温泉クンの旅日記

温泉巡り好き、旅好き、堂社物詣好き、物見遊山好き、老舗酒場好き、食べ歩き好き、読書好き・・・ROMでけっこうご覧あれ!

草津よいとこ(1)

2013-04-28 | 温泉エッセイ
年に、最低でも一度は草津温泉に行きたくなってしまう。江戸時代の寛政年間に初めて作られた「温泉番付」でも、東の最高位は草津温泉、西は有馬温泉である。もっとも当時の相撲番付では横綱がなかったので最高位は大関だが。それくらいの魅力と実力もある温泉だから、わたしが訪れるのも、ざっと二十回は超えているだろう。できれば老舗宿に、それも手頃な宿賃で泊りたい。時間をかけていろいろ調べて、格安のプランをみつけた。わたしが決めている二食付き宿賃の上限である一万二千円を、わずかに千円一枚ほど足すくらいの料金だが、夕食時に注文する酒を減らせば解決することだ . . . 本文を読む
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太田焼きそば

2013-04-24 | 食べある記
(あったぞ! あそこだ)進行方向の右側に目当ての店である「峯岸大和屋」を発見した。店の前の駐車スペースはいっぱいである。向かい側にコンビニと珈琲館があり、共用らしい広い駐車場があったのでちゃっかり拝借することにした。あとで、煙草でも買えばいいだろう。車をロックすると店に急ぐ。昭和レトロな店内である。入ってすぐのところにショーケースがあり、旨そうな和菓子が並んでいる。その右手奥が厨房で焼きそばを焼いている。焼きそば、その量で特大、大、中、小と四種類あるようだ . . . 本文を読む
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続・西の河原露天風呂

2013-04-21 | 温泉エッセイ
目覚めると、快晴の朝だった。小さく気合いをかけて布団から出ると、煙草に火を点ける。時計をみると予定の時間にまだ間があるので、テレビのニュースで時間を潰すことにした。四月の中旬というのにこの朝の気温はマイナス六度、昨日の最低気温よりも低い。よし、そろそろ行くとするか。浴衣を脱ぎ、着替えるとタオルとカメラと小銭入れを持って宿の玄関に向かう。部屋の鍵を預けて露天風呂の割引券をもらい、靴を出してくれるのを待った . . . 本文を読む
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横浜駅、穴場メシ

2013-04-17 | 食べある記
主要駅の辺で何人かで食事をするとなると、格好をつけたりするのでそれなりの出費を覚悟しなければならないものである。でも自分一人で食べるなら、できるだけ安くすませたいのではないか。わたしはそうだ。東京駅界隈で昼メシを食べようと思うが、あんまり金もない。古い言葉を使えば手元不如意である。できれば五百円以内で食べたい。どうするか。そんなときには、穴場の、八重洲地下街にアルプスのカレーがある。ちなみに川崎駅界隈では「天龍」がある。横浜駅界隈だったら、どうだ。これもだいじょうぶ。相模鉄道(相鉄)の横浜ターミナル駅(二階)の下、つまり一階に穴場の店「龍王」があるのである . . . 本文を読む
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大宮、ゴールデンコース(2)

2013-04-14 | ぶらり・フォト・エッセイ
参拝して、大宮駅方向に戻った。だんご屋に寄ったのだが、最低二本からというのであっさりあきらめる。それにしても煙草が吸いたい。「多万里」も禁煙だし、氷川神社ももちろん禁煙なので大宮到着以来、長い時間、一本も吸っていないのだ。駅の真ん前にあるいずみや食堂に向かう。本店が混んでいたので、空いている二号支店のほうに入った。この食堂、朝九時から呑めるのである。(やれやれ、やっと煙草が吸える・・・)カウンターに座ると、わたしは迷わずに定番である芋焼酎の水割りと、とりあえずの一品のしらすおろしを頼み、煙草に火を点けた . . . 本文を読む
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大宮、ゴールデンコース(1)

2013-04-10 | ぶらり・フォト・エッセイ
川崎ゴールデンコースという題で前に雑文を書いた。そういえば、大宮にも同じように魅力的なコースがあるなと思いだす。天気もいいし、行ってみよう。戸塚から大宮は遠い。京浜東北線の終点から終点までのイメージがどうしても強く働いてしまうからである。大宮にあるオフィスに新幹線を使って三度ほど出張した。そのうち一度はわざわざ一泊してしまったほどわたしには距離感があったのだ。今回来てみて、その距離感が払拭された . . . 本文を読む
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越後湯沢、ぽんしゅ館

2013-04-07 | ぶらり・フォト・エッセイ
越後湯沢で、たとえば宿のチェックイン時間待ちなどのちょっとした時間を潰すときには、駅構内にある「ぽんしゅ館」が便利である。酒は呑まない、あるいは呑めないひとにも「がんぎどおり」で暇を潰すことができる。越後湯沢駅の西口から入って左側すぐの通りが、へぎそばの小嶋屋をはじめとする飲食店がならぶ「がんぎどおり食べ歩き横丁」である。その通りの前が、新潟の名物や特産品を売る店のある「がんぎどおり中央いちば」で、その奥に「ぽんしゅ館」があるのだ . . . 本文を読む
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磯部温泉、おちゅんの宿(2)

2013-04-03 | 温泉エッセイ
温泉行脚を始めて間もない・・・まだ踏破した温泉数が二桁くらいの初心者だったころだが、群馬の磯部温泉と山梨の下部温泉が頭のなかでごっちゃになっていた。磯部に比べると、信玄のかくし湯といわれる下部温泉はけっこう遠く、甲府駅から身延線に乗り、各駅で十九駅、所要時間一時間十分である。特急ならば六駅、四十分だ。下部(しもべ)と磯部(いそべ)は、名前も似ているが源泉温度が低いところもそっくりなのである。こうなればどちらも行って身体に覚えこませるしかあるまい、とそのころ両方の温泉を訪れたのだった。もう二昔前のことだ . . . 本文を読む
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