温泉クンの旅日記

温泉巡り好き、旅好き、堂社物詣好き、物見遊山好き、老舗酒場好き、食べ歩き好き、読書好き・・・ROMでけっこうご覧あれ!

語り部の宿 岩手・遠野

2011-02-27 | 旅エッセイ
遠野を訪れるひとの宿泊は、大型の宿泊施設がたくさんあることから、かなり離れた花巻温泉郷であることが多い。やっぱり旅の宿泊に有名温泉地は魅力的なのかもしれない。それに遠野には大型宿泊施設はあまりないようだ。<語り部の聞ける宿>が売りの「あえりあ遠野」は七階建てのたいそう立派なホテルである。語り部が遠野の民話を聞かせてくれるというのもなかなか得がたい経験であるので選んだのだった . . . 本文を読む
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オシラサマ

2011-02-23 | ぶらり・フォト・エッセイ
昔あったずもな。ある百姓家に、とど(父)とかが(母)とかわいい娘と若駒が一頭住んでいたど。年が経つにつれ、娘は輝くばかりに美しくなり、若駒も立派な馬っこになっていたど。娘は何かするとすぐ馬屋さ行って、馬とばかり楽しそうに話っこしたり笑ったりしているんだど。そこで、とどがたずねると「おら、ほだって(だって)馬と夫婦になるもの」と、娘が答えたど。とどはたんまげて 「そんな馬鹿な。人間と馬が夫婦になるなんて」と絶句した後「お前もお前だが、馬も馬だ」というなり馬をひっぱりだすと、桑の木につるして皮をはぎ始めたど . . . 本文を読む
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島原のセレブ猫

2011-02-20 | ぶらり・フォト・エッセイ
島原は、天草や熊本からとても近い。前回、島原に来た時は熊本からフェリーで渡った。静かな内海を渡るので船嫌いのわたしでもまったく問題なかった。そのときに島原温泉にもしっかりと浸かったのだが、温泉好きならやはり小浜、雲仙を選ぶであろうと思う。島原といえば、あの雲仙普賢岳があることで有名だが湧水があちこちにあることでも有名である。島原の名物、というとまず素麺と具雑煮(具だくさんの雑煮)が思い浮かぶが「かんざらし」というのも実はあるのである。茹でた白玉を流水に数時間さらし、島原の清らかな湧水を使ったシロップに入れたもので、シロップには甘い蜂蜜とかザラメなど店によって製法は違う . . . 本文を読む
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赤坂で、パスタ・ランチ

2011-02-16 | 食べある記
勤務先のオフィスが赤坂にあったとき、よくランチを食べに行っていたイタリアンの店に寄ってみることにした。地下鉄の赤坂見附駅を地上まであがったら、東急ホテルのある外堀通りと逆側の通りに出る。和菓子の青野のほうに曲がり少し歩いたところ、テラスがある店だ。(あった・・・)とても、とても懐かしい。気のせいか店の名前がすこし違っているようだが、店構えは記憶のとおりである。たしか「テラッツァ・サンレモ」という名前だったと記憶しているのだが、現在の店の名はシチリア島の都市である「パレルモ」に変わっている。美味しい料理をだす名店でも、長年営業を続けるのはほんとに大変である . . . 本文を読む
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雲仙地獄

2011-02-13 | ぶらり・フォト・エッセイ
わりと早い出発で島原方面に向かった。途中、雲仙地獄の駐車場に車を乗り入れる。地獄といえば別府が有名だが、ここ雲仙にもあるのだ。まだ朝早い時間なのでわたしの車一台きりである。噴煙を盛大に噴き出している方向に向かってゆるやかな石段をあがっていく。ほかに温泉客の姿をまったくみかけないが、きっと遅めの朝食でも食べているのだろう。上るほどに硫黄の匂いがきつくなっていく . . . 本文を読む
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牧のうどん 佐賀・伊万里

2011-02-09 | 食べある記
そろそろ、昼時に近い。腹も減ってきたので軽く食事をとりたい。おっ、あそこでうどんでも食べるか。福岡県と佐賀県を中心に展開しているうどんのチェーン店「牧のうどん」である。地元では親しみをこめて「牧の」とか「マッキー」とか呼ばれているそうだ。「牧(まき)」は福岡県にある地名で、そこの地に最初の店舗を開店したところから、客のあいだで「牧」にあるうどん屋と言うことで「牧のうどん」と呼ばれるようになって、そのまま店名となったという。駐車場はかなりの数の車がうまっていて、繁盛しているようだ . . . 本文を読む
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雲仙温泉

2011-02-06 | 温泉エッセイ
一千万ドルの夜景鑑賞を終えると、本日の宿のある雲仙に一目散に向かうことにした。とりあえず一刻も早く温泉にはいりたい。稲佐山からは六十キロくらいの距離だから、所用時間は・・・夜だしざっと二時間弱くらいか。街から離れると街灯がほとんどない真っ暗な道である。快調に飛ばすが、ときおり地元のナンバーの車が凄いスピードで追い越していく。地元車がぶっ飛ばしているということは、この道はめったに取り締まりはないのだろう。それでも、わたしは一定のスピードを維持して走る . . . 本文を読む
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読んだ本 2011年1月

2011-02-02 | 雑読録
深酒をして電車に乗って座るとついつい寝入ってしまい、遠くまで深夜旅をしてしまう。座らなければ寝ないはずだと、東京からひとつ前の横浜まで吊革につかまり立っていても、横浜で目の前の客が降りると悲しい習性でいそいそと座っちゃうのだ。横浜から戸塚の間は、東海道線のなかで駅間が一番長く、所要時間12分かかるので途中で瞼をうっかり閉じてふっと落ちてしまうのである。そうしていつも大枚はたいてタクシー業界に貢献するのだった . . . 本文を読む
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