新栄堂の占い日記

私はプロの占い師ですが、鑑定をしながら日頃感じる事…を書いております。

女性の命式に欲しい財星とは。

2024年01月09日 | 四柱・その他
変通星は比肩から始まり食傷➡ 財星➡ 官星➡ 印星となります。

女性は自分で子供を産みますので、自分(比肩)が生じる食傷(食神と傷官。特に食神)を子供の星とします。
また、子供を守るのが家庭ですし、赤ちゃんを守るのが胎盤です。
故に、良い食傷と良い財星とが並んでいる女性の命式は比較的子供運が良いとも言えます。
高齢の女性で、妊活に挑戦されている方は、良い財星が出る流年・流月を利用すると妊娠率が高まると思います。

また、財星は官星(正官・偏官)という夫の星を生じる変通星ですので、良い財星を持つ命式の女性は夫に従い、夫を立てる運を持った方が多い様です。

命式本体の天干に財星(正財・偏財)が並び、且つ 五行の財星に星(●)が固まる命式を多財身弱の命式と言います。
財星は家庭的で尽くす星ですので、多財身弱の女性は長男の嫁に良いと言われています。
夫に尽し、子供に尽し、舅・姑に尽す扶養の義務を持たれた方が多い様です。

昔から母なる大地とも言いますが、大地は夏の暑い陽射しも黙って受けとめ、冬の寒い雪や雨も黙って受けとめます。
天という夫の気持ちを無条件に受け留めるのが妻の星なのですね…。天と地は夫と妻の様な関係とも言えます。
そして、大地(自分)の栄養を子供に無条件で与える性情があるのですね…。

良い財星(正財・偏財)を持たれた女性は家庭的で優しい性情を持たれたか方が多いですね…。

(注)劫財(ごうざい)や敗財(はいざい)は財星ではありません、財星(正財・偏財)を壊す星です。

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謹賀新年

2024年01月01日 | 今日の出来事


2024年 明けましておめでとうございます。
昨年は、大変お世話になりました。
本年も宜しくお願い致します。
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天と地、心と体。

2023年12月31日 | 四柱・その他


スピリチュアルや成功哲学の話の中に、「顕在意識と潜在意識」の話が良く出てきます。
そして、そのたとえとして、海の中の氷山を使っての説明が良く出てきます。
海面から出ている、わずか10%の部分が顕在意識で、残りの90%の海中にあるのが潜在意識という説明ですね…。
顕在意識と潜在意識とは言い方を変えれば、頭で考える意識と、より内面的な意識ともいえると思います。
この顕在意識と潜在意識の割合が1対9ですので、頭ではこの様にしたいと思っていても、心の奥底ではその様に心から思えない自分が居るのも確かだと思います。

人間は小宇宙とも言いますが、その人間は目に見えない心と目に見える体とで出来ています。
また、人間の心に該当するのが目に見えない天で、体に該当するのが目に見える地とも言えます。
東洋思想の陰陽論でいえば、陽は大きく大きく広がり、広がることを通して無形となりそれを天と言う言葉で表現しています。
また、陰は小さく小さく縮まり、縮まることを通して有形となり、それを地という言葉で表現しています。
これが、天と地、心と体、男と女みたいなものだと言っています。

また、人は生まれる前は母の胎中に居ました。
そこは羊水で満たされ、へその緒を通して胎児が育ちます。
そして、臨月になり破水して「オギャー」とこの世に生まれます。
このオギャーと自力で呼吸した年月日時が、その子の命式(魂の設計図)となるのですね…

そして、心と体を持った人間は空気で満たされた地上で、両親の愛や兄弟 友人、そして、夫婦の愛を味わいながら成長していく訳です。
肉体はご飯等を食べることでで育ちますが、心(魂)は、家庭や人間関係の様々な愛情、そして仕事等で用いられる喜びを通して育つと思います。
人生100年足らずですが、肉体がある時に心(魂)も育つのだと思います。
その後、肉体を脱いで現世(地)から来世(天)に旅立ちます。

さて、100年足らずの短い間に、魂を完成できれば良いのですが…
様々な思い(未練)を残して旅立った先祖も多かったと思います。
その先祖の思いが、私の細胞の中に情(記憶)として残っているのかも知れません…。

