温泉クンの旅日記

温泉巡り好き、旅好き、堂社物詣好き、物見遊山好き、老舗酒場好き、食べ歩き好き、読書好き・・・ROMでけっこうご覧あれ!

読んだ本 2017年11月と12月

2017-12-31 | 雑読録
毎月配信していた「読んだ本」だが、この二カ月はあまりにも冊数が少なかったので、申し訳ないが初めて合併号みたいな記事にさせていただいた。「池波正太郎真田太平記館」は、上田駅前から伸びる坂道を真っ直ぐ十五分ほど歩いたところにある。池波正太郎の小説が好きな人なら、観覧料の四百円で、まず小一時間くらいはたっぷり潰せる . . . 本文を読む
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群馬・吾妻、枯葉舞う杜のリゾート(3)

2017-12-24 | ぶらり・フォト・エッセイ
夕食の開始時間にそろそろなるので、一階のレストランに向かう。二階から一階に降りていくと、左壁の一面に展示物が貼り出されている。貼られたスナップ写真や書かれた展示物によると、東日本大震災のときに七か月という、一時避難所としては長期にわたり福島県相馬市の被災者受入れを行ったようだ。被災者とのその後の交流の深さを物語る手紙などもあって、一読して胸が暖まりこの宿に思わず親近感を感じてしまう . . . 本文を読む
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群馬・吾妻、枯葉舞う杜のリゾート(2)

2017-12-17 | ぶらり・フォト・エッセイ
本館一階にあたる地面まで、枯葉舞う坂道を降りてくると、フロントロビーに入りコーヒーを飲んでひと休みする。さきほど、横目で無料のコーヒーマシーンをちゃっかりみつけておいたのだ。レストラン側の中庭に出て、喫煙所を探しあて一服する。中庭にも紅葉があり、たっぷりの秋を感じられる。建物が風をさえぎっているのだろう、びっしりと枯葉が敷き詰められている広場はいかにも晩秋の趣だ . . . 本文を読む
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群馬・吾妻、枯葉舞う杜のリゾート(1)

2017-12-10 | ぶらり・フォト・エッセイ
真田昌幸が築城した上田城がある町を出発して、真田ゆかりの砥石城方面に向かい、真田の庄を経て鳥居峠を越える。吾妻川に沿った路を東に、上州の岩櫃(いわびつ)にひたすら車を走らせる。真田一族も往時は上田あるいは砥石から岩櫃まで、馬か歩きで同じルートをとったはずだ。路沿いの柿の木が葉をすっかり落としていて、秋の深まりが極まっていることを教えてくれる。「コニファーいわびつ」は、こちらも真田ゆかりの岩櫃城址にほど近い小高い山の斜面に建てられたリゾートホテルである . . . 本文を読む
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紅葉の上田城(3)

2017-12-03 | ぶらり・フォト・エッセイ
澄んだ青空を背景に、胸にぐっとせまる燃えたつ真紅と眼にしみいる鮮やかな黄色の、まさに三原色の饗宴である。紅葉ももちろんいいが、イチョウの黄葉もまことに味わいぶかいものがある。築城の翌年の天正十二年(1584年)になると、上田の城もどうやら形をととのえ、本丸に完成した居館に昌幸がまず移り住んだ。居館が建ち並んでいた本丸跡は、今はただのなだらかな平地となっている . . . 本文を読む
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