温泉クンの旅日記

温泉巡り好き、旅好き、堂社物詣好き、物見遊山好き、老舗酒場好き、食べ歩き好き、読書好き・・・ROMでけっこうご覧あれ!

読んだ本 2014年12月

2014-12-31 | 雑読録
今日は本年最後の日、大晦日である。年末年始の休みだが、休めるひとは羨ましい九連休となるが、わたしは昨日まで働き年明け五日からなので短い五連休だ。最後だから、珈琲でも飲みながらちょっと一年をサクッと振り返ってみたい。うーむ、厭なことしか思い出せない . . . 本文を読む
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熱海伊豆山温泉

2014-12-28 | 温泉エッセイ
車で伊豆に向かうとやたらに有料道路が多くて、旅好きのわたしなどは腹が立ってしまう。だから、できるだけ国道を使うことにしている。山のつづら折りの坂道を抜けて熱海が近づくと、まず目に飛込んでくるホテルが「水葉亭」である。このホテルの前を通り過ぎれば、もう熱海の街に入る。温泉地おけるオフシーズンは、なぜか温泉が恋しい冬である。ただし書き入れ時になる年末年始は除く。十二月の初め、いつも横目で見ているだけの「水葉亭」の安いプランを発見して思わず直前に予約した . . . 本文を読む
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三渓園(4)

2014-12-21 | ぶらり・フォト・エッセイ
わたしが子どもの頃、外苑の向こうはコンビナートではなく間門(まかど)の海が広がっていた。弘明寺からはるばる市電もバスも使わず間門までてくてく歩いてきて、潮干狩りをして、潮が満ちる前に、そのままジャブジャブ海岸の崖伝いにいけば三渓園にタダで入れたのである。子ども料金だからたいした額ではないのだが、現金は、交通費や入場料ではなく食べ物に使いたかったのである。庭園のなかにも「林洞庵(りんどうあん)」や「横笛庵(よこぶえあん)」などの茶室が点在している。この外苑では梅、桜、花菖蒲、蓮などの花が楽しめるのだが、ちょっと訪れた季節が悪かったようだ . . . 本文を読む
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目黒不動

2014-12-17 | ぶらり・フォト・エッセイ
「愛宕権現」は江戸の雰囲気も残ってなかなかの肝銘を受けたが、長い間ずっと楽しみにしていた「芝神明」はちょっと拍子抜けしてしまった。ならば、もうひとつ温めていた「目黒不動」に行ってみよう。ここも時代小説にはよく登場するのである。ずっと敬遠していたのは、いままで勤め先の本社が目黒にあったからだが、今年移転したので枷がまったく無くなったのだ。同僚にばったり逢うこともまずないだろう。天台宗の寺、正式名称「泰叡山龍泉寺(たいえいざんりゅうせんじ)」は通称のほうの「目黒不動尊」のほうが有名である . . . 本文を読む
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三渓園(3)

2014-12-14 | ぶらり・フォト・エッセイ
お茶では忘れられない出来事がある。京都に旅したときには、茶を喫する機会が多い。巡る寺社のどこでもたいていは抹茶を供しているからだ。哲学の道を歩いていたとき、有名な和菓子屋の茶店に入ったことがある。客が一定数集まると奥の茶室に案内され本格的な茶の湯を体験できる趣向だった。その日、集まった客たちはどうやら茶の湯を習っている女生徒ばかりのようで、男の観光客はわたし独りだった。逃げるタイミングを逸して、男だからと「正客」に祭りあげられて、まったく作法も知らぬわたしは顔から火が出るような恥ずかしい時間を過ごしてしまったのだった . . . 本文を読む
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三渓園(2)

2014-12-10 | ぶらり・フォト・エッセイ
御門を入った途端、わたしはいつも京都に旅してきたような気がしてしまう。温泉旅に嵌まる前は、旅といえば京都だったのだ。いったいどんだけ行ったのだろうか。京都好きになってしまった原点は、もしかしたらこの三渓園かも知れない。鮮やかな黄葉を背負っていた建物は「旧天瑞寺寿塔覆堂」である。秀吉が母親の大政所のために建てた寿塔を覆うための建物である。寿塔とは長寿を祝って生存中に立てる墓のことだ。京都大徳寺内にあった堂で、築は天正十九年(1591年)だから相当古い . . . 本文を読む
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読んだ本 2014年11月

2014-12-03 | 雑読録
日曜日はブログを突発的に休んでしまい、たいへん失礼しました。ずっと週二回の発信をキープしていたのに残念です。朝の七時から十二時間くらいずっとパソコンの前に陣取っていたのですが、画面がずっと真白、ホワイトアウト状態でなんにもできなかったのです。実は前の週の日曜日も朝から昼過ぎまで同じ状態だったのが、なんとか機嫌を直してくれたアップできたのでした。二カ月前から兆候があり、静電気のせいと聞いて電池パックを外したりして凌いでいたのですが、日曜日は全然回復しませんでした . . . 本文を読む
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