上図は友人の娘さんの命式です。
流年は昨年(乙未)で出して見ました。
・四柱本体の天干の並びは官星と財星とが並ぶ命式。
・五行図を見ると土の財星に星(●)が3つと、金の官星に星が星(●)が3.5個固まっています。
表も財官、裏も財官という命式でしょうか…。
・比肩には星(●)が1個で、比肩に対峙する財官が合わせて6.5個と、比肩と財官とのバランスがとても悪い命式といえます。
・少々財殺っぽい命式と言えます。
比肩は自分軸を表しますし、財星はお金や家庭性や優しさをあらわし、官星は責任感や仕事やプライドを表します。
優しく責任感もあり、いわゆる良い人が多いです。
また、この様な命式の方は、お金や仕事という外的なものに意識を持ちやすいタイプの人が多いです。
勿論、生きる為にはお金が必要ですし、その為には仕事も大切なのは当然です。
しかし、お金や仕事という目に見える外的なものにフォーカスし過ぎて、目に見えない本質を見失う場合も多いといえます。
目先にとらわれて、本質を見失う場合も多く、その為に周囲に振り回されて全てを失う場合も多々あります。
昨年(乙未)は彼女にとって反言の年(反言とは、日柱と同じ干支が重なる年)。
もともと「財殺っぽい」命式の彼女ですから、お金の問題には注意の暗示があります。
反言の年は通常の比肩の流年よりも分離が強くなります。
木尅土と比肩が強く財星を壊す流年となり、お金も絡みながら大切な人との別れの年となりました。
この命式にとって必要な星は印星(印綬・偏印)です。
外的なものに振り回されぬ様、常に本質を見つめる事が開運のポイントかも知れません。
クリックしてね
新栄堂のホームページヘ
吉星のはずの財星を印星が嫌うのは金品や異性を得ることによって深い思考力やストイックな精神性が傷ついたり弱くなったりすることを意味しているのですか?
丙辰様のいう通りかもしれませんね。
財星が多い場合は大丈夫なんでしょうか?
とありますが、反言の変通星は関係ないですか?
月の反言はどんなことが起きますか?
必ず、比肩となり、分離が強くなります。
月の反言は変通星によって解釈が異なります。