京都まで来てしまうと、大阪はとても近い。距離でいうと四十キロちょっと、電車移動に掛かる所要時間は三十分もあればいけるのだ。JR東海の伝説的名キャッチコピー「そうだ 京都、行こう。」をパクって呟く、「そうだ 大阪にも行ってみよう」と . . . 本文を読む
鉄道を使って、西の大阪とか京都方面に旅した帰りには、決まって浜松駅で途中下車をする。駅の改札口を出ると、右方面のアクトシティ側の北口から構内を出た。何度も通い慣れているので、さすがに足が勝手に目的地に向かっている。駅から5分とまではいかないが、路さえ迷わなければ、10分と掛からずに「Room 112」に到着する . . . 本文を読む
ぶ厚い二切れの、美しい、輝くような鯖寿司。巻かれた薄い白板昆布の下から、山椒の葉が艶めかしく透けていて、まるで美術品のようである。今回は脇役のうどんはと見れば、揚げと笹打ちされた九条葱が、たっぷりの京都風あんかけっぽい薄い出汁に浮かんでいて、こちらも実に絵になる . . . 本文を読む
貴船川の納涼床といえば、京都の夏の風物詩のひとつだ。よく間違えられるが、鴨川のほうの納涼床は「ゆか(床)」で、貴船や高雄にある床は「かわどこ」と呼ぶ。実際に涼しいのだが、流れ下る清流が涼しさをさらに演出する . . . 本文を読む
参道の石段、朱塗りの春日燈籠が遥か山門までずらりときれいに並んでいる。(シャッターチャンスとはこのことだな)後ろには参拝客が迫っているが、前は山門まで人の気配が消えた偶然の一瞬だった。この燈籠に火が灯るころはきっと幻想的なことだろう . . . 本文を読む