新栄堂の占い日記

私はプロの占い師ですが、鑑定をしながら日頃感じる事…を書いております。

裸の傷官

2022年01月28日 | 四柱・その他


(傷官:しょうかん)には下記の様な意味があります。
・日干から生じられ陰陽を異にするもの(陰陽配偶)。
・感受性、直感、敏感、目上に反抗、刑傷...
・女命の場合は子供。
・財を生じ、官を剋す。

この傷官は特殊な才能の星で、鋭敏な感覚の星でもあります。
傷官にはバカが居ないと初代会長が言っておられました。
傷官…後ろから読むと官を傷つけるとも書きますね…。
正官という吉星を無情の剋で剋す星ですね…。
女命の場合は、正官は夫を表しますので、旺相(特に沐浴・帝旺)する傷官を持った女性は相性の良い配偶者選びが必要だと思います。
また、正官は社会的を表しますので、社会的な立場に傷が入る暗示もあります。
傷官の地支は弱い方が悪さをしないとも言われています。

傷官は傷(きず)の官とも書くので、強い傷官を持つ方は身に傷が入りやすいとも言われています。
鋭すぎる刃物は触れただけで怪我をする場合もありますし、鋭い言葉も人の心を傷付ける場合もあります。
鋭さゆえに相手が傷つき、自分も一緒に傷付いてしまう様なところもあるかも知れません…。
特に、辛で出来た傷官は、カミソリの様な鋭さがある場合もあります。

年柱は先祖や霊的バックボーンを表す柱ですので、年上に旺相する傷官が出ている場合は、先祖に刃物に縁がある方がおられる場合もあります。
刃物に縁があるので、身体に傷が入りやすいとも言われています…(手術・怪我・事故)。
また、年上と時上は命式の外側ですので、年上・時上に旺相する傷官がある場合、裸の傷官と言って、身に傷が入る場合が多い様です。
裸の傷官とは、刃物が鞘から出ているという意味もあります。

天干に傷官を見つけたら、傷官の気を抜く財星が一緒にあると良いですね。
また、印綬で傷官を抑えるのも良いかも知れません…。
傷官は鋭敏な感情ですので、理性(印綬)で抑えることが必要なのかも知れません…。

傷官は、歳の頃では多感なティーンエイジャーとも言えます。
純粋さと美しさを持ったガラス細工の様な星ともいえます。

参考資料:傷官星と心理学(高木乗)

クリックしてね

新栄堂



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