どの様な先祖の情(記憶)を相続するかは、命式によっても異なると思います。
しかし、このおびただしい先祖の情が私の無意識(潜在意識)を形成していると考えることも出来ると思います。

無意識に、この様な考え方をしてしまう…という、この無意識の想いは、私の中の情と言いますか、魂の思いの様な気もします…
特に、その影響を受けやすい時が、結婚・出産・事業の立ち上げ等の大きな出来事の時とも思えます。

「潜在意識」…意識的に気付かないで心の中に存在する思考、感情、行動、体験、願望、欲求などの心理的要素のことを指します。
潜在意識は、人々の行動や思考、感情に大きな影響を与え、重要な機能を持っています。
潜在意識の活用+行動+努力=願望の実現。

さて、ここで四柱推命の話に戻しますが…
現実に何か行動するには大きな力が必要だと思います。
変通星では行動の星は比肩や官星です。
特に比肩・偏官の時に現実世界で行動に移す場合が多い様です。
転職・離婚等現実的な行動もその様な星が巡ってきた時に起こしやすいと思います。
また。その時に、上記に書いた潜在意識の情の影響を受けやすいと思います。

行動の前には、頭の中での思考の時期も必要です。
比肩の前の印星の時期は、頭(心)の世界で考える(頭の中で行動している)場合もあります。
また、その時の思考方法は命式本体や行運の影響を無意識に受けている場合も多いものです。

今回の、内容はわかり難かったかも知れませんね…。
申し訳ありません。
本年も大変お世話になりました。
来年も宜しくお願い致します。




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相対的関係

2023年12月26日 | 四柱・その他


「相対的」について検索すると…
他との関係において成り立つさま。 また、他との比較の上に成り立つさま。
という内容が出てきました。
陰陽五行論でいえば…
1. 男は女を前提につくられていますし、女は男を前提にですね…。
 凸と凹が一つになって▢になりますね…
2. 妻が居なければ、夫にはなれませんし、夫が居なければ妻にもなれません。
3. 親が居なければ子供も生まれませんし、子供が居なければ親にもなれません。
全てがその様な関係で成り立っています。
宇宙は全て陰陽、そして主体・客体の関係です。
そして、その主体と客体とがグルっと回ると主客が入れ替わります。
外では男が主人、家の中では女が主人の様なものですね…。

さて、上図は四柱推命の12運星の表です。
12運とは、日干から見た12支の強弱を人の一生になぞらえて表現したものです。
胎…母の胎内に宿っている様なエネルギーの状態。
養…オギャーと産まれて両親に養われている様な状態。
長生…スクスクと成長し、背丈も伸びてくる様な状態。
沐浴…成長に伴って反抗期があったり、又社会に出て苦労し、荒波を通過する様な状態。
その様に、順番で全部で12個あります。
ここで 一つのポイントは…
・胎⇔帝旺
・養 ⇔ 衰
・長生 ⇔ 病
・沐浴 ⇔ 死
・冠帯 ⇔ 墓
・建禄 ⇔ 絶
という関係になっているという事です。
例えば…長生(スクスクと成長)の反対が病(病気がち)、冠帯(若々しい)の反対が墓(年寄りっぽい)となっている事です。
全てが相対的関係なんですね…
そして、宇宙全てが陰陽というペアシステムでできているという事は、宇宙の本質は「愛」と言えるかも知れません。
本来、愛の本質は「相手の為」に なのですが、現実の世界は「自分の為」となっている場合も多くあります。
まず、夫が妻の為に生きようとするので、妻も夫の為に生きたいと思うのですね…。
親も、子供の為に生きるので、子供も親孝行をしたくなるのだと思います。

夫婦の問題を抱えた人の話を聞くと…
夫が変われば私も変わっても良いと言いますが…
「過去と他人は変わらない」、相手を変えよとすると、夫婦関係が悪くなるだけです。
実は、私が変わると相手が自然に変わってくるのです。
それが、自然界(宇宙)の法則なのですが…
自分が成長すれば、相手も変わり周りも変わってくるのですが…
「自分の事は棚に上げて」なんだと思います。

