上野、浅草、皇居周辺、飛鳥山などの例年の東京の桜の名所も確かにいいものだ。京都や福島など旅先の桜もいい。けれども、どこの町でも「わが町の桜の名所」といったところがあるもので、引っ越して以来の柏尾川の花見だがこれはこれでたまには新鮮なものであった . . . 本文を読む
わたしの家に幸福の木がある。もともとは小さかったのだが、少し大きくなるたび鉢を植え替えたりして手をかけて十五年以上たつうちに、天井に届くほどスクスクと元気に成長したのだ。幸福の木はめったに花を咲かせない。記憶では、この木が花を咲かせたのは十数年で二度あるが、その年が幸福であったかは定かでない。それが今年、久しぶりに花を咲かせた . . . 本文を読む
東海道も大磯から、小田原、箱根、三島まではキツイ行程となる。それぞれが四里(約16キロ)ある。大磯から小田原までは高低差がないのでまだしもだが、小田原から箱根までは標高約八百メートルの登り、箱根から三島までは降りだから、相当に疲れることを覚悟しなければならない . . . 本文を読む
東海道もこの藤沢あたりから、同好の士らしきひとを見かけるようになった。東海道を歩いているのか、寺院などの名所巡りなのか、単なるウォーキングなのか目的ははっきりしないが。片手に地図を持っているひとが多い。ひとりのひとや、二人連れ、グループもいる . . . 本文を読む
(・・・指先まで凍えてしまった。どうしようか・・・)できれば温泉にでもはいって冷えきった身体を温めたい。朝市で買ってきたたこ焼きを車のなかで食べながらしばし熟考する。(そういえば勝浦の朝市に向かっている途中に、たしかふざけた温泉の看板をみたなあ)よし行ってみるか。決まれば行動は早い
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東海道は、俗に江戸時代の東海道を「旧東海道」、それ以前のを「古東海道」という。五十三次(駅)あり、駅(宿場)では宿泊したり、問屋場で馬や人足を取り替えたり雇ったりできる。宿場と宿場の中間には「立場(たてば)」という休むための宿があった . . . 本文を読む
ウォーキングするにも、まずは多少高目の目標を持たねばならぬ。では距離でざっくり決めて、「500キロ歩く」はどうか。おお、これはいい。ふむ。500キロといえば、東京から京都までだ。・・・まてよ、実際に東京から京都まで歩く、というのはどうだろう。いかにもわたしらしい。よし、そうしよう。決めた。東海道五十三次、宿場ごとに分割して歩けばいい . . . 本文を読む
ところで、「どんな作家が好きなのですか」こういう質問もよく受けるが、わたしはすぐには答えられぬ。そこで、参考になるかどうかわからないが、去年までの四年間(2004年から2007年)に読んだ本で、「◎」印と「○」印を付した作家を並べて書いてみる . . . 本文を読む
下田から石廊崎方面に走り、下賀茂の交差点を曲がったとたん、鮮やかな黄色が眼に飛び込んできた。一面の菜の花。圧巻である。同じような菜の花畑をみたのは、下北半島の横浜、たしか北海道の道央であったな。「ここだったのか・・・」この菜の花畑で結婚式をあげているのを何度かテレビのローカルニュースでみたことがある。青野川沿いの両側に並ぶこちらの河津桜のほうは、河津より一週間は遅れているようだ(このブログをアップした日が見ごろだと思う)
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