温泉クンの旅日記

温泉巡り好き、旅好き、堂社物詣好き、物見遊山好き、老舗酒場好き、食べ歩き好き、読書好き・・・ROMでけっこうご覧あれ!

読んだ本 2013年10月

2013-10-30 | 雑読録
台風26号は、ちょうど首都圏の朝の通勤時間帯を直撃した。外は傘も使えないほどの横殴りの暴風雨で、東京に向かう東海道線は止まり、横須賀線はかろうじて少ない本数で運行していた。ところが、突然に雨がやみ雲が割れて晴れ間が顔を出し、あろうことか虹まで出現したのである。数分で消えてしまったが、眼が醒めるほど綺麗な虹との遭遇は、朝から縁起がいい。これはもう出かけねばなるまいな。なにしろ、その日は午前中に大事な予定がふたつあるのだ。この判断が誤っていたのである . . . 本文を読む
コメント

鶴の舞橋

2013-10-27 | ぶらり・フォト・エッセイ
宿泊した白神のホテルから車で約三十分、鶴田町にある「鶴の舞橋」である。何年か前、題名も思いだせない二時間ドラマをいつものように筋を追わずに漫然と観ていたら、ラストシーン近くでこの鶴の舞橋が使われて、一瞬にして眼を見開いてしまった。行ってみたい、とそのときに強く思った気持ちはその後もまったく褪せることもなかったのだ。鶴田町では鶴にこだわった町づくりを進めていることから、橋のデザインには番いの鶴が飛翔する姿をモチーフにしたそうだ . . . 本文を読む
コメント

久慈、まめぶ汁

2013-10-23 | 食べある記
北三陸鉄道「北三陸駅」こと、三陸鉄道「久慈駅」である。駅のなかにあるリアス亭を覗いたが、数量限定のウニ弁当は思った通り売切れであるが、蕎麦とうどんの出し汁の匂いに空腹をズドンと直撃される。今日の昼メシはまめぶ汁と決めているのだ、ここは我慢である。わたしは、流行りモノにはとりあえず背をむけてしまう偏屈な性分だ。ベストセラーの小説に飛びつくこともないし、テレビ番組が高視聴率だからといって観ることもない。そんなわけで、会社の女性社員の間で「じぇじぇじぇー!」とかが流行り出しても、なんの意味かさっぱりわからなかった。それが「あまちゃん」とかいうNHKの朝ドラが発信元とわかってちょっとだけ興味を持ち、暇な週末にその週放送した分のダイジェスト版を何度か観てしまったのだ。おかげで「じぇじぇじぇー!」が驚いたときに使う方言であることと、「まめぶ汁」という郷土料理の存在を知ったのである . . . 本文を読む
コメント

弘前城、追手門界隈(2)

2013-10-20 | ぶらり・フォト・エッセイ
騒がしい団体客の一団がどっと旧弘前市立図書館に吸い込まれていって、建物の廻りにはまた静けさが戻った。ゆっくり歩きながらこの図書館の外観を、しっかり眼に焼きつける。そうだ、あの団体客がきっと次に訪れる、図書館の後ろにある「旧東奥義塾外人教師館」を静かないまのうちに観ておこう。こちらも神戸とか横浜なら存在がしっくりくるような、洋館である . . . 本文を読む
コメント

弘前、いかめんち

2013-10-16 | 食べある記
酒のアテ(つまみ)はひとそれぞれである。わたしの場合のアテはけっこう幅が広く(甘いものはダメだが)、コロッケやメンチなどの惣菜ものなんかも立派なつまみになるのだ。だから弘前の「いかめんち」を知ったときに、ぜひそれを買い求めて一杯やってみようと思ったのである。弘前駅から歩いて五分ほどのところにある「虹のマート」。鮮魚などの海産物、野菜、干物、惣菜など地元客御用達のマーケットである。ここで「いかめんち」(いがめんち)が手に入る . . . 本文を読む
コメント

弘前城、追手門界隈(1)

2013-10-13 | ぶらり・フォト・エッセイ
ふつう、城の正面の門を「大手門」というのだが、弘前城では「追手門」と呼ばれている。追手門の一帯には歴史的な建造物が多く、わたしが観たくてしかたがなかった旧弘前市立図書館もここにあるのである。追手門のすぐそばにある市立観光館の地下駐車場に車を入れた。この駐車場、一時間以内なら駐車料金が無料ということで、観光客にはなんとも嬉しい。弘前市立観光館では観光拠点として観光情報の提供のほか、津軽の伝統工芸品の展示販売、郷土料理のレストランなどもある . . . 本文を読む
コメント

八戸、漁港ストア

2013-10-09 | ぶらり・フォト・エッセイ
眼の前には八戸漁港・・・。「漁港ストア」は、その名の通り、眼の前に海を臨む店である。客は漁業関係者、釣り人など地元客が多く、観光客はまず来ない。もっとも、わたしのような例外もいる。この店はドラマ「青い鳥」のロケ地として使われたのだ。長野県から北へ逃避行を続ける理森(よしもり)、かほり、詩織の三人は、流れついた八戸の街が気にいり、職を探し、アパートを借りてしばらく幸せな日々を送る・・・。このストアだが、港近くの定食を出す食堂という設定で三人が食事をしたり、かほりが働いたりしたのである . . . 本文を読む
コメント

鰺ヶ沢高原温泉

2013-10-06 | 温泉エッセイ
(な、なんだ・・・元の鯵ヶ沢プリンスだったのかよ!)嶽温泉から岩木山を挟んで逆側にある「ナクア白神ホテル&リゾート」に車を走らせていたところ、近づくにつれ、わたしの車の古いナビの画面にそれが表示されたのだった。旅番組でこのホテルを二度ほど観て、白神山地に最近創業したいい感じのリゾートホテルだと思いこみ、勝手に妄想を膨らませていたのだ。もしかしたら、同じ思いを抱いているひともいるのではないだろうか。西武が全国各地にある不採算のリゾート施設を売却したことは聞いていたが、ここもそうだとはまるで知らなかった。ということは、温泉は期待しないほうがいい。「ないよりマシでしょ、あるだけありがたく思いなさい」的な温泉がプリンスには多いのだ . . . 本文を読む
コメント

読んだ本 2013年9月

2013-10-02 | 雑読録
ここのところ涼しくなってすっかり過ごしやすく、そして眠りやすくなってもきた。そうなると、温かい食べ物も恋しくなってくる。ある日、蕎麦がなんとなく食べたくなって蕎麦の名店がいくつかある神田に行った。本当は信州蕎麦が食べたくなったのだが、それは贅沢というものと都内名店の蕎麦で我慢することにしたのだ。「まつや」の前に行列はなかったが、この店は安心ならない。入ると、やはりほぼ満席である . . . 本文を読む
コメント