四柱八字の関係性で、比肩から印星までの10個の変通星が出てきますが、
その変通星の吉面を出すポイントは、相手の為に生きるのが一番なのかも知れませんね…

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時代の変化と、2024年の大雑把な運勢傾向。

2023年12月19日 | 毎年の運勢(日干から見た)
《時代の変化と来年(2024年)の運勢傾向》
人類歴史は闘争の歴史とも言えます。それでは、闘争はいつ迄続くのでしょうか…?
個人の拡大(集合)が家庭であり、家庭の拡大が社会・国家となりますので、人類共通の価値観や普遍的な真理が現れた時に私たちの心も安定すると思います。現代は、力から愛の時代へと移行する変革期なのかも知れません…。

2023年の干支は癸卯でした。癸は五行では水、色は黒を表します。
そして、「癸」は十干の10番目、最後に位置します。生命の終わりを意味するとともに、次の新たな生命が成長し始めている状態を意味する象意です。そして、十二支の中で「卯」は、穏やかなうさぎの様子から「安全」「温和」の意味をもちます。(黒いうさぎの年でしたね…癸卯は厳冬が去り、春の兆しが訪れ始めたことを表しています。)

2024年の干支は甲辰です。甲は十干の最初であり、物事の始まりや成長を表します。春の気を享けて種の殻を破って出る状態、出発する意味があります。また、十二支の辰は振(シン)と言いまして、震う(ふるう)ことを意味して、万物が凄まじいほどに身を奮い立たせて、もとの体から抜け出す様子を表しています。(甲の五行は春・木を表し、五色では青。青龍…若い青年や、新しい価値観を持った純粋な青年の様な人です。)

これらを総合すると、古い価値観から抜け出して、新しい価値観を持った人々が活躍し始める姿が浮かんできます。大谷翔平選手等もそれを象徴しているのかも知れませんね…。

【2024年:日干毎の大雑把な運】(2/4の立春から、翌年の節分まで)
日干毎の流年(年運)の運勢傾向や気になる月を書いてみました。
●日干:甲…比肩 衰…比肩ですので、一つの段階が終わって新しい出発の意味もあります。また、比肩には分離という意味もあります。宝を表す財星を剋す星ですので、宝(大切なもの=愛・命・財)との分離を表す場合もあります。命式本体や大運との関係が悪ければ、職場を辞めたり、夫婦間での分離や健康・お金の分離が生ずる場合もあります。単身赴任や海外留学等には良いですが、そうでない場合は、やや慎重に過ごして下さい。1月は疲れやすいかも…。3月は少しナーバスになりやすい。10・11月も気を付けながら過ごして下さい。

●日干:乙…劫財 冠帯…劫財の流年ですので、何かとモノに賭けたくなる年。投資等を行っている人は、慎重にされると良いかも知れません。しかし、3月はラッキーさもあると思います。10・11月劫財・比肩の月運ですので、特に慎重になさって下さい。劫財は、比肩と同じ様な分離の星ですので、比肩的な要素も出てきます。

●日干:丙…偏印 冠帯…高齢者で、命式本体や大運に食神があって、倒食となっている場合は、健康面等に注意の暗示も出てきます。健康診断は念入りになされて下さい。また、妊産婦の方や小さなお子様がおられる方で、同じく倒食となっている場合は、子供の事で苦労される場合もあります。受験生の方は勉学には良い年となります。月運では2~3月、そして12月は気を付けながらお過ごし下さい。

●日干:丁…印綬 衰…受験生の場合は、比較的学習に集中できる年となります。一般的に平穏な年だとは思いますが、お母さんの事で気になることも時々はおられます。2・3月、12月は無理はしないようにして下さい。計画を立てたり、自分自身を内観するには良い年でしょう。

●日干:戊…偏官 冠帯…行動的になり、現状を変えたくなるエネルギーが強くなります。サラリーマン等で転勤が多い職場の方は、職場の移動が有る方もおられます。また、夫に対して不満を持たれているご婦人の場合は、何か行動を起こしたくなる年とも言えます。良くも悪くも、偏官の流年はカッとしやすく行動的になりやすい傾向があるのですね…。4・5月は強い比肩・敗財が来ます。そして、7月は傷官ですので気を付けながらですね…。

