上図は或る架空の男性の命式です。
彼は、今年(2019年)から敗財の大運に入ります。
この様な事も考えられます…。
(彼の命式)
・日柱:甲戌
・天干の並びは正財が双つの食神との並びの命式。
・五行を見ると、土の財星が星(●)が太過し、気の流れは食神→正財と流れる。
・金の官星は弱く水の印星は不及。
・日干:甲で己の財星が二つ(妬合)…複数の妻の暗示もある。
・日柱:甲戌 養…男性の場合は愛情問題に注意の暗示もある。
・多財星…女とお金の問題に注意の暗示あり(財多くして財流れる)。
・優しい受身の性格で、人生を楽しみたいという人が多い。
・印星が無く、太過した財星が印星を尅すので、何の為に生きるか等の思想観念が弱い。
今年から10年間「敗財 冠帯」の大運に入る。
敗財の時期は…
(精神面)
・目的感や志しを失いやすい時期。
・内面には、楽して欲望を叶えたいという思いが強くなる時期。
・その結果、その我欲に魔が刺す場合もでて来る。
・欲…物欲や色欲が考えられる。
(健康面)
・生理機能が低下しやすい時期→ 注意力が散漫になりやすい。
・生活リズムも狂いやすくなる。
(人間関係)
・人間関係がチグハグに成りやすい。
・自分の気持ちを解って欲しいという気持ちが強くなる。
・意志の疎通が生じやすく、そこから寂しさが生じやすくなる。
・不完全燃焼になり、溜息が出やすくなる。
(社会性)
・不注意から、契約上のミスや相手との誤解が生ず場合もある。
(金運)
・チョットした不注意等で金銭問題(お金の貸し借りや保証人、詐欺 等)を起す場合もある。
・夫婦関係の不一致から女性問題等(男性の場合)が生じ、その為の出費が多くなる場合もある(死に金)。
大運の旺相した敗財が月上の大黒柱の正財を尅す。
正財とは大切な宝(妻、財産、健康 等)意味する。
また、流年にも正財が出ていることと、大運:敗財との関係で、自分の中のもう一人の自分(欲心)が生じて、木尅土と大切な正財(宝)を尅す時期ともいえます。(命式中に内在するものが顕在化しやすい時期)。
特に、敗財の大運は、過去(先祖を含む)の穴埋をする様な期間ともいえます。
お金で穴埋する方もいますし、健康や愛情で穴埋めをされる方も居ます。
どうせ、お金を出すならば、死に金よりも生き金の方が良いですね…。
徳積みの期間だと思って、ボランティア活動をすると良いかも知れません。
我欲を動機とせず、他の為に生きる動機から行動すると守られると思います。
この様な時期は、宇宙の原則通り「正しく生きる」と良いと思います。
過分な欲望を戒め、愛と命と財産を正しく治める生き方をする必要がある期間とも言えます。
悪魔の誘惑に負けない様にしたいものです…。
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新栄堂
もともと無いのでよく分からないのですが、いつもこの点で悩みます。。。
確かに敗財は正財を強く尅します。
通関神である食傷が確り出ているか、敗財を抑える正官があれば良いのですが…。
命式全体を見ないと何とも言えませんが、敗財と正財が並び、上記の食傷や官星が無ければ、却って財星が無い方が良い場合もあります。
しかし、女性の場合は家庭を現す財星が良い形であると嬉しいですね…。
折れ線グラフによりますと 人生一番最悪な運勢
結構きついような気がしますが・・・
また、邪心を捨てて、良心に従うでしょうか…。
大運 敗財 胎 正官
(月柱は、偏印 、偏財です)
モチベーションは下がりますね…。
少々、何で私が…みたいな気持ちにもなると思います。
一家の中で、敗財の夫を、正官の妻が一生懸命に戒めれいるようなものです。
天干がやはり主体となるのですね。
夫婦の例えも分かりやすかったです。
ありがとうございました。