温泉クンの旅日記

温泉巡り好き、旅好き、堂社物詣好き、物見遊山好き、老舗酒場好き、食べ歩き好き、読書好き・・・ROMでけっこうご覧あれ!

浜松、Room 112でコーヒーブレイク

2022-07-24 | 旅エッセイ
鉄道を使って、西の大阪とか京都方面に旅した帰りには、決まって浜松駅で途中下車をする。駅の改札口を出ると、右方面のアクトシティ側の北口から構内を出た。何度も通い慣れているので、さすがに足が勝手に目的地に向かっている。駅から5分とまではいかないが、路さえ迷わなければ、10分と掛からずに「Room 112」に到着する . . . 本文を読む
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ルレ・エ・シャトー(2)

2021-12-19 | 旅エッセイ
九州は温泉もいいが、宿が抜群にいいと思う。その上、関東の箱根伊豆あたりと比べると宿泊料金が驚くほど手ごろなのが魅力である。出張で交通費が会社持ちで浮いた分、九州にいくとついつい背伸びしてせっかくだからいい宿に自費で一泊してから帰るかという気になってしまう。(ここか・・・)さすがに「日本の原風景」というだけの雰囲気がたっぷりある宿である . . . 本文を読む
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ルレ・エ・シャトー(1)

2021-12-12 | 旅エッセイ
時間は容赦なく飛び去っていく。委細構わず、にだ。そして、時間を巻き戻すことは決してできない。でも想い出は、自分だけがいつでも、あるいはいつの日か取り出すことができる宝石だ。色褪せくすんでしまったようにみえても輝きをすべて失うことは決してない、かけがえのないものである . . . 本文を読む
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旅とパン

2021-10-10 | 旅エッセイ
「これが、あのフランスのソウルフードである『ジャンボン・ブール』なのか・・・」持ち帰ったバゲットサンドをひろげて、しみじみ眺めてしまう。東京で一番美味しいといわれる焼きたてのバゲットに、上質な豚もも肉のハム(ジャンボン)とたっぷりのバター(ブール)。セーヌ川のほとりにでも坐ってぜひとも食べたいところだが、地元戸塚の柏尾川のほとりじゃ興がさめるので、自宅で食べた。香ばしいバゲットに、高級なバターとぶ厚いハムが絶妙にマッチして、たしかに旨い。高いだけあって . . . 本文を読む
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時には海路で。(2)高松~小豆島~岡山

2021-08-22 | 旅エッセイ
サンポート高松を定刻の7時20分に出て、小豆島の土庄(とのしょう)港に順調にむかっている。所要時間はほぼ1時間、乗車料金は700円と、ほどよい時間で手ごろな値段といえる。海面は機嫌良さそうな漣(さざなみ)程度、うねりもなく穏やかそのもの。快適この上ない . . . 本文を読む
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時には海路で。(1)高松~小豆島~岡山

2021-08-15 | 旅エッセイ
なんともはや、あっけない船出だった。今回は海の守り神の<こんぴら参り>をした帰りなので、ここは一番、ゆっくり海路を使って本州に戻ることにした。費用対効果と利便性の追求にばかり血道をあげる世の中だが、こんな旅があってもいいだろう . . . 本文を読む
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富山、お値打ちの片泊まり

2021-04-18 | 旅エッセイ
宿泊料金を記しておくと、朝食付き宿泊(B&B)で6,716円、Go-To割引の2,870円を差し引いて3,846円、それに共通クーポン券が1,000円もらえるので実質2,846円となる。そのうえ提供されたリッチな朝食の料金2,500円を考慮すると、なんとなんと正味346円! お値打ちな宿泊なのに煙草一箱以下という、とにかく大破格の安さである . . . 本文を読む
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湯河原温泉、みかんと玉子焼き(2)

2017-02-19 | 旅エッセイ
そういえばその昔に湯河原でみかん狩りをしたことがあった。駅の構内の隅にあったみかん狩りの受付所みたいな処で申し込み、海を見渡す山の斜面にあるみかん畑に他の申込客と一緒に軽トラで連れていかれた。食べ放題でたしか三百円か四百円くらいだったと思う。イチゴとかさくらんぼの食べ放題ならともかく、みかんはキツイ。三個くらい食べてギブアップしてしまった記憶がある . . . 本文を読む
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湯河原温泉、みかんと玉子焼き(1)

2017-02-12 | 旅エッセイ
たっぷりの掛け湯をしてからゆるゆると身体を沈めていく。おぉー、うぅ・・・と、つい愉悦の声が出てしまう。予定ではなかった流れで泊まることになってしまったが、貸切風呂に入っているいまはそれを思いきり楽しんでいる。わたしがとにもかくにも無病息災でいられるのは、ひたすら温泉の効力、功徳、温泉のおかげと深く信じている。だから、いわゆる温泉が切れる状態になるとそれはもう居ても立っても居られなくなる。早い話が単なる温泉好きの、温泉バカなのだ . . . 本文を読む
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伊東温泉、会心の一日(3)

2017-01-22 | 旅エッセイ
「芋焼酎の水割りと・・・お刺身の『独身』をとりあえずください」この店の自慢料理の刺身盛り合わせは一人前が「独身」九百八十円、二人前が「三男」千九百六十円、三人前が「次男」二千九百円、四人前が「長男」三千九百円となっている。外湯「小川布袋の湯」で身体からきれいさっぱり昼の酒毒が抜け、宿で一服すると完全に素面状態にリセット完了した。さて、そろそろ一杯やりにいくとするか、と元気いっぱいで湯の花通りに向かったのだった。よく呑む店は三軒あるのだが、最近は刺身が安くて旨いこの「U」をもっぱら選ぶ . . . 本文を読む
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