さて、庭園をみて廻るか。通りにはあいかわらずひとがいない・・・、正確にいうと竹箒をもって掃除をしている地元の妙齢の女性がいるばかりだ。「もし、庭園へおはいりになるのでしたら、観覧料をお支払いになりましたでしょうか」「あ、いえ、まだですが」「でしたら、こちらで料金をお支払いいただけますでしょうか」「あ、はい(がっくり)」誰もいないようだからこっそり無料で全部見てしまおうかな、とチラリと考えていたのだが、悪いことはできないものだ . . . 本文を読む
脂ぎっていない超ヘルシーなラーメン、いやたしかに中華そばだ。これならなにをのっけてもだいじょうぶ、餃子中華そばだろうがたぬき中華そばだろうがオッケーだ。血圧とか肝臓とか、なーんも気にしないで食べられる。開腹手術して病院から退院したその帰りにいきなり食べてもぜんぜん平気そうな感じ . . . 本文を読む
早朝、指宿温泉名物の砂蒸し風呂で身も心もすっきり軽くなると、知覧に向かった。砂蒸し風呂は、別府の亀川温泉以来である。小一時間で知覧に到着、有料駐車場に車をいれた。朝が早いため、車の数はまだ少ない。観光バスも一台もいない。
(よしよし、ほとんど一番乗りだな・・・)勝手を知った足取りで武家屋敷にひたすら急ぐ . . . 本文を読む
青森県の鯵ヶ沢駅である。懐かしい・・・。一度、電車旅でここに来たとき、走れメロス状態で謎のおばさんとともにこの駅に駆け込んだことを思いだす。焼きイカ通りみたいな道を走っていたら、突然渋滞が始まった。(事故だろうか・・・)チビチビ進んでいるうちに、原因がわかった。なんと「わさお」渋滞だった。進行方向の左側に焼きイカの店が並び、手前の店の海沿いに大きな手作りの犬小屋があって人が群がっている
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新庄方面より国道を使って酒田方面に向かっていたのだが、車が庄内平野にはいったところで小雨が豪雨と変わった。同じ日に、中国地方では豪雨でかなりの被害がでたとあとで知った。ワイパーを倍速にしてもさばききれず、視界が悪い。道路は膨大な雨量を排水しきれず、みるみるうちに水溜りとなってしまう。慎重に速度を落として走行していると、酒田にはいったところで小降りになった
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桜島のベストショットが駄目ならば、せめて有名な「ぢゃんぼ餅」を食べていくことに。両棒(ぢゃんぼ)とは、鹿児島弁訛りで上級武士が刀を二本脇に差していた姿からきているそうだ。薩摩藩の武士の大半が刀を一本脇に差すのがやっとの下級
武士だったところから、それを遠回しに皮肉ったのではないかといわれている。竹串を二本刺した両棒餅は、鹿児島で古くから親しまれているお団子で、決してジャンボ餅という大きいものではない . . . 本文を読む
石枡のなかで仕切られた泥を掬いとって腕とか胸、肩、首に塗りたくる。ひんやりと冷たい。温泉の泉源の湯の花の泥だそうだ。よく伸びる微細な泥で、皮膚の熱でたちまち白く変色する。さて、いよいよ顔だが、恥ずかしいからやめとくかな。(誰もいないし、えーい、やっちゃえ!)目を固くギュッとつむって顔に塗りたくった . . . 本文を読む
あちこち旅するから、高速道路の主要なサービス・エリアはたいていのところに寄っている。そんななかで、たしか鮨が食べられるところが中国地方にあったのは記憶しているのだが、どこだか思い出せない。そんな疑問が九州からの帰りに解決した . . . 本文を読む
霧島には多種多様な温泉があるが、霧島神宮に近い静かな別荘地にある「さくらさくら温泉」は、美肌になる泥パックができることから、女性にことのほか人気がある温泉だ。それも日帰り温泉料金(たしか七百円だった)で充分に楽しめるのだ。テレビの旅番組でもここは何度か紹介されている。わたしも前回は日帰りで利用したことがあるが、今回、宿泊できることを知り格安プランを予約したのである . . . 本文を読む