温泉クンの旅日記

温泉巡り好き、旅好き、堂社物詣好き、物見遊山好き、老舗酒場好き、食べ歩き好き、読書好き・・・ROMでけっこうご覧あれ!

津軽海峡フェリー(1)

2011-12-28 | ぶらり・フォト・エッセイ
自分の車で、首都圏から北海道へ行こうとするといくつかのフェリーがある。長距離フェリーとしては、新潟から小樽(約18時間)、茨城の大洗から苫小牧(約19時間)。関越で走って新潟発のフェリーを必ず使う、という知人がいる。なんでも船の中に大浴場があるのが気に入っているそうだ。大洗からというのは周りにはいない。また近距離・中距離フェリーとして、青森から函館(約4時間)、大間から函館(約1時間40分)、八戸から苫小牧(約7時間)、青森から室蘭(約6時間30分)の選択肢がある。まあ、けっこう選べるのだ . . . 本文を読む
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下風呂温泉 青森・下北

2011-12-25 | 温泉エッセイ
「あっちぃーっ!」脚をいれ終わったところで、あわてて埋め込まれた青い浴槽から板張りの床に転げ出る。掛け湯をしたときから、すごく熱いとは思っていたがここまでとは。四十五度を軽く超えていそうだ。数名の地元客は見ぬふりをしているが、いまの叫びが聞こえぬはずはあるまい。(ああ、いっぱしの温泉通をきどっているのに、まったく格好わるい・・・)加水して適温にしたいが、そんな雰囲気でもなさそうだ。よーし、こうなったら、なんとしても入ってやる . . . 本文を読む
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会津若松のカレー焼きそば

2011-12-21 | 食べある記
会津若松は広い意味での「食」について福島県のなかでも中途半端だそうである。わたしの言ではなく、地元在住の古いひとがそう言うのだ。「会津ラーメン」は、「喜多方ラーメン」の喜多方にまるで歯がたたないし、福島県のご当地土産になるような菓子については、郡山が上位をすべて独占している。 歴史ある郷土料理の「こづゆ」、「わっぱ飯」、「棒タラ煮」などがあるがパンチに欠け、大衆受けが期待できず「全国区」にはいまひとつである。そうして出てきた一品が、「カレー焼きそば」である。テレビがこれに食いつき、その番組を観て、わたしも待ってましたと食いついてしまった . . . 本文を読む
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古牧温泉 青森・三沢

2011-12-18 | 温泉エッセイ
青森の宿で、スコップ三味線にすっかりハマってしまった。古牧温泉「青森屋」という宿で、だ。この古牧温泉にはまだ破綻前、バブルのころに日帰りではいったことがあり、そのころのここの施設全体の敷地の広さ(二十二万坪)に驚いたものだ。夕食がすんでしばらく時間がたったあと、地下にある広場のようなところで、ショーが行われた。わたしがいったときには、賑やかの祭り囃子がちょうど終わるころだった。続いて、父娘による民謡や津軽三味線が終わると、このスコップ三味線が始まったのである。エアギターという「芸」と、曲をバックに流すところが同じであるがあとはかなり違う . . . 本文を読む
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薬研温泉 青森・むつ

2011-12-14 | 温泉エッセイ
フェリーが大間港に着き、薄暗い船倉から車が本州の明るい大地を踏みしめる。その瞬間、ようやくスイッチが入っていつもの活力ある自分を取り戻す。嫌いな船に乗るのでラビスタ函館ベイの朝食も少なめにしたため、解放されたいま猛然と食欲が湧きだすのだった。でも、まずは温泉にはいりたい。下北半島にある薬研温泉・・・は、かなりな温泉通でも首都圏あたりからここを訪れるのはかなりホネである。距離は約八百キロだが、下北半島はほぼすべて一般道だ。遠い・・・とにかく、「遠い」の一語に尽きる . . . 本文を読む
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洞爺湖温泉

2011-12-11 | 温泉エッセイ
初めて洞爺湖温泉にきたときは、日帰りで温泉入浴だけをした。北海道では入浴料金は無料とか、せいぜい五百円以下の入浴料金のころだったので、そのホテルで二千五百円くらいとられてたまげた。(北海道なんてそうそう来られないからなぁ・・・)いまなら「冗談じゃない、ふざけるな!」と踵を翻すが、まだ温泉初心者の時代だったから大枚を払って、大浴場にいったのだった。ホテルの最上階全体が大浴場で、そのあまりの広さに度肝を抜かれた . . . 本文を読む
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読んだ本 2011年11月

2011-12-07 | 雑読録
十年ひと昔というから、昔・昔・昔くらいのころに「エボニー・アンド・アイボリー」という曲があった。ピアノの黒鍵(Ebony)と白鍵(Ivory)という意味で、黒鍵・白鍵どちらも必要なように、有色人種と白人が調和する世界を唄ったものである。歌手はビートルズのポール・マッカートニー(白人)と盲目のスティーヴィー・ワンダー(黒人)で、かなりヒットした。静岡で「コメダ珈琲店」をみつけたので、ついに看板メニューの「シロノワール」に挑戦してみた。サンドイッチかホットドッグにしたいが、夜のおでんを考えてすこし軽いものにしたのだ . . . 本文を読む
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静岡割りで、静岡おでん(2)

2011-12-04 | 食べある記
まずは、ド定番の黒はんぺん、それに大根、牛スジを頼む。牛スジがまだ頃あいではないということで代わりに玉子に変更する。黒はんぺんに、だし粉と青海苔をかけてすこしカラシをつけてかぶりつく。串だから食べやすい。沈んだ抹茶をマドラー代わりの箸でかき混ぜ、呑む。おでんもそろって、ようやく、静岡の地で呑んでいるのを実感する。この店のおでんの出汁は鶏ガラベースだそうだ。牛スジと魚のすり身のネタからにじみ出る出汁も加わって味が玄妙なものになり深みを増す . . . 本文を読む
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