温泉クンの旅日記

温泉巡り好き、旅好き、堂社物詣好き、物見遊山好き、老舗酒場好き、食べ歩き好き、読書好き・・・ROMでけっこうご覧あれ!

読んだ本 2018年7月

2018-07-29 | 雑読録
昔から、夏は暑いと相場は決まっている。でも青天井みたいな暑さは厭だな。熱中症でジワジワ淘汰される・・・ような、そんなヤバい炎暑の夏がいま全国に広がって、連日、まさに焦熱地獄の日々が続いている。喧しい蝉もあまりの暑さにくたばったのか、めずらしく静かな夏だ。先週の日曜、岐阜県の郡上八幡が猛暑最高地点だった。わたしが旅先で一番暑かったと記憶しているのもそこだ。熱い温泉が好きなほうなのでけっこう暑さには強い。そんなわたしでも、郡上踊りの彼の地では汗腺が突然崩壊したみたいに、ひと夏分とも思える大量の汗をたった一時間でかいてしまった。頭髪のあらゆる毛根から、額から頬っぺたから首筋から汗が噴き出しまくって、死ぬかとおもった . . . 本文を読む
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足利學校(2)

2018-07-22 | ぶらり・フォト・エッセイ
旧遺跡図書館は、足利學校が廃校になった以後、明治三十六年(1903年)に開設され、書物を継承して現在に引き継がれている。現在の建物は大正四年(1915年)に建てられ、市重要文化財に指定されている。「欹器(きき)は満つるをもって覆る」といい、孔子は慢心や無理を戒めたそうでその欹器が図書館に一つ(撮影不可)、方丈に二つ置いてある。これがなかなかに面白い . . . 本文を読む
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足利學校(1)

2018-07-15 | ぶらり・フォト・エッセイ
昼時で腹も減ったので、軽くなにか食べようと足利の手前の佐野で寄り道することにした。佐野での腹ごなしの店の腹づもりはあった。南口の駅前から市役所方面に真っ直ぐ伸びる道路を、五十メートルも歩いたところにある「松葉食堂」だ。佐野では珍しく開店時間が早く(朝七時)、朝ラ―が食べられる店として記憶していた。ラーメン、丼物、定食などのほかにうなぎもやっているようだ . . . 本文を読む
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塩原温泉(3)

2018-07-08 | 温泉エッセイ
わたしがこれまで入った塩原の温泉は宿数が多い、塩化物泉の門前、上塩原と、硫黄泉の元湯くらいだから泉質でいうとたったの二つきりだ。  同じく千年を超える歴史、四百余の源泉、九種の泉質の鳴子温泉にはかなわぬまでも東日本では屈指の温泉郷である。ここ「光雲荘」は塩化物泉で門前温泉の宿のひとつだ。時計の針が八時半を廻ったところで、最後の入浴に向かう . . . 本文を読む
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杉本寺、苔の石段

2018-07-04 | 鎌倉点描
天平六年(734年)行基が十一面観音を安置して創建した、鎌倉最古の寺とされている「大蔵山 杉本寺」の、緑に苔むす石段である。冬になれば両側に紅い椿の花が見事に咲き競うという。たしかに、一見の価値は充分にある石段だ。かなり急勾配だが、石段は柵で囲まれており文字通りの「見るだけ」で歩いて昇ることはできない。記憶の底を軽く浚ってみた。苔に初めて魅了されたのは京都の苔寺(西芳寺)の庭園だった。そして奥入瀬渓流沿いでは息がかかるほどの至近距離で、活き活きとした緑滴る苔を観察でき、指と掌で恐る恐る触れて苔のふさふさ感を味わったな . . . 本文を読む
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読んだ本 2018年6月

2018-07-01 | 雑読録
五月中旬くらいから、海の体調が悪くなった。あのきつい目力がなんと柔和に変わり食が細くなってきて、魔女猫とはいえども歳も歳だし心配である。いつものように成田に参詣して祈願するか・・・。ただ成田まで行くと一日仕事になってしまう。そういえば東京の門前仲町には成田山新勝寺の東京別院として深川不動があった。横浜にもありそうだ。調べたら野毛にあった。傾斜がゆるやかな西参道を選んだ。カレーのスパイシーな香りが漂うのは、本格カレーを供するどこかの飲食店の換気扇のせいだろうか . . . 本文を読む
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