温泉クンの旅日記

温泉巡り好き、旅好き、堂社物詣好き、物見遊山好き、老舗酒場好き、食べ歩き好き、読書好き・・・ROMでけっこうご覧あれ!

さくらんぼ東根温泉 山形・東根

2016-05-29 | 温泉エッセイ
「ここの温泉はとても熱いのでご注意してください。熱かったら水でうめてからお入りになってくださいね」部屋に案内してくれる途中、浴室の前で仲居さんがいった。続けて「あと、お上がりになるときは水道の栓は必ず締めてくださるようお願いします」と釘をさされる。さっきフロントで迎えてくれた女将からもまったく同じセリフを聞いたから、よほど熱いのだろう . . . 本文を読む
コメント

続・蕎麦 ろ

2016-05-25 | 食べある記
さて、久しぶりだからなににしようか・・・。なにしろ十年ぶりくらいの「蕎麦 ろ」である。今回はメニューをじっくりと点検することにした。車で酒が呑めないから酒類、季節の一品料理、魚介系の刺身や揚げ物などのメニューは一切無視だ。デザートもみない。あのいつも食べている「せいろ」がいまだに五百円とは、なんということだ。東京なら七百円はとるくらいのかなり上物のせいろである。この店はさすがすごい . . . 本文を読む
コメント

魚沼、芝桜まつり

2016-05-22 | ぶらり・フォト・エッセイ
「あ、あれだ!」このあいだ行った薬師がある小出を過ぎて堀之内インターが近づいてくると、右手に芝桜が咲いているのがみえた。かねてより秩父の羊山公園の芝桜をみたいと思ってはいるのだが、ここ数年なかなか機会がなかった。塩沢石打サービスエリアでトイレ休憩をとったとき、いままさに堀之内で「魚沼芝桜まつり」をやっているというポスターをみかけたのだ。インターを降りてたった二分しか掛からないところにあるというのが気にいった。こんなチャンスはめったにない . . . 本文を読む
コメント

白石城界隈(2)

2016-05-18 | ぶらり・フォト・エッセイ
白石駅の脇にある駐車場に車をとめた。一時間百円と格安の料金だ。その駅の真正面にあるのが地元で人気の「元祖白石うーめん なかじま」である。暖簾には元祖四百年の味と書かれている。四百年前といえば・・・たしか今年が家康没後四百年だったはずだから、なんとも感慨深いものがある。昨日泊まった宿の廊下で、二枚の吉永小百合のポスターをみかけた。武家屋敷と、テレビCMでお馴染の白石うーめん。いずれも「白石」で撮られたもので、JR東日本「大人休日倶楽部」のキャンペーンコマーシャルに使われた。恥ずかしながら小百合ちゃんファンでもあるわたしなので、今朝はそのふたつをまず訪ねてみることにしたのだ . . . 本文を読む
コメント

続・小瀬温泉(2) 長野・軽井沢

2016-05-15 | 温泉エッセイ
夕食は「お箸で食べる和フレンチ」がこの宿のコンセプトだそうだ。あの奥飛騨で食べたフレンチを超えられるだろうか。人件費の節約はわかるが本格フレンチだったら客がくるはるか前にテーブルに「置きっぱ」にしないだろう。メインも二、三種類から選ばせてくれないのが残念。しかも前菜にも鶏でメインも鶏だが、よほど旨くないと食べない猫気質である。生意気だが、鹿児島とか宮崎だったらどんな鶏料理でもだいじょうぶなのだが、ね。ここらあたりの努力不足がまあ集客が必要ないと思っている軽井沢スタイルなんだろうな . . . 本文を読む
コメント

白石城界隈(1)

2016-05-11 | ぶらり・フォト・エッセイ
東北道を走っていていつも思うのだが、白石(しろいしー宮城)と白河(しらかわー福島)がいまひとつわたしには区別がはっきりしない。きっとどちらの市も未踏だからだろう。というわけで、白石に出かけてみた。(もちろん理由はそれだけではないけどね)白石の町を歩いていると偶然に地名の由来になった石をみつけてしまった。『白石の地名はこの石からおこったと伝えられている。灰白色の軟らかい擬灰岩のこの石は、根は深く、遠く宮城県根白石(現在仙台市泉区)まで続いているという . . . 本文を読む
コメント

続・小瀬温泉(1) 長野・軽井沢

2016-05-08 | 温泉エッセイ
那須と軽井沢は似ているところがある。両方ともリゾート地であり、東京から那須まで約百八十キロ、東京から軽井沢までが約百七十キロとほぼ同じくらいの距離に位置しているのだ。だから所要時間はどちらも約二時間二十分となる。いまのわたしは、短い旅でも長距離を走るので庶民的な那須に泊まることはあっても軽井沢は通過点となってしまった。それでも旅に夢中になる前には、軽井沢に何度か泊まったことがある。そのなかで気にいった宿がひとつあった。温泉も軽井沢では一番良かったな・・・たしか「軽井沢パークホテル」という名前だった。あの若旦那、若女将ら経営する気のきく一家もとても懐かしい・・・久しぶりに行ってみるか . . . 本文を読む
コメント

上山名物、原口蕎麦

2016-05-04 | 食べある記
(やっとこさ来られたぜ、原口蕎麦へ・・・)自分なりに感慨深いものがある。十年・・・いやたぶん十五年越しだと思う。原口蕎麦は辺鄙な場所にある。車をとめた駐車場の廻りのさくらんぼの樹には花が満開だった。上山温泉から約八キロ、車で十五分はたっぷりかかるのである。去年に上山温泉の古窯に泊まった時に行こうかと思ったのだが、あのときは朝食がウマすぎてついつい喰い過ぎてしまってあきらめた。この店の蕎麦を昼メシにと予定していても実現はなんとも難しかったのである . . . 本文を読む
コメント

読んだ本 2016年4月

2016-05-01 | 雑読録
三月から六月まで、いやそのなかで特に四月、五月は「富山湾の光る宝石」蛍烏賊が旬で旨い。ぷっくりとした身は濃厚な味わいで、グリシンやアラニンなどの旨み成分であるアミノ酸が豊富で、とにかくこいつは酒がすすむ。「銕(て)っつぁん、いや長谷川様、眼をつけていた妙義の団衛門の盗人宿の床下に忍びこんだところ、こんな壺をみつけてしまったんでさ」密偵の相模の彦十が庭先から入ってきて、縁側に壺をよいしょと置くと平蔵に言った . . . 本文を読む
コメント