温泉クンの旅日記

温泉巡り好き、旅好き、堂社物詣好き、物見遊山好き、老舗酒場好き、食べ歩き好き、読書好き・・・ROMでけっこうご覧あれ!

読んだ本 2016年9月

2016-09-28 | 雑読録
今月は長駆、山形の鶴岡にあるクラゲで有名な加茂水族館に行ってきた。その帰りに新潟市内に寄り、地酒のマドレーヌをお土産として入手しようと思ったのだが運悪くその日の分はバラ一個を残して売り切れていた。せっかくなので、貴重な一個は買い求めて自分で食べた。新潟には「湊屋藤助」、「八海山」、「菊水」などの銘酒を使ったケーキがさまざまある。越後湯沢で、マドレーヌの代りに買い求めたのが「緑川」を使った地酒ケーキである。試食したら極上に近いチーズケーキのようで、思わず十個を包んでもらってしまった . . . 本文を読む
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岡山美作、湯郷温泉(3)

2016-09-25 | 温泉エッセイ
夕食の時間になったので、一階に降りた。厳選食材と有機野菜にこだわったレストラン「SONOMA(ソノマ)」である。わたしの夕食は卓の上のメニューによると「プラム」と名付けられたスタンダードプランのコースだ。まず、前菜のビュッフェはメニューによれば「シェフこだわりの有機野菜を中心に取り揃えました。まずははバーニャ・カウダよりお召し上がり下さいませ」とあった。野菜を好まぬわたしは酒のツマミになりそうなものだけを小皿にとった。無料の焼酎をしこたま呑んだので、ハウスワインの赤をもらった . . . 本文を読む
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東京駅で、にしんそば

2016-09-22 | 食べある記
いつでも行けるところにはなかなか出かけようという切実な気持ちというか意欲が、正直おきないものだ。たとえば鎌倉などは、住んでいる戸塚からJRで二駅、歩いてもいける距離(二時間かかるが)なのでだからこそまず行かず、行くのは酔って眠りこんで乗り過ごしてしまったときぐらいだ。食べ物もそうで、いつでも食べられると思うとつい今度でいいやとなってしまう。仕事帰りに必ず経由していた東京駅が、会社が品川に移転してしまったらちょっと縁遠くなってしまった . . . 本文を読む
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岡山美作、湯郷温泉(2)

2016-09-18 | 温泉エッセイ
「温泉とアロマテラピーを融合させた全室ベッドルームタイプの客室のリゾートホテル」、「ラグジュアリー空間の非日常な雰囲気、別世界のような異国風ホテル」、「岡山の有機無農薬農産物を使った創作フレンチ」などなど。とても温泉好きのわたしを惹きつけないような歯が浮くようなキャッチフレーズばかりだが、手ごろな宿賃と、和食続きのわたしには夕食が洋食だったことと、「岡山で一番人気なホテル」と聞いて、じゃぁまあいってみっかと軽い気持ちで決めたのだった . . . 本文を読む
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松江「月ヶ瀬」の抹茶セット、アーンドしじみラーメン(2)

2016-09-14 | 食べある記
二度目の「月ヶ瀬」、店員も「アレっ」という顔で迎えてくれた。さてさて、しじみラーメンが届いた。味噌ラーメンか・・・おやぁ、一見したところしじみはまったく見当たらない。スープをひと口啜る。思ったより辛味が強い味噌がまずガツンと来る。ついで後ろに控えていた馴染深いしじみの豊潤な旨みと風味が、疾風のように追いかけてきて口中に殺到する。縮れた麺だから、旨み満載のスープが絡まって言うことなし。たまらなく嬉しい . . . 本文を読む
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岡山美作、湯郷温泉(1)

2016-09-11 | 温泉エッセイ
二度目の美作三湯だが今回は時間がないので、奥津は飛ばして湯郷温泉の宿泊だ。 「湯郷(ゆのごう)温泉」は千二百年前、円仁法師が傷ついた一羽の白鷺に導かれて発見したと伝えられ、あちこちに円仁像がある。別名「鷺の湯」とも呼ばれている霊験あらたな薬湯は硫黄臭がある塩化物泉だ。本日の宿は「ポピースプリングス リゾート&スパ」である。ラグジュアリーホテルとか、デザイナーズホテル、といった感じである。どちらかというと込入った旅館街のなかに突然ドーンとあるよりは、丘の上に建っているほうが似合う建物だ . . . 本文を読む
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松江「月ヶ瀬」の抹茶セット、アーンドしじみラーメン(1)

2016-09-07 | 食べある記
長年の懸案であった古曽志の割子蕎麦を堪能できたので、息抜きにお茶を飲むことにした。橋を渡り切った幸橋方面側には、いつも珈琲を飲む、蔦の絡まる洋館風の喫茶店「珈琲館」があるのだが、絶品蕎麦のあとだから抹茶で喉を潤したい。この「月ヶ瀬」という店で抹茶が飲めるのだ。一応メニューをみてから抹茶セットを注文した。抹茶だが、この店では客が点てるのである。久しぶりに茶筅を最初はゆっくり、そして手早く廻し、ぴたりと「の」の字を書くように決める。茶の表面が裏千家のカプチーノ風と違い、三日月状の池ができる。じっくり一服を喫するうちに、遠い昔のあの日のことを懐かしく思いだす . . . 本文を読む
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玉造温泉(2)

2016-09-04 | 温泉エッセイ
朝食まで時間があるので、近くの「玉作湯神社」まで散歩することにした。「出雲国風土記」および「延書式」にも記載されている古社である。出雲玉作部の祖神とされる櫛明玉命(くしあかるだまのみこと)と、温泉守護、温泉療法の神である「大名持命(おおなもちのみこと)および少彦名命(すくなひこなのみこと)を祀る。境内の一角、神社の右手奥に「願い石」が奉られている。まぁるい自然石で、人気のスピリチュアルスポットだ。はるか昔から「願い事を叶えてくれる」と評判の石だそうで、女性たちが順番待ちしていた . . . 本文を読む
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