温泉クンの旅日記

温泉巡り好き、旅好き、堂社物詣好き、物見遊山好き、老舗酒場好き、食べ歩き好き、読書好き・・・ROMでけっこうご覧あれ!

読んだ本 2015年5月

2015-05-31 | 雑読録
今年のゴールディンウィークは、山形と新潟をゆっくりと旅してきた。もちろん「大」の字が付く渋滞嫌いなので、渋滞を避けて半日早めに出発し、最終日の、渋滞が始まる直前の午前中に戻ってくるというスケジュールで、だ。新潟では、季節外れの花たちが出迎えてくれた。村上近くの関川村の荒川沿いの菜の花の群れが、越後湯沢では枝垂れ桜がひっそりと待っていてくれた。ところで「二段こぼし」という酒の提供の仕方をご存知だろうか . . . 本文を読む
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日光江戸村(5)

2015-05-27 | ぶらり・フォト・エッセイ
昼食にはまだ早いので、メインストリートから山側の裏通りに行ってみることにした。矢場があった。大きな店構えである。矢場は、江戸時代に盛り場で「揚弓場(ようきゅうば)」ともいわれた遊技場で、「矢場女」と呼ばれる矢を拾ったり客に媚びを売るような応対をした女がいたそうである。人情喜劇をやっている「両国座」、江戸の伝統芸能である水を使った「水芸座」、花魁芝居の「文化劇場 若松屋」の建物が並んでいる。「地獄寺」、あんまり気が進まないがせっかくなので入ってみる。雰囲気どおりの常設の「お化け屋敷」である。独りで入るとそれなりに結構恐いものがある。お化けが生身の人間でないのが、お化け屋敷嫌いのわたしにはせめてもの幸いである。その歪な建物「忍者 怪怪亭」に入った途端、頭がおかしくなった . . . 本文を読む
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鮭の町、村上(1)

2015-05-24 | ぶらり・フォト・エッセイ
あれは十年前くらい、浅草橋のカウンターだけの小さな酒場だった。 「どちらからですか」全国どこへ行っても、瞬時にその地に馴染み過ぎて「土地の人間」と思われるわたしだが正直に「横浜です」と答えた。時間が早かったのか他に客がまるでいなかったので、しかたなくカウンターのなかのおばちゃんと会話をしているうちに、「お客さん、瀬波温泉まで行ってどうして村上に寄らなかったの? いやだよー、瀬波から温海温泉へまっすぐ行っちゃうなんてもったいない」おばちゃんの生まれが新潟の村上とわかり、瀬波温泉に何度か行ったが村上の市内は知らないと言ったら、非難轟々といった感じで詰られた。瀬波温泉から車で五分くらいで行ける村上は古い風情のある町だそうで、「じゃあ、一度必ず訪ねてみます」となんとなくその場逃れの口約束をしてしまったのだ . . . 本文を読む
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日光江戸村(4)

2015-05-20 | ぶらり・フォト・エッセイ
日本橋を渡り、屋敷町ゾーンへ入った。前方左手には、なかなか立派な門構えの北町奉行所があった。いよいよ屋敷町ゾーンの突きあたりが見えてきた。ニャンまげ劇場の裏手が、既に紹介済みの小伝馬町牢屋敷で、その向かい、つまり北町奉行所の裏手が長州藩邸である。長州藩邸の屋敷内には江戸の歴史のジオラマがいくつも展示されている。喫煙場所で一服すると、時間になったので北町奉行所の門に並んだ。江戸村では花魁道中、忍者のアトラクションなどさまざまな芝居を上演している。そのなかからわたしは北町奉行所を選んだのだ . . . 本文を読む
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新潟魚沼、薬師のもりそばと折立の湯

2015-05-17 | 食べある記
関越の小出のインターを降りて、ほんのしばらく車を走らせたところに蕎麦処「薬師」がある。(懐かしい! 元気で営業しているようだな・・・)とにかく久しぶりである。 蕎麦屋は、蕎麦の味さえ旨ければ不便なところにあっても繁盛する。もっともこの店はメニューが非常に多くてうどんもへぎそばもやっているのだが、へぎそばなら「由屋」か「小嶋屋」をわたしは選ぶ。開店したばかりなのにもう二組の先客がテーブル席を占めていた。いつもここで食べる「もりそば」を注文をすると、蕎麦茶でテーブルに置かれた壺から小梅をカリカリ食べて待った。このサービスは梅干し好きなわたしには嬉しい . . . 本文を読む
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続・立地な宿

2015-05-13 | 温泉エッセイ
久しぶりに会津喜多方にある日中温泉の日帰り入浴をしていくことにした。  たしか昔に書いたことがあるはず・・・と書く前に探したら、九年前に「立地な宿」という題で記事にしていた。読んでみると結構面白いので、手前味噌で少々気が引けるが記事の文章を引用してみたい。『福島県を縦に、記憶に間違いなければ山脈に沿って大きく三つにバックリ分けて、向かって右の太平洋側地域を浜通り、真ん中を中通り、残りの新潟側地域を会津と呼ぶ。地元の天気予報などはこの単位で予報される。その新潟側の会津で、喜多方から熱塩方面を通り山形県の米沢に抜ける街道沿いの、ちょうど県境あたりに、山に囲まれた一軒の温泉宿がある . . . 本文を読む
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湯沢中央公園の枝垂れ桜

2015-05-10 | ぶらり・フォト・エッセイ
おおー、赤い橋をやっと観られたぞ)昨年三月に来たときには雪がうず高く積り、まったくなんにも見えなかったのである。背伸びしても、赤い欄干の上部がほんのちょっとだけ見えるだけだった。赤い橋に枝垂れ桜がよく似合う。池の周囲の枝垂れ桜はまだまだ元気で嬉しい。ゴールデンウィークだというのに人出は殆どない。東京や神奈川にこんな桜の名所があればたくさんの花見客でごった返すだろう。見廻しても二十名にも満たないだろう。信じられない・・・まさに穴場の桜名所である . . . 本文を読む
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日光江戸村(3)

2015-05-06 | ぶらり・フォト・エッセイ
広場になっているところに馬乗り場があった。馬もいたのか・・・これはまったく覚えていない。木曽馬に乗せて千円で引き馬をしてくれるらしい。すこし魅かれるものがあるが、できれば広い牧場のほうがわたしはいい。木曽馬は江戸時代に武士の馬として使用されたそうだが、なかには気性の激しい馬も多いと聞いている。役人と目明かしがいて捕者みたいなことをしているようだが、きっと子どもは観光客だろう。いい思い出になるに違いない。橋の向こうはどうやら江戸の町並のようである。橋の真ん中の高いところから、江戸の役人が現代人の観光客に道案内しているのが見えた . . . 本文を読む
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日光江戸村(2)

2015-05-03 | ぶらり・フォト・エッセイ
春先の鬼怒川は思いのほか寒い。晴れていてもひと桁の気温くらいで、陽が陰ったり、落ちたりすると急激に冷え込む。だから屋外にあるワールドスクエアや江戸村などの施設に行く場合には寒さ対策は必須である。わたしもワールドスクエアで凍えた経験があるので、今回はばっちり防寒対策をしてきた。茶店を過ぎたあたりから、商家が連続して建ち並ぶ . . . 本文を読む
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