新栄堂の占い日記

私はプロの占い師ですが、鑑定をしながら日頃感じる事…を書いております。

五行のバランス

2016年12月21日 | 今日の出来事

上図の命式はXさんの命式です。
日干:壬の天干に正財と偏官が並ぶ命式で、五行を見ますと、火の財星と土の官星に星(●)が3つずつ固まっている命式です。
この星の並びは財官双美の形になります。
財星は優しさや家庭性を表し、官星は責任感や仕事を表します。
財官に星(●)が多いということは、お金や仕事に意識を持ち、現実的な思考をする方が多い様です。
そして、財星は優しさを表し、官星は責任感を表しますので、優しさと責任感の両方を持った人が多いということです。
しかし、自星(水)に星(●)が弱いので、多すぎる財官をコントロールできない傾向が出てきます。
簡単に言えば、二本足で立った自分が3つを抱きかかえ、3つを背負っているともいえます。
この様な場合は、やや周りに振り回される傾向があります。
特に上図の年は行運を入れると五行の星の数は以下の様になります。

(●=1、△=0.5)
水(自星)●△△…2
木(食傷)△△…1
火(財星)●●●…3
土(官星)●●●●●●…6
金(印星)●●△△…3

二本足の自分(水)が3(火)つを抱きかかえ、6(土)つを背負っているという状態ですね。
火と土を足して9ですので、自分がつぶれてしまう傾向が出てきます。
財星の火が火生土と官星の土を生じ、太過した土が土尅水と自星(水)を堰き止める状態です。
仕事や社会の重荷によって、自分が疲れ果ててしまうことを暗示しています。
この年は忙しく走り回り疲れ果てる年ともいえます。
忙しいとは心が亡ぶともいいます。
この様な命式の方は、普段から自分自身を見つめる時間を取ると良いと思います。
古典等を学ぶ時期なのかも知れません。

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コメント (9)
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