●日干:己…正官 衰…若い女性の場合は、甲で干合して結婚しやすい暗示となります(傷官の強い命式の場合は注意が必要ですが…)。十二運は衰と少し弱いですが、それなりに社会に出ていく運勢なので頑張りましょう…。4・5月は劫財・比肩の月、6月は正官を剋す傷官の月ですので、注意しながら歩んで下さい。

●日干:庚…偏財 養…交友関係が広がり何かと楽しめる年と言えます。男性の場合は、女性を口説きたくなる年ですので、適齢期の男性の場合は恋人を得るには良い年とも言えます。ただし、既婚の男性は家庭を壊さないように注意して下さい。営業等には良い年ですが、受験生の場合は遊びに意識が向きやすいので、計画をしっかりと立てて勉強をして下さい。6・7月比肩・敗財の月ですので注意。8月は、流されて遊び過ぎない様にして下さい(特に既婚者は)。受験生は10月は学習に集中し難いかも知れませんね。

●日干:辛…正財 墓…せっかくの正財ですが十二運が弱いのが少し気になります。命式本体や大運との関係で、正財が良い働きをすれば嬉しいですが…。6・7月は劫財・比肩の月運ですので無理をされないようにお過ごし下さい。

●日干:壬…食神 墓…2年間の比肩・敗財の冬運が過ぎて、やっと春の運気を迎えました。お疲れ様でした…。強い偏印があって倒食していなければ、それなりの春の雰囲気を味わうことができると思います。6月は偏印の月ですので、おとなしく過ごして下さい。また、8・9月…9月は敗財 沐浴ですので、流されないように注意して下さいね…。

●日干:癸…傷官 養…2年間の劫財・比肩の冬運が過ぎて、やっと春の運気を迎えました。お疲れ様でした…。春になると、春一番の強い風が吹くときもありますが、気持ちも明るくなって来ると思います。ただし、もともと食傷が多過ぎて過傷官になる場合は、やや神経質になる場合も出てきます。命式や大運によっても変わると思いますので、気になる方は総合的な鑑定を受けられたら良いと思います。4月、8・9月は注意されながら過ごして下さいね…。

※ 上記 内容は、日干毎の大雑把な流年の傾向性です。
実際の鑑定は四柱本体や大運との関係をしっかりと見る必要があります。
それらによって、吉凶が逆に出る場合もあるからですね…

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計画分娩

2023年12月12日 | 本日生まれた子
四柱推命学は、その人の生まれた年・月・日・時間の干支による四柱八字に基づき、その人の天命・運命・性格等について知ろうとする学問です。
この世に生まれて「オギャー」と泣いた時、目に見えない何かが決まるのかも知れません。

小さい頃は両親(特に母親)の影響を強く受けると思いますが、30代~40代の働き盛りになると、その命式通りの性格や運が現れて来るので、本当に不思議な事だと思います。

不思議な事ですが、その様な命式を持っていると、その様(運勢通り)な環境が与えられますし、その様(命式通り)な選択をしてしまいます。
実に、運というものは不思議で、なりゆきに任せて生活していると、自分で決めている様で、結局は運勢通りに生きていたことを後で実感します。

人をコントロールする場合、ムチや飴という外的なコントールもあります。
外的なコントロールは、一時的には功を奏する様に見えても、結局は人間を支配するのは遺伝子という内的なものだという事が分かると思います。
四柱推命的には、遺伝子が命式みたいなものとも捉えることが出来るかも知れません。

さて、計画分娩をするので、日にちを選んで欲しいという依頼が時々あります。

計画分娩とは、陣痛が始まる前に入院し、陣痛誘発を行い出産することだそうです。
そして、帝王切開や無痛分娩の場合も計画分娩となるが、普通分娩でも計画分娩は可能とのことです。
母体や胎児の状態によって早めに出産した方が良い場合もあるのでしょう…。
様々なケースがあるのだと思います。

