新栄堂の占い日記

私はプロの占い師ですが、鑑定をしながら日頃感じる事…を書いております。

比肩

2016年04月17日 | 今日の出来事

上図はあるA氏の昨年の流年の命式です。
彼の命式は日干:乙の印綬と偏財とが天干に並ぶ命式です。
また、日干が乙ですから、平成27年(乙未)の昨年の流年は比肩 養となり、逆行10年運の彼にとっては、大運と流年の両方に比肩が並ぶ行運の年でもありました。

比肩とは…
1.日干と同一の天干。同一五行で陰陽も同じ。
2.陰陽:不配偶
3.意味:自分・我・個性・分離
4.六親:自分自身・兄弟姉妹・同僚・ライバル
5.作用:財を尅する
6.別名:兄弟星、自星

A氏の場合、昨年は数え歳77歳でした。
一昨年の暮れに奥様の体調が悪く、大学病院で手術。
流年:比肩 養の彼にとって、昨年の前半は奥様の病院の送り迎え等で時間を費やした時期でもあり、心労も重なった時期といえます(養には人の面倒を見る意味がある)。
そして…
その年の11月、A氏自身も突然の胸の痛み、救急車で搬送されました。
行運(大運・流年)にダブルで比肩が重なると、上記5番目の作用(財を尅する)があり、財という宝(健康・お金・人間関係)に分離が生じやすい時期ともいえます。
歳をとっての比肩の時期は、健康面に注意の暗示があります。
特に比肩 病や偏印 病の年は病気等に注意の暗示があり、比肩 墓の場合は入院等の暗示もあります。

A氏の場合は、ある程度高齢でしたので、この様な現象が生じる年だったと思います。
それでは、40代~50代の働き盛りの場合はどうでしょうか…?

私の知り合いのB氏(40代後半)、彼の日干は丙でした。
そして、今年の彼の行運は…
大運:丙申 比肩 病
流年:丙申 比肩 病 でした。
働き盛りの彼にとって
今年は行運(大運・流年)に比肩がダブルで重なる年でもありました。
普通の比肩よりも比肩が強く生じる年になると思います。
比肩には上記3番目の「分離」という意味があります。
分離の時期は、一つの段階が終わり新しい出発という意味があります。
サラリーマンの多くは、この年に職場を変え(辞め)たくなる場合もあります。
彼の場合は、勤め先の会社整理があり、現在の職場がクローズされる予定との事。
この様に年代等で、「比肩星」の意味合いが少々変わりますが、目に見えない運の力には大きなものがあります。

クリックしてね
新栄堂のホームページヘ






コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする