温泉クンの旅日記

温泉巡り好き、旅好き、堂社物詣好き、物見遊山好き、老舗酒場好き、食べ歩き好き、読書好き・・・ROMでけっこうご覧あれ!

京都で湯豆腐

2022-11-27 | 京都点描
京都の名水(良質で豊富な地下水)でつくられる豆腐は「京豆腐」と呼ばれ、滑らかで口あたりも良く、まろやかな味わいで観光客にも人気がある。旅先での湯豆腐といえば、温泉湯豆腐を嬉野温泉と湯村温泉(兵庫)食べたことを思いだす。いずれも安価なもので、そこいくと京都の湯豆腐は別格、庶民的にはほど遠く高価である . . . 本文を読む
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千貫石温泉(3) 岩手・金ヶ崎

2022-11-20 | 温泉エッセイ
淡い琥珀の掛け流しの熱い湯が、浴槽から溢れていた。朝はとにかく熱い湯がいい。ルーティンの掛け湯をすると、湯が跳ねかえる音が意外に響く。するりと湯に滑り込む。つるりとして少しだけ油臭のする湯に、身体がすっぽり包まれる。まるで薄い美容液のような肌触りのいい温泉である。しかもブランドニュー、新品の、源泉100%だ . . . 本文を読む
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千貫石温泉(2) 岩手・金ヶ崎

2022-11-13 | 温泉エッセイ
内湯そして露天風呂と、ひと通り済ませて気分が落ち着くと、ふつふつと今日の大失敗を思い起こして自分に腹が立ってしまう。「チャンチャカチャンチャン、チャチャッチャンチャン。ちゃんとバスの時刻表を調べてあったのにいィ~週末土日は運休でしたあァ~ チッキショー!」誰もいないのを幸いに、得意(誰もしらないが)の“コウメ太夫”に突然変身してしまった。(しかも湯の中で、振りまで付けて) . . . 本文を読む
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千貫石温泉(1) 岩手・金ヶ崎

2022-11-06 | 温泉エッセイ
浴槽脇まで進み、ちょっと重みのある温泉でたっぷり掛け湯すると、滑りこむように身体を先客たちの隙間の空間の湯に沈めた。「思ったとおり、なかなかのいい湯だ・・・」いい温泉にどっぷり浸かると、頭のなかがスッカラカンの空っぽになる。次いで呼吸や皮膚から浸透してくる湯がもたらす満足感が滲むように身体にじわじわと湧きだし、とめどなく増幅されて頭も心もいっぱいに満たされる . . . 本文を読む
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