病院の都合とママさん側の都合を考え、4つぐらいの分娩日を提示される場合もある様です。
病院側から都合の良い日を選んで下さいとの事…。

それで…四柱推命的には、どの日が良いのか参考に聞きたいと相談される方もおられます。
確かに、生年月日時で、運の違いはあると思います。

そして、選んだ通りの日時に生まれる赤ちゃんもおられますし、そうでない赤ちゃんもおられます。
人の生死は神の領域…それも運だと思います。
大いなる愛と力の中で生かされている私たちですので…

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過傷官の命式

2023年12月05日 | 四柱・その他
過傷官の命式とは
天干に食傷が並び、五行の食傷のところに星(●)が4個以上並んだ命式を言います。
食傷(食神・傷官)は多感な青少年を表す星(変通星)ですので、そこに星(●)が固まると感受性が益々強くなります。
特に、食神よりも傷官の方が、よりシャープに感じやすいところがあります。
また、敏感な傷官の十二運に帝旺や沐浴等が付いていると、非常に感度の強いアンテナの様になり、ちょっとした気配も敏感に感じ取ることができます。
過傷官の命式は、この傷官(高いアンテナ)が固まっているので感度が良すぎるのも頷けます。
深海に潜っている潜水艦は、ソナーが目や耳の様な働きをして敵をキャッチする訳ですが、傷官もその様な働きがあるのですね…。

さて、人間は霊と肉とで出来ています。
また、四柱推命の命式(八字)は干支で出来ています。
干支とは十干と十二支のことで、天の十干・地の十二支とも言われています。
天は無形で形が無いので、人間の心(霊)とも解釈することが出来ますし、
地は有形で形が有るので、人間の体とも解釈することができるかも知れません。
また、心と体は互いに影響し合っています。
心が病むと、体の調子も悪くなるのはそのためです。

また、私たちは何時かは肉体を脱いで次の世界(魂の世界)へ行きます(肉体の死)。
何も思い残すこともなく、満足した人生を終えて次の世界へ行ければ良いのですが、
そうでない場合もあると思います。
また、その様な先祖も居たかも知れません。
その様な目に見えない魂の「想い」を敏感に感じ取る星(変通星)の一つが傷官というアンテナの星かも知れません。

特に日干:火(丙・丁)…火は形なく無形です。
目に見えない霊も無形ですので…
日干:火(特に丁)の人で、傷官に星(●)が固まる方には敏感で神秘的なものに興味を持たれる方が多い様に思われます。
目に見えないエネルギーを敏感に感じ取るのだと思います。
特に、傷官の十二運に「墓」が付いていたり、その傷官が偏印と並んでいると、より神秘的なものに興味を示す場合が多い様に思えます。
過傷官の方は、この様な敏感な才能を活かすことの相性や環境を選ぶと良いですね…。
命式を見ると、肉眼では見えない魂の本質の様なものが見えてきます。

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運勢を良くするパートナー

2023年11月24日 | 四柱・その他
Wikipediaでは、あげまんは、一緒にいることで男性の運気を上げる女性の俗称とのことだそうです…。
より良い巡り合わせにする女性を「あげまん」、
不運な巡り合わせにする女性を「さげまん」と称すると書いてありました。
語源の由来については以下の諸説があるそうです。
・「まん」とは「間」が転化したもので、運気・潮目・出会い・巡り合わせの意味
 (関西方言では「まん(間)が良い/悪い」のように使う)という説。
・女性器の俗称を略したものであるという説。
肉体関係を持った男性の運気を上げ、より良い巡り合わせにする女性を「あげまん」、
不運な巡り合わせにする女性を「さげまん」と称するようになったという説があるとのことですが…

さて、ここからが推命の話に入ります。
男女の相性等を見る一つに、お互いの四柱八字の干合支合三局を看る方法があります。
特に日柱は自分自身(自分と配偶者)を表す柱ですので、その日柱同士が干合支合していると、一番の本質が引合う縁があると言われています。
例えば…
男性の日柱が(壬申)で女性の日柱が(丁巳)の場合…
壬と丁は干合し、申と巳も支合するので、心も体も引合う関係となり、この様な関係を鴛鴦合(オシドリ)と言います。
一番 肝心な処が引合っていると解釈することも出来るのですね…

