温泉クンの旅日記

温泉巡り好き、旅好き、堂社物詣好き、物見遊山好き、老舗酒場好き、食べ歩き好き、読書好き・・・ROMでけっこうご覧あれ!

岩木山神社と嶽温泉

2013-09-29 | 温泉エッセイ
津軽をなんども走っているのだが、津軽富士と呼ばれる岩木山はいつも雲に包まれていてまともに見た記憶がない。その「お岩木さま」の名前を冠した、岩木山神社である。運と天気がよければ、真正面の空に岩木山が顔を出すのだろう。登山道のひとつとなっている参道は広く、階段ではないので参詣するのには楽である。(おっ、山頂がすこし顔をだしたぞ!)参詣を終えて、車に戻る時に振り返ると山頂がつかの間かいま見えたが、あっという間にまた見えなくなってしまった . . . 本文を読む
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十三湖、しじみラーメン

2013-09-25 | 食べある記
実りの秋をむかえた津軽平野である。その広い津軽平野を貫く路を、竜飛岬を目指してひたすら車を走らせる。十三湖は地元では十三潟とも呼ばれる汽水湖である。周囲三十キロ、深さは三メートルと浅い湖で、シジミが特産物で有名だ。しじみラーメンの元祖の店である「和歌山」は、十三湖の日本海側の湖岸にあった。入ってみると、思っていたより広くてきれいな店だ . . . 本文を読む
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鳴子温泉、名湯の宿(2)

2013-09-22 | 温泉エッセイ
朝食バイキングの宿はすでに多いが、夕食もバイキングという宿が少しずつ増えてきているのは、わたしにとっては嬉しいことだ。料金が高すぎてなかなか泊れないような老舗旅館でも、夕食をバイキングにすることでお手頃な宿賃になるからである。この鳴子温泉の老舗宿「鳴子ホテル」も二食ともバイキングにしたため、たった大一枚で泊れるのだ。夕食のバイキング会場に足を運ぶと、同じような他の宿と違い、「五十種類の実演バイキング」と銘打ってここは出来立ての料理が多く提供されるのがありがたい。  バイキングのいいところは、自分の好きなものを好きなだけ食べられるところにある。絶対に嫌いな料理は選ばないので残さないですむ . . . 本文を読む
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津軽そば

2013-09-18 | 食べある記
先月、「津軽百年食堂」という本を読んで津軽そばを猛烈に食べたくなった。津軽には何度か行っているのだが、寡聞にして知らなかったのである。弘前にある「三忠食堂本店」。読んだ本の最後のほうのページに「百年食堂」が十軒ほど記載されていて、ここもそのひとつなのだ。もちろん営業を始めて百年を超す店である。「本日、津軽そばあります」と書いてあるが、暖簾が出ていない。なかを覗くと、奥に客がひとり食事をしていたので、一応やっていますかと声を掛けながら店内に入った . . . 本文を読む
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鳴子温泉、名湯の宿(1)

2013-09-15 | 温泉エッセイ
(チェックインにはまだすこしばかり早いし、さてどうしたものかな・・・)鳴子温泉にほど近いラーメン屋で、鳴子味噌ラーメンを啜りながらあれこれと考える。初めて入った店だが客は地元の常連客ばかり、だから値段も味も安心である。鳴子には宿泊で二、三度きているのだが、素泊まりかB&Bの安宿ばかりであった。ここいらへんで一度くらいすこしばかり胸が張れる老舗宿に泊まってみようと決めて、それからたっぷり時間をかけじっくり調べて、漸くお手ごろな宿賃プランを探し出してはるばるやってきたのだ . . . 本文を読む
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トマトマとトマトラーメン

2013-09-11 | 食べある記
あれは、二年前くらいのことだった。「トマトラーメンって食べたことありますか?」わたしをB級グルメ好きだ(まあそうだけども)と決めつけているひとが訊く。「いや、聞いたことはあるけどまだ食べたことはない」「このあいだ機会があって食べたんですけど、とても美味しかったです。ぜひ一度食べてみてください」「そ、そうなんだ・・・ではチャンスがあれば試してみます」トマトを使ったイタリア料理が嫌いでないならどうやら抵抗はないらしい . . . 本文を読む
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じょんのび温泉 新潟・高柳

2013-09-08 | 温泉エッセイ
この珈琲のような色とつるつるとした肌ざわり・・・やっぱり、モール温泉に似ている。十日町の由屋でへぎそばを腹いっぱい食べたあと、千年の湯に行った。そこの湯が、これまたモール温泉に似ていた。そういえば近くの柏崎、高柳のじょんのび温泉のほうがもっとモール温泉ぽかったのを思いだしやってきてしまったのだ。じょんのび村にある萬歳楽は宿泊もできる公共の日帰り温泉施設だ . . . 本文を読む
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読んだ本 2013年8月

2013-09-04 | 雑読録
温泉の温度だが、夜は客にゆっくり長湯をしてもらえるように三十九度くらいの低めに、朝はシャキッと短く切りあげられるように四十一、二度の高めに設定するという。もしかしたら朝は、とっとと出発してもらいたいという宿の魂胆もあるのかもしれない。その高め設定の温泉のような、恐ろしいほどの猛暑がつづく今年の夏にも漸く涼しい日がちらほら入りはじめてきた。ある昼下がりに下町の裏通りをぶらぶら歩いていたら、小体なイタリア料理店が眼にとまった . . . 本文を読む
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続・谷川温泉 (2)

2013-09-01 | 温泉エッセイ
食事、とくに朝食での「鮎の一夜干し」は特筆すべきであろう。水上温泉郷の宿の朝食には、鮎の一夜干しが出てくることが多い。わたしも十回以上食べているのだが、これが言っちゃあなんだが、それほど旨くない。というより、ズバリ不味いのだ。(たにがわ・・・お前もか)そう、がっかりしたのだが、ひと箸くらいは付けておこうと食べてみて驚嘆した。なんとも絶妙の塩梅の干し加減で、眼を瞠ってしまう。旨い・・・のである . . . 本文を読む
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