<たまには空港でランチを>
杵築で昼食をとらず、大分空港方面に向かった。
土日に有休を一日くらいプラスした日程での旅では、行く前も帰ってからも旅をしたと公言することはない。だから土産も買わずにすむ。通常の週末だけでなく、連休の場合も有休一日プラスくらいなら同じである。だいたいその程度の旅で土産を配ってたら「いいわねぇ」とか「えっ、またぁ」とか語尾伸ばし気味に言われて、なんとも煩わしいのだ。
ところが九州とか北海道への旅となると、滅多に行けないのであそこもここも行きたいということで、だいたい一週間くらいは最低休むことになる。
そうなると、黙ってそっと旅するというわけにはいかない。
職場にも了解がいる、ということは多少の迷惑がかかるので些少のお礼(土産)の心配をしなければいけない。親しいひとには土産を頼まれたりする。
これが旅での精神的負担になるのだ。だから旅の始めのうちに済ませて一刻も早く旅に集中したい。
そんなときに空港は便利だ。飛行機に乗るひととか送迎をするひとだけが空港を利用するとは限らないのである。
もっとも、土産だけを買いに空港に出かけるのではなく、その近くを観光したり、通りがかってとかのシチュエーションがいい。
空港の所在地である県の土産物なら網羅されなんでも揃っている。人気順位もわかれば、試食もできたりするので、ここ空港を利用しない手はない。
まずは、空港の綺麗なトイレをお借りする。
大分空港の土産売り場で、旅の土産のまず七割くらいをゲットした。
だいぶ気が楽になって、さて本来の目的、昼飯を食べることに。
空港は食事するところもその県ではそれなりの名店が揃っているが、そのなかでも、大分空港には知る人ぞ知る鮨の名店「海甲」がある。
ショーウィンドウには関さば、関あじ、城下かれいと書かれていて目を引く。
店の前には持ち帰り用の弁当や鮨が並んでいる。
もともと、ここを予定していたわたしは迷うことなく暖簾をくぐる。
昼の時間をたっぷりとずらしたので、カウンターもテーブル席も誰もいない。どこでもご自由にと云われて、テーブル席を選んだ。
鮨屋では「特上」を迷わずに頼むのがわたしのセオリーだから、ここでもそれを通す。
濃いめのお茶を啜っているうちに、ほどなく桶が運ばれてきた。
あっという間に平らげてしまうので、とりあえずちょっと目で楽しむ。
おしぼりで手をよく拭いて、食べ始める。わたしは箸を使わず指でつまんで食べる派である。手で握ったのを、手で食べるということでそれなりに理はかなっていると思っている。
どれもすごく旨い。
ネタは新鮮このうえなく仕事も丁寧にされてて、さすがに政財界、芸能人などが多く訪れる店だ。
「ここの特上鮨って、関あじとか関さばが入るんですか」
入り口の辺で、店に入って来た客が大将に訊いた。
大将の、「関あじ、関さばなどは時価ものだから別注となります」との答えに、そうですかと客は出ていってしまった。
関あじ、関さばはわたしも食べたい。だが、旅は始まったばかりである。ここは特上鮨でも贅沢をしていると思わねばなるまい。
特上鮨を食べきって、なるほど満腹感がちょっと足らない。もう少し食べたい。財布に余裕があるひとなら、関あじや関さばを別注で追加するのがよくわかる。
そう言えば、空港へ来る前に「富来(とみく)神社」に行ったことを思いだす。ありがたそうな名前に魅かれてついつい寄り道したのだった。
参拝すれば福運がつき、富くじ(宝くじ)がよく当たるそうだ。
いかん、年末に買ったジャンボ宝くじの当選番号をまだ確認していないではないか、あちゃー。
当たったら、こんどは絶対に関あじと関さばを追加注文するぞぉ。
→「杵築を歩く(1)」の記事はこちら
→「杵築を歩く(2)」の記事はこちら
杵築で昼食をとらず、大分空港方面に向かった。
