新栄堂の占い日記

私はプロの占い師ですが、鑑定をしながら日頃感じる事…を書いております。

無形・有形(この様にも考えられる…)

2019年10月15日 | 四柱・その他


上図は或る架空の女性の命式です。

彼女の命式は…

・日柱:丁未
・天干の並びは、月上の傷官を中心とする偏印との並びで、時上は荒れる沐浴が付いた傷官。
・丸い円の五行を見ると、木の印星と、土の食傷に星(●)が固まり、水の官星に星(●)は不及、金の財星も弱い。
・天干の並びも、五行全体も傷官と偏印を中心とする「印綬傷官」の形となる。
・表の天干の並びと、本質を表す五行が一緒(表と裏が一緒)。

印星は思考(頭脳)を表し、食傷は鋭敏な感受性を表す。
この様な命式は、感じたり考えたりという、精神世界の星が多く、財官(お金や仕事)という現実世界の星は弱い。
頭も良く才能豊かな彼女、…神は 彼女にとても敏感な感受性とユニークな思考力をお与えになったと思う…
しかし、この世を上手く生きる能力は強いとは言えない。

「印綬傷官」の良さが発揮されるには、育つ環境や愛情がとても重要。
特に傷官が強い子は、ガラス材工の様な心の持ち主が多い。
そして、ちょっとへそ曲がりな捉え方をする偏印。

その両方の良さが出る為には、まず、親から思う存分愛されたという世界が必要。
愛されて育てば、心はまっすぐに育ち、繊細さとユニークさが良い面で開花すると思う。

そうで無い場合は、自己肯定出来ずに、繊細さの負の面が出てしまう場合がある。

その繊細さの負の部分が、健康面や社会面に影響を及ぼす場合も多いと思う。

心の影響は、自律神経を通して健康面に現れ、また社会面にも現れて来ると思う…。


また、上図を見ながらこの様にも考える事が出来るかも知れない…
上図、左の丸い円を例題にすると…
・火の比肩は自我(魂)を表し
・思考を表す印星や、感ずる心を表す食傷は精神(心)を表す。
・そして、財星や官星は現実を表す肉体。
・人間は、魂(本質)と、心と身体で出来ていると考えるので…。

また、無形なる心と、有形なる身体を表すのが、天干と地支との関係ともいえます。
無形なる天の十干と有形なる地の十二支ですね…。
そして、心が身体を主管するのが本来の人間だと思います。
肉身の欲望に支配されると大変です。
「魔が刺す」という言葉を聞きます。
愛に魔が刺せば…親子や夫婦が一つになれず、そこから不倫が生じる場合も。
生命に魔が刺せば…病魔となり。
お金に魔が刺せば…死に金となります。
運を良くする方法は、原則に合った生き方をするということだと思います。
その為には…
・宇宙の法則(陰陽五行と愛の法則)を知ること。
・自分はどの様な役目を持った人間なのかを知る事(知命:自分の命式を知る)
・そして、今が、どの様な時なのかを知る事。 等が、第一とも言えます。

また、ミクロの世界もマクロの世界も一緒です。
個人の拡大が家族、そして社会、世界となります。
また、人が万物の霊長として、正しくこの世を治めていれば、異常気象も少なくなると思います。
魂中心の生き方が求められているのかも知れませんね…

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新栄堂
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