温泉クンの旅日記

温泉巡り好き、旅好き、堂社物詣好き、物見遊山好き、老舗酒場好き、食べ歩き好き、読書好き・・・ROMでけっこうご覧あれ!

読んだ本 2013年3月

2013-03-31 | 雑読録
本は買わず、すべて図書館で借りて読んでいるわけなのですが、二冊組などでは苦労する。なるたけ予約者数を調べて予約のタイミングを調正するのですが、下巻がさきにきてしまったり、上巻を読んでから一カ月以上してからようやく下巻がきて思いだすのが大変だったりと。たとえば先月今月と読んだ「コブラ」などは、実際のところ上巻を読み終わって、下巻がくるまでの間に7冊読んでいる . . . 本文を読む
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磯部温泉、おちゅんの宿(1)

2013-03-27 | 温泉エッセイ
舌切雀のお宿、ホテル磯部ガーデンである。舌切雀の宿、はちと長いのでわたしは勝手ながら「おちゅんの宿」と名付けている。駅前の温泉街を抜けて、足湯のあるところを曲がったところに、その児童文学者の巌谷小波も逗留したおちゅんの宿はある。だからこの宿は、とにかく「おちゅんとお爺さん」づくしなのである。まずは宿の敷地にある舌切神社がある。宿にはいると入り口の正面で迎えてくれる、おちゅんとお爺さん。舌切雀伝説ゆかりの品々を展示している宝物殿。浴衣の柄もおちゅんとお爺さんなら、部屋に置いてある宿の名物の炭酸せんべいにも、おちゅんとお爺さんの絵柄が焼きこまれている . . . 本文を読む
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いもフライと佐野ラーメン(2)

2013-03-24 | 食べある記
いもフライの次は佐野ラーメンだ。評判の良い店をふたつほどピックアップしてある。「麺屋ゐをり」に行くと、駐車場に一台分のスペースがあったのでしめしめと滑り込ませる。外に並べられた椅子にも先客は誰もいない。ところが、ドアを開けたらそこに四、五人の客が待っていて、しかたがなく外の椅子に座って待つことにした。 (あれれ!?)乳幼児を抱えた若い母親が来て、ドアを開けて入っていく。どうやら、代表がドアのすぐ向こうにいるようで誠に腹立たしい . . . 本文を読む
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いもフライと佐野ラーメン(1)

2013-03-20 | 食べある記
佐野という地名はよく知っているが、アウトレットはまったくもって興味がないし、佐野ラーメンと厄除け大師だけでは興がいまひとつ湧かなかった。ところが、最近、佐野市のブランドキャラクター「さのまる」の存在を知って俄然行ってみたくなった。自慢する気はさらさらないが、あちこち旅している関係で全国のゆるキャラはけっこう詳しいのだ。 「さのまる」だが、誕生二年目にして「ゆるキャラグランプリ2012」で堂々の四位を受賞した、なかなかの可愛い犬型のゆるキャラである . . . 本文を読む
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清澄庭園

2013-03-17 | ぶらり・フォト・エッセイ
深川図書館はわたし好みのレトロな建物である。職場から歩いて五分とかからず便利なので、年に七十冊くらいの本を借りたり、返したりと、週に最低一度は通っている馴染みの図書館だ。清澄庭園はこの深川図書館に隣接していて、入園料は大人でも百五十円と格安である。朝九時から開園しているのだが、閉園時間は夕方五時までと意外に早い。一歩、庭園内に入ると驚くほどの静けさである。きっと深い緑の葉叢が車などの都会の騒音を吸い込んでしまうのだろう。もともとここには元禄時代の豪商、紀伊国屋文左衛門の屋敷があったそうだ . . . 本文を読む
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熱い湯と冷たい蕎麦

2013-03-13 | 食べある記
二日酔いには朝の熱い温泉が一番である。掛け湯をたっぷししてから、浴槽に身を沈めていく。ざざぁー、と音を立てて湯が溢れだす。たまらない至福を感じる贅沢な瞬間だ。熱い湯にいったん身体が締めつけられ、ついで節々がほどけるときに酒精の毒ともいうべきものが汗をともにじわじわと噴き出てくる。頭の芯にどんより巻きつけられていた深酒も、薄紙が剥がれるように溶け落ち、しゃっきりと覚醒してくるのだ。熱い湯を浴び、ゆっくり入浴すると身も心もさっぱりした。(ふーむ、腹が減った・・・)頭が覚醒すれば、食欲も戻ってくる。温泉の熱いご馳走のあとは、冷たいご馳走の蕎麦が猛烈に食べたくなってきた . . . 本文を読む
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酒場の聖地、京成立石

2013-03-10 | ぶらり・フォト・エッセイ
魔界・・・か、ここは。背中の毛がぞわぞわと、かすかな妖気を感じて逆立つ。この通りは、今夜の獲物を待って、老婆のように居汚く眠りを貪っている。きっと、夜の帳がおりると、この通りは厚化粧を施し蟻地獄のように酔客の脚に絡みつくのだろう。逃げそこなった夜が、息をひそめてあちこちの壁の隅にべったりとへばりついていた。昼間に迷い込んだわたしをも、どこかから吟味品定めをしている気配がたしかにあった。このディープな通りは、立石にある「呑んべ横丁」である。京成立石駅は、新橋から都営浅草線に乗り換えて三十分とかからない。あの寅さんで有名な柴又もここからは十分くらいで行ける。この京成立石だが、酒呑みであればいずれ一度は訪れてみたいという酒場の聖地である . . . 本文を読む
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大津駅前、はもとの遭遇

2013-03-06 | 食べある記
京都へ車で行くのは怖い。大阪もそうだが、高速でも進入路を本線のように走って割り込んできて、「ゆずる」とか「タイミングを待つ」ということを知らない。これは市内を走っても同じである。できれば京都市内には車で乗り入れたくないものだ。だから前回に京都に行ったとき、滋賀の宿に車を置いて電車で京都に行くことにしたのだった。滋賀から京都への移動は思ったより近くて、京都の行きたいところが電車の駅のそばであるならば、この手は便利で使える。それに、なりより運転しないから酒が呑めるのだ . . . 本文を読む
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読んだ本 2013年2月

2013-03-03 | 雑読録
伊東の飲み放題の宿から帰ってきて、すぐに送別会に出席することになった。夕暮れの東京駅。地方の温泉街の次が、首都東京のど真ん中の繁華なオフィス街・・・である。送別会の会場は、東京駅のすぐ近くの新品オフィスビルの一階にある、歩道に面した洒落たレストランであった。店内はどうみてもイタリアンっぽいが、中華の店だ。奥まった一角に、小宴の席が設えてあった。一番に到着したのでここまで撮影したが、趣味がバレても厭なのでカメラをバッグにしまいこむ。飲み物は、なんとまたもや飲み放題とのことでビックリする。物事、重なるときには重なるものだ . . . 本文を読む
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