土日に有休を一日くらいプラスした日程での旅では、行く前も帰ってからも旅をしたと公言することはない。だから土産も買わずにすむ。通常の週末だけでなく、連休の場合も有休一日プラスくらいなら同じである。だいたいその程度の旅で土産を配ってたら「いいわねぇ」とか「えっ、またぁ」とか語尾伸ばし気味に言われて、なんとも煩わしいのだ。
ところが九州とか北海道への旅となると、滅多に行けないのであそこもここも行きたいということで、だいたい一週間くらいは最低休むことになる。
そうなると、黙ってそっと旅するというわけにはいかない。
職場にも了解がいる、ということは多少の迷惑がかかるので些少のお礼(土産)の心配をしなければいけない。親しいひとには土産を頼まれたりする。
これが旅での精神的負担になるのだ。だから旅の始めのうちに済ませて一刻も早く旅に集中したい。
そんなときに空港は便利だ。飛行機に乗るひととか送迎をするひとだけが空港を利用するとは限らないのである。
もっとも、土産だけを買いに空港に出かけるのではなく、その近くを観光したり、通りがかってとかのシチュエーションがいい。
空港の所在地である県の土産物なら網羅されなんでも揃っている。人気順位もわかれば、試食もできたりするので、ここ空港を利用しない手はない。
まずは、空港の綺麗なトイレをお借りする。
大分空港の土産売り場で、旅の土産のまず七割くらいをゲットした。
だいぶ気が楽になって、さて本来の目的、昼飯を食べることに。
空港は食事するところもその県ではそれなりの名店が揃っているが、そのなかでも、大分空港には知る人ぞ知る鮨の名店「海甲」がある。
ショーウィンドウには関さば、関あじ、城下かれいと書かれていて目を引く。
店の前には持ち帰り用の弁当や鮨が並んでいる。
もともと、ここを予定していたわたしは迷うことなく暖簾をくぐる。
昼の時間をたっぷりとずらしたので、カウンターもテーブル席も誰もいない。どこでもご自由にと云われて、テーブル席を選んだ。
鮨屋では「特上」を迷わずに頼むのがわたしのセオリーだから、ここでもそれを通す。
濃いめのお茶を啜っているうちに、ほどなく桶が運ばれてきた。
あっという間に平らげてしまうので、とりあえずちょっと目で楽しむ。
おしぼりで手をよく拭いて、食べ始める。わたしは箸を使わず指でつまんで食べる派である。手で握ったのを、手で食べるということでそれなりに理はかなっていると思っている。
どれもすごく旨い。
ネタは新鮮このうえなく仕事も丁寧にされてて、さすがに政財界、芸能人などが多く訪れる店だ。
「ここの特上鮨って、関あじとか関さばが入るんですか」
入り口の辺で、店に入って来た客が大将に訊いた。
大将の、「関あじ、関さばなどは時価ものだから別注となります」との答えに、そうですかと客は出ていってしまった。
関あじ、関さばはわたしも食べたい。だが、旅は始まったばかりである。ここは特上鮨でも贅沢をしていると思わねばなるまい。
特上鮨を食べきって、なるほど満腹感がちょっと足らない。もう少し食べたい。財布に余裕があるひとなら、関あじや関さばを別注で追加するのがよくわかる。
そう言えば、空港へ来る前に「富来(とみく)神社」に行ったことを思いだす。ありがたそうな名前に魅かれてついつい寄り道したのだった。
参拝すれば福運がつき、富くじ(宝くじ)がよく当たるそうだ。
いかん、年末に買ったジャンボ宝くじの当選番号をまだ確認していないではないか、あちゃー。
当たったら、こんどは絶対に関あじと関さばを追加注文するぞぉ。
→「杵築を歩く(1)」の記事はこちら
→「杵築を歩く(2)」の記事はこちら
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