また、二人の他柱の干支が同じ様に干合支合三局している場合は、より精神的にも肉体的(現実的)にも引合う縁があると見ますが…
引合うという事は、確かに深い縁があると解釈しますが、
問題は、干支合によって新たに生じた五行が、自分の命式にとって必要な五行(良い五行)なのか、
それとも、必要ではない五行(良くない五行)なのかによっても判断は変わってきます。

必要な五行ならば、一緒になることを通して、運気が上昇する「あげまん」となると思いますが、
そうでない場合…
例えば、干合支合 三局で生じた新たな五行が、比肩等になる場合…
特に、もともと自星が強い人の場合は、一緒になることを通して我儘さが増してしまう場合もあります。
これは、いわゆる「さげまん」の様な状態となるのかも知れません…。
良い関係で縁が深くなるのは良いのですが…
悪い関係で縁が深くなると、「腐れ縁」となる場合もあります。

人との相性…
とても大切だと思います。
どの様な人とパートナーを組むか…
それによって人生は変わって来ると思います。

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吉星三並び。

2023年11月17日 | 四柱・その他
変通星の中で特に真面目で品の良い吉星と言われているのが以下の3つとも言えます。
正財・正官・印綬ですね…。
印綬のことを正印とも言いますので、この3つは全て正が付く変通星と言えます。
また、正があれば偏もある訳ですので、上記に対しては、偏財・偏官・偏印がそれにあたります。

正になる変通星の関係は…例えば、日干:甲を例にして説明しますと、
甲から己を見れば正財(干合)ですし、
甲から辛を見れば正官となり、
甲から癸を見れば印綬となります。
甲は陽干ですし、己・辛・癸は全て陰干ですので、陽干(+)と陰干(-)の関係が正になると言えます。

磁石では+と-は引合い一つになって安定しますので、正には固定(安定)という意味も出てきます。
例えば、六親で説明すれば…
正財は、籍の入った女。
正官は、籍の入った男。
印綬は、実母というのも、そこから来ています。

正には安定(引合う)という意味もありますが、表現を変えれば真面目で堅いという意味にもなります。
偏は、+⇔+、-⇔-の関係ですので、この様な関係、例えば、磁石では反発(動く)という関係になり、
偏財は、籍に入らない女、流動の財(営業)となるのは、その様な理由からです。
正官がホワイトカラーならば、偏官がブルーカラーとなるのもその様な関係からなんですね…。

さて、親は自分の子供が可愛いものです。
子供には立派になって欲しいと思うのが親の心でしょう。
そして、子供も親孝行がしたいと思うのが子供の本質です。
人間は生まれながらにその様に出来ています。

妊娠中は、五体満足な子供であれば思いますが、
子供を産んで育てる中で、様々な思いも出て来ると思います。
親の欲やエゴが、子供に向かう場合もあるのですね…。

元来、子供は親の願いに応えたい思いますので、一生懸命に我慢して頑張ると思います。
親孝行したいと思って無理をするんですね…

特に真面目で堅い吉星と言われる命式のお子さん…
例えば、正財・正官・印綬が並ぶ、財官印三宝の命のお子さん…
頭も良いですし、目上の引立てもあり、品性もありますので、それなりの成績も出すと思います。
しかし、真面目過ぎて頑張り過ぎて、限度を超えてしまうと、少しずつ心が壊れてしまう場合もあるのですね…

適当にガス抜きしてサボれば良いのですが、親や目上(上司)に応えたいと無理をしてしまう場合も多いのですね…
その結果…心が…という場合も多いと思います。

確かに、ご自分が産んだ子供ですが、天がその夫婦を通して誕生させた天子の様な存在が子供ですので、
天からの預かりものとも思います。
そのお子さんの個性(命式)を知って大切に育てることがポイントかも知れませんね…。

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ガラス細工

2023年11月07日 | 今日の出来事


上図は 生時不明ですが、天干に偏印と傷官とが並んだ命式です。
また、五行はそれとなくバランスよく出ていますが…
月上の偏印は乙卯の専旺干支の偏印、
年上の傷官には荒れる十二運の沐浴が付いているのが特徴とも言えます。
偏印も傷官も才能の星で、やや精神的なもの反応する星(変通星)とも言えるでしょう…。
また、日干の丁は十干の中でも芸術性のある十干とも言えます。

