温泉クンの旅日記

温泉巡り好き、旅好き、堂社物詣好き、物見遊山好き、老舗酒場好き、食べ歩き好き、読書好き・・・ROMでけっこうご覧あれ!

庄内藩校 致道館 山形・鶴岡

2019-08-25 | ぶらり・フォト・エッセイ
表御門の手前、左側にあった案内所らしき簡易な建物に入館料を払おうと入っていった。「えっ、無料なんですか」いかん、京都や鎌倉の観光地で入館料・拝観料を毟り取られているので、なんか嬉しくなって思わず笑顔で口にしてしまった。そのかわりに、備え付けの観覧票の項目の記入をしてくれという。もちろん、喜んで記入した。庄内藩校「致道館(ちどうかん)」という名は、論語の一節「君子学ンデ以テソノ道ヲ致ス」に由来する . . . 本文を読む
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呼子でイカ三昧(2)

2019-08-18 | 食べある記
呼子には心残りがあった。いや、未練といったほうがいいかもしれない。前回に来たときにイカを食べ損ねたのである。朝食を腹一杯食べすぎたからという、自分なりの苦しい言い訳もあるにはあるが、なんとイカシュウーマイすら口にできなかったのだ。イカ、といえば函館と呼子が有名だ。函館はイカだけが名物ではないが、呼子とイカは切っても切れない関係である。だから「呼子のイカはどうだったの?」と訊かれたり、「はるばる呼子までいってイカ食べなかったの!」と呆れられたりして、能天気なりに秘かに傷つき、悔しい思いを味わった。再訪したのは、自分としてはいわば雪辱戦ともいえるのである . . . 本文を読む
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呼子でイカ三昧(1)

2019-08-11 | 食べある記
人はいつかしら岐路に立たされ、一方の径を選びもう一方を捨てる。無数に枝別れしている径のはるか先のほうまで進んで、あああれが岐路だったのかと気がついても遅い。気が変わっても、もはやその岐路にまで戻ることは不可能である。人生いかにも長いようだがしたいことをすべてすることは叶わず、ここでも選ばねばならない。旅も同じように景色や名所、名物を取捨選択せざるをえない。ただ、旅の場合にはその地を再訪することが可能である . . . 本文を読む
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横濱橋界隈、高橋うどん

2019-08-04 | 食べある記
鎌倉歩きをしばらく休止させていただくので、横浜でも昭和レトロが色濃く残る横濱橋界隈をご案内しよう。まずは第一弾の「高橋うどん」。三吉橋「埼玉屋食堂」から港に向かって流れる川沿いに六百メートルほど歩いて車橋手前を右に入った裏通りに「高橋うどん」はある。人通りまばらな裏通りで、<オマエ朝っぱらから呑むつもりだろう>とわたしの罪悪感を見抜いているような上目遣いの眼つきで睨む猫とすれ違う。「いらっしゃいませ!」威勢のいいおばちゃんの声が出迎えてくれた . . . 本文を読む
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