上図の命式は天干に敗財と偏印とが並んだ命式です。
「敗財」は比肩に似た星ですが、そこに「弱気の失敗」という意味が加わり、人情に流されて嫌と言えない部分も出てきます。(厭世、消極的、義理の兄弟、破綻、怠慢)等の意味もあるが、ソフトで人情的で、人の痛みが分る人も多いものです。(敗財は特に休囚を嫌います)
「偏印」は印綬と同様、学問・芸能・頭脳の星ですが、印綬がメジャーなら偏印はマイナーで、孤独・病気・宗教等の意味もあります。
敗財と偏印とが並んだ人は、地味でやや暗い印象を与え、人情的な面もる。
才能には恵まれるが、運には恵まれにくく、裏方的な苦労をしやすいところから、「縁の下の力持ち」的な生き方をされる人も多い。
評価されずとも感謝して歩めば天に宝を積むことになり、やがては運気は好転する。
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1.偏印と劫財の並び (友人A)
2.印綬と劫財の並び (友人B)
質問1.友人Aの天干の並びは偏印・敗財の並びと似たような意味でしょうか?
質問2.友人Bの天干の並びは、知恵を頼りに欲しいものを積極的に得ていくという意味でしょうか?
劫財と敗財とは似た様な変通星ですが少々異なります。簡単に一口でポイントを書けば…
劫財は強気の失敗、
敗財は弱気の失敗。
で、どちらも内面には欲があります。
質問2はその通りだと思います。
印綬は偏印より、知恵を活用するという意思があるということだと思いますが、敗財の場合、それが人情に流されて(受身というか、止むを得ず)というマイナスのニョアンスがあるのでしょうか。
敗財も偏印も人情的なところがありますから…
敗財の場合、人情に流されやすいので、常識がなく強欲な人が周りにいると、被害が大きくなるので、、周りに常識的でいい人がいる環境にいたほうが安全かも・・・・と思ったのですが、どうでしょうか?
ひまわり様へのご解説で気になったのですが、良くない環境になる年回りは、命式全体をみて頂かないと分からないのでしょうか?例えば年運、比肩、敗財、傷官等は如何でしょう。
詳しくは、命式全体を見る必要もあります。
とある算命学のブログに以下のことが書いてありました。(文体は変えてあります)
劫財や敗財は以下のように捉えることもできるでしょうか?
・陽干の石門星(=敗財)・・・・相手が自分に近づいてくる。自分に人望や魅力がある場合に人を引き付ける。未熟な場合は人の面倒をみたり、おせっかいを焼いて人望を得ようとするが、やりすぎた場合は人間関係で失敗して悩む。
・陰干の石門星(=劫財)・・・・自分と違ったり魅力がある相手に自分から近づく。(偉い人や能力がある人、又、一緒にいて自分も成長できる人など)