上図は比肩の強い或る身旺の男性の2008年と2009年の行運です(大運と流年の関係)。
(命式本体は省略しています)
彼の大運には「敗財」が来ており、2008年の彼の流年は偏財(沐浴)、
そして、2009年の流年には正財(冠帯)が来ていました。
変通星の比肩は、もともと財星を尅します。
ましてや、身旺の比肩の場合は、財星を強く尅し流してしまう傾向があります。
その様な四柱を持つ方にとって「敗財」の大運は注意の時期ともいえます。
「敗財」という文字は、下から読むと財が敗れると書きますので、大切なものを流しやすい期間といえます。
敗財になると目的感や志しを失いやすく、努力をせずに得たいという欲だけが強くなります。
そこに魔が刺す場合が多くなります。
欲によって冷静な判断が出来なくなるのですね…
2008年の流年には偏財に荒れる十二運の沐浴が付いていました。
偏財にはお金や女性という意味がありますが、……投資や女性の話には注意も必要です。
2009年には正財の十二運に冠帯が付きました……正財に冠帯が付いた場合の物の購入等には、詐欺等に注意の暗示もありますね。(大運が敗財なので)
四柱本体を中心に…
どの様な大運が来ているのか、
そして、どの様な流年が来ているのか。
行運によって私たちの気持ちも変わりますし、近寄ってくる環境も変わってきます。
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よく思うのですが、良い命式で生まれて、良い行運に恵まれる人のほうが稀で、何かどこか弱いところが出ているのが普通。
たとえば、傷官に沐浴は荒れますとなると、どうやって改善をするのかが、気になるのです。
本の中には、冲の時には支合する干支のペンダントが有効とかあり、行き過ぎると霊感商法に繋がるのではないか?と思うのです。
確かに気休めにはなりますが。
鑑定はある程度までなら、手順を踏めば出来るようにはなると思いますが、改善策をアドバイスまでの習得はなかなか難しい。答えがないのではないかと思ってしまい悩むところです。
悪い命式、行運でも幸せになる方法があるのでしょうか?
個人の心掛けだけで、改善は出来るものでしょうか?
文章が下手で申し訳ありません。
素人ですが、本やネットの知識で命式の良し悪しはある程度分かるように思います。
ただ、偏った命式で生まれて(産んで)しまった場合や、気をつけた方が良い年について前もって知識があっても、それは運命と割り切るしかないのかなあとも思いますが。改善策にも限界がありそうですね。。
故に古典では、一.命、二.運、三.風水、四.積善陰徳、
五.読書。と言われています。
まず、1.宇宙の原則を学び、2.徳を積む、3.良い環境を選ぶ事で、4.運勢も向上し、5.命も改善されると言われています。
良い環境を選ぶ。ここが一番難しいと個人的に感じました。
やはり古典は奥が深いです。
要は自己責任ですね。