温泉クンの旅日記

温泉巡り好き、旅好き、堂社物詣好き、物見遊山好き、老舗酒場好き、食べ歩き好き、読書好き・・・ROMでけっこうご覧あれ!

上山田温泉、上山田ホテル(2)

2016-04-27 | 温泉エッセイ
大浴場に満足すると、次いで、貸切露天風呂にいってみることにする。大浴場と同じ階、エレベーターの両側に二つの露天風呂がある。ドアの横のランプが緑色に点灯していれば、使用可である。四十分二千円などと云わずに「無料」と太っ腹なのがありがたい。まずは山側にあるひとつ目の露天風呂。湯の花たっぷり浮遊している温泉で満足できる。山の上にある設置されている「上山田温泉」の文字は夜にはハリウッドっぽくライトアップされていて国道からも容易に識別できる。もうひとつの川側のほうもランプがグリーンだったので、えーいついでに入っちゃえ。酒好きが無料だとついついすべての銘柄を試飲してしまうようなものだ . . . 本文を読む
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上山田温泉、上山田ホテル(1)

2016-04-24 | 温泉エッセイ
佐久・上田盆地を流れる千曲川は長野盆地で犀川と合流し、県境で信濃川となって新潟に入る日本で一番長い川である。その千曲川沿いに戸倉上山田温泉はある。戸倉上山田温泉は戸倉温泉が明治二十六年(1893年)に、上山田温泉が明治三十六年(1903年)にそれぞれ開湯され、約百年前から善光寺詣りの精進落としの湯として親しまれている。源泉も多く豊富な湯量であることから、日帰り温泉施設や銭湯でさえ贅沢にも温泉が掛け流されているから驚きだ . . . 本文を読む
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東御、畑の中のイタリアン(2)

2016-04-20 | 食べある記
わたしがランチコースの安いほうを選んだのは、昨日泊まった宿の朝食をしっかり食べたせいもある。わたしは野菜不足と認識しているので前菜に選んだのは「ミネストローネ」である。活〆天然ウスバハギのカルパッチョにするか、と一瞬悩んだが割り増し料金が加算されるのでこちらにしたのだ。それにアルコールが欲しくなってしまう。店の入口が開く気配があり、賑やかさとともに三人の女性客が入ってきて、視線を走らせ思わず頬がゆるんでしまう。ノンナ(お婆ちゃん)の三人組だったからだ。乗ってきた車からみて、たぶん地元のノンナだろう。そろそろ予約客が来る時間帯に入ったようだ . . . 本文を読む
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軽井沢、森閑の滝

2016-04-17 | ぶらり・フォト・エッセイ
東御から国道十八号を走って信濃追分を過ぎ、中軽井沢まで来ると左折してロマンチック街道に入った。さすがに避暑地だ、上田あたりで十五度くらいあった気温が半分くらいに下がっている。横浜では桜が満開だったが、こちらには春の訪れはまだ遠いようだ。「鬼押出し」の手前を右折して白糸ハイランドウェイに入り、白糸の滝を久しぶりにみていくことにした。道にはないが、脇にはところどころにまだ眩しい白い雪がたんまり残っていた。白糸の滝の駐車場に止め、車を出ると予想以上の寒さにダウンジャケットの前のジッパーを締める . . . 本文を読む
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東御、畑の中のイタリアン(1)

2016-04-13 | 食べある記
上田を過ぎると、嘘みたいに道が空いて快調なスピードが戻った。ところが東御(とうみ)に入ったところで、また軽い渋滞が始まる。今度はなんなんだ。事故か工事だろうか。ナビで迂回路を検索しなくてもこの辺りの道路は詳しいので、信号を右折して迂回することにした。高速道路と違い国道には逃げ道が選択できるのがいい。この近くには海野宿やら、何度か泊まった八重原温泉があり、そこはたしか日帰り温泉もやっていた筈だ。(なんだ、あれは? レストランか)イタリアンか・・・温泉で時間潰しもいいが、レストランで早めのランチにしてもいいかもしれない。いつも蕎麦とラーメンばかりでは脳がないし、な。予定していた中軽井沢の「ろぐ亭」はまたにしよう。。左折したら、そこにイタリアンレストラン「ノンナジーニヤ」があった。覚えにくい名前だがどういう意味なのだろう . . . 本文を読む
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藪塚温泉(2) 群馬・太田

2016-04-10 | 温泉エッセイ
(蕎麦も焼きそばもそうだが、止めのたい焼きが一番応えたなあ・・・)なかなか佐原の古本屋のたい焼きみたいのにはお目にかかれないもんだ。いつもなら絶対しない長湯のせいで、湯からあがると汗が噴き出てとまらなくなる。これなら夕食前にもう一度入ればなんとか復活できそうだ。この温泉の泉質はアルカリ炭酸泉なので肌触りも滑らかで、なかなかいい湯である。さて藪塚温泉の由来だが、かなり古いものである。宿の裏手に「厳理湯」と呼ばれる冷泉が湧き出る藪塚温泉神社があり、遠い昔、新田義貞公の勝戦の源であり、隠し湯として伝えられてきた、とある . . . 本文を読む
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続・太田焼きそば

2016-04-06 | 食べある記
太田は「焼きそばの街」として秋田の横手、静岡の富士宮と「三国同麺」を結成したほど<焼きそば>が売りなのだが、肝心の「太田焼きそば」には、横手と富士宮と違い統一された特徴も定義もない。麺も細いの太いの、ソースも甘いの辛いの、とにかくなんでもあり状態、要は世話人みたいのがいないから「これが太田焼きそば」だというのがみえてこないのだ。二回目の太田焼きそばには創業四十年を超える老舗の「清水屋本店」を選んだ。入ると店のレジあたりに客が固まっていたが、店内のカウンター席とテーブル席には誰もいなかった。すべて卓の上とカウンターに灰皿が置いてあるのが嬉しい限り。店の廻りは団地と住宅街だし、曜日と時間帯のせいか、どうやらあらかじめ電話で注文して持ち帰る客が多いのだろう . . . 本文を読む
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藪塚温泉(1) 群馬・太田

2016-04-03 | 温泉エッセイ
藪塚の交差点を過ぎてすぐの踏切で、遮断機が降りてきてしまったので東武桐生線の電車の通過を待った。さきほどから道沿いに「三日月村」という看板をちらほら見かけた。はて、なんだっけか。・・・思いだしたぞ。木枯し紋次郎だ。たしかテーマの歌もヒットした・・・な。「♪どぉこかでぇ~誰かがぁ~きっと待って、いてくれるぅ~」つい口ずさんでしまう . . . 本文を読む
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