。

というのは、少し疑問を感じてしまいます。



子育てがなくなるってことは、人類が滅亡するってことなのではないかと思います。



「子供がいない方が快適である」というのは、

今の社会を生きていく上で子供がいることが面倒だからなのか、

それとも、そもそも人類は子供を産まないことを快適と感じる生き物なのか。

を考える必要があるのかなぁって思います。



ちはや
おはようございます
少子高齢化は問題か?

特に産業革命以降、増え続けてきたヒトっていう生き物を地球が支えきれなくなってきています。このまま増え続ければ、マルサスの人口論みたいに破綻するでしょう。

生き物としてのヒトという種が、バイオマス全体のなかでほどほどのボリュームに収まろうとするのは当然のことで、少子化自体は当然の出来事です。少子化がおきれば相対的に高齢化も当たり前です。



明治維新以降の列強に追いつけ追い越せ、昭和20年以降の戦後復興のころと同じように、社会の仕組みや役割を考えると、少子化が問題に見えてしまいます。
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