温泉クンの旅日記

温泉巡り好き、旅好き、堂社物詣好き、物見遊山好き、老舗酒場好き、食べ歩き好き、読書好き・・・ROMでけっこうご覧あれ!

読んだ本 2012年10月

2012-10-31 | 雑読録
今月もあちこちへ精力的に出かけてしまった。中央本線の沿線には味のあるわたし好みの駅が多い。ふた駅ほど写真を撮ろうと思い、車を走らせた。ここは富士見駅である。(もうひとつの肝心な駅は別のブログで)開業なんと百年を超える。スーパーあずさはすべて通過だが、普通列車と特急あずさの一部が停車する。この辺の標高は955メートルあり、中央本線の各駅では最も高い駅である。だから空気がひんやりとして涼しい . . . 本文を読む
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続・三朝温泉(1)

2012-10-28 | 温泉エッセイ
素ラーメンを食べてまっすぐ三朝温泉に向かうにはちょいと早いので寄り道をする。鳥取まではるばる出掛けて二百五十円の素ラーメン一杯だけ、観光無しなのと誰かに突っ込まれるのも業腹だ。鳥取で観光といえば鳥取砂丘、水木しげるロード、白兎海岸あたりがベストスリーである。鳥取(浜坂)砂丘だ。日本三大砂丘というと鹿児島の吹上浜、静岡の遠州浜とか青森の猿ケ森浜、千葉の九十九里浜などいろいろあってごちゃごちゃと難しいが、まあここは三大のなかに確実にはいるほど広いのは間違いない . . . 本文を読む
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出湯の贅に・・・

2012-10-26 | 俳句、なぁーんちゃって
生意気言うようだが、人間、あくせく働いているばかりが能ではない。たまにはちょっとした贅沢が欲しい。そう思いませんか。さて、ちょっとした「贅沢」だが、 ひとによりその意味が違う。また、「贅沢」の価値観がひとそれぞれ違わなければ、それはそれでまた困る。わたしはいい温泉に入るのが無上の贅沢と考えている、そんな人間である。豪華な食事も豪華な宿もいらない . . . 本文を読む
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根岸の里のおでん

2012-10-24 | 食べある記
現在の鶯谷、日暮里、入谷、三ノ輪あたり一帯を、その昔「根岸」といった。江戸時代には、田園が広がる文人墨客に好まれる風雅なところで、富裕な商家の寮(隠居所)やら大名たちの別荘が多くあった。池波正太郎の小説「剣客商売」などにもこの土地はよく登場する。日暮里駅の、すっかり様変わりして綺麗になってしまった南口周辺から中央通を抜けてひたすらまっすぐ歩く。繊維街の色とりどりの店先を眺めながら十五分ほど歩くと、路沿いの右手にその店が見えてきた。店名の「ねぎし丸昇」であるが、現在の住所地名でいうと根岸ではなく東日暮里になる。店のすぐ前の路の向こうが根岸である。  営業時間の午前十一時前であるのにすでに暖簾が出ている . . . 本文を読む
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紅葉直前、日光湯元の朝

2012-10-21 | ぶらり・フォト・エッセイ
紅葉のころ、奥日光は渋滞がとにかくひどい。いろは坂は通常であれば二十分もあれば登りきるのだが、紅葉のころだと一時間二十分もかかる。実に四倍の時間を要するのだ。急坂の登りであるからノークラッチの車でも運転は大変である。途方もない渋滞に、家族連れは子どもの「ねぇ、まぁだぁー、腹減ったよー」攻撃に運転している父親がいらいら爆発、ラブラブカップルは彼女の「まったくもぉこんなの莫迦みたい、来なければよかったわ」に親密な絆にばっくりと亀裂が生じる。もしも格好つけたマニュアル車のスポーツカーだったりすると、その夜にきっと彼氏は両脚が攣ってのたうち回ることだろう . . . 本文を読む
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いっぱいの秋

2012-10-19 | 俳句、なぁーんちゃって
「あといったい何度桜を見られるのだろう・・・」「来年もこの桜を見られるだろうか」桜を見ながらこんな寂しい呟きを、誰もがある歳をこえたらきっとするようになるのだろう。そして、紅葉についても同じように呟くのだろう。そろそろ今年も紅葉のシーズンが始まる。紅葉の名所は数多いが、自分のなかで「とにかくあそこの紅葉が一番良かった」というところはどこか思いだしてみた . . . 本文を読む
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鳥取、素ラーメン

2012-10-17 | 食べある記
さて鳥取だが、予定では渋滞がなければ所要時間は五、六時間だ。いまが九時だから午後二時か三時までには到着するだろう。かなり遅めの昼メシになるが、なにを食べるかは決めてある。鳥取名物、素ラーメンだ。思った通り、午後二時に鳥取市役所の駐車場へ到着。省エネで暗い庁舎に入り、二階の食堂へ急ぐ。午後四時まで営業していることは調べてあるので急がなくてもいいのだが、腹ペコなのだ。走行距離が約四百キロ、高速がない区間もあってたっぷり走りでがあった。食堂にはさすがに客がいないし、厨房もきれいに清掃をすませてある。券売機で「スラーメン」を探しだし、硬貨を投入する . . . 本文を読む
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湯田温泉 山口・山口市

2012-10-14 | 温泉エッセイ
(ああ・・・早く温泉に入りたい)よし、旅の第一日目(正確には第二日目)は入れなかったが今日はたっぷり温泉に浸かるぞ。頸椎と腰と膝に爆弾を抱えているほかは至って元気、これといった病気をしないのは間違いなく<温泉>のお陰だと思っている。そんなわたしの旅に温泉は絶対不可欠なものだ。仙崎を出発していよいよ湯田の街にはいった。湯田温泉の開湯は約六百年前といわれ、白狐が毎夜温泉に浸かっていたところを発見したとされる。田んぼの真ん中から源泉が湧出したことが「湯田」の名前の由来だ . . . 本文を読む
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愁いふくめて

2012-10-12 | 俳句、なぁーんちゃって
酒は適量なら「百薬の長」だが、度をこせば「気狂い水」となるようで。「親の意見と冷や酒は後にきく」という。酒も燗ならまだしも、冷や酒や冷酒だと口あたりがいいのでつい呑みすぎてあとが怖い。「冷や酒(ひやざけ、あるいは冷や」」と「冷酒(れいしゅ)」はどちらも冷たいお酒のようだが、「や」のひと文字があるかないかで温度に差が出るという。「冷や酒」は「燗をしない酒」、つまり温度は常温の冷たくない酒で、「冷酒」といえば冷やした酒を指す。また冷酒の温度にはいくつか呼び方があり、雪冷え(5度)、花冷え(10度)、涼冷え(15度)などがあるそうだ . . . 本文を読む
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金子みすゞを訪ねて (2)

2012-10-10 | ぶらり・フォト・エッセイ
長門市仙崎は日本海に面した青海島と本土の両側にまたがる地域である。山口では下関に次ぐ水揚げ高の漁港をもち、イカ・アジ・ウニ・アワビなどの近海物の魚介類などを主に取り扱われ関西、九州方面に出荷されている。とくに剣先イカについては「仙崎イカ」のブランド名が名付けられるほど有名である。せっかくの仙崎である、昼はできれば地魚の刺身でも食べたい。観光客でなく地元客の多い店を選んだ . . . 本文を読む
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