その様なことを総合すると、とても繊細な感受性を持たれた芸能人等にも多い命式とも言えます。

「ガラス細工」の様な美しさを持った繊細な魂を持っておられるのでしょうね…
キラキラ輝く繊細なガラス細工…とても美しいと思います。
しかし、ガラス細工は、ちょっとした衝撃でも傷ついてしまうでしょう…

繊細な心に傷が入ると、それがトラウマとなり、嫌な運気になると 自分を傷つける場合もあるかも知れません…
周囲の方が、繊細な魂を理解して守ってあげられれば良いのですが…
年上に荒れる傷官がある場合は、不思議と傷つく環境を与えられる場合も多いものです。
この様な命式の方は人の相性や環境を選ぶと良いかも知れません。
暖かい家庭(財星)と、気持ちを落ち着かせる様な学びも良いでしょうし、夢中になれる趣味(偏印)を持たれるのも良いかも知れませんね…。

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倒食について。

2023年10月30日 | 四柱・その他
10(11)個ある変通星の中で神が付いた変通星が食神です。
日干から生じられ、衣食住、健康、安定等を表す星で人気運や財を生じる星(変通星)でもあります。
また、女性の場合は我が身が生じる最愛なる子供とも言えます。
そして、食神を持つ方は平和主義者の方が多く、人に悪く思われたくない傾向が強い様です。

四季で例えるなら、冬が終わりチューリップが咲いている春の様な雰囲気であり、
人間でたとえるなら初恋をする乙女の様な年齢とも言えます。

この食神を守る星(変通星)が財星ですので、食神が子供ならば財星は子供を守る家庭を表し、食神が胎児ならば、財星は胎児を守る胎盤とも言えるでしょう…
故に女性の命式で、良い食神と財星を持つ命式の方は、それらを壊す星(偏印・比劫)が出ていなければ、比較的子供運は良いと思います。

この様に、女性にとって食神はとても良い星ですが、この食神を強く剋すのが「偏印」です。
特に食神を守り、偏印を抑える財星(偏財・正財)が無い(弱い)命式の場合…この食神と偏印とが天干に並んでいると注意が必要と言われています。
食神と偏印とが天干に並ぶ場合を「倒食」というのですね…

妊活や出産適齢期の方、子育ての女性の場合は、倒食になっている場合は気を付けて下さい。

また、倒食にはいくつか種類があります。
1. 倒食(食神と偏印とが並んでいる)に劫財が並んだ命式を「劫財倒食」といいます。
2. 倒食に比肩が並んだ命式を「比肩倒食」。
3. 倒食に食傷が並んだ命式を「仮傷官倒食」。
4. 倒食に偏官が並んだ命式を「偏官倒食」。
5. 食神と偏印とがダブルで並んだ命式を「ダブル倒食」。
6. 倒食と財星(特に偏財)が並んだ命式を「倒食解除型」といいます。

倒食とは食神が壊される訳ですので、様々な現象が生じる場合もあります。
例えば…
・食べられな様な病気(口内炎・食堂・消化器系の病気)。
・女性は子供の事で…。
・男性なら仕事のことで…。
・タイミングが合わなくなく(前にも進めず、後ろにもさがれず)。
・強い倒食の場合は、事故や怪我等も…。
・その他、様々…
上記、1~5の場合は、倒食に付く変通星の悪さが出やすくなる(タイミングが合わない)場合が多い様です。
6の解除型の場合は、食神と偏印の才能が出やすと言われていますが、解除型かどうかの判断は少々難しいかもしれませんね…。

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男女の相性

2023年10月23日 | 今日の出来事
ある知り合いの娘さんの命式…
彼女の命式は…天干の並びが月上が旺相する傷官 建禄で、年上・時上に比肩 帝旺双並びの命式でした。
五行を見ると
・水(比劫)に星(●)が6個 ●●●●●●
・木(食傷)に星(●)が3個 ●●●
とても偏った命式で、旺相する比肩が傷官を強く生じていました。
なかなかの女性です…
この様な個性的な命式の場合、お相手の方は少々優しい方が良いと思います。
優しい粘りのある方が良いかも知れません。
そこで、お相手の男性の命式を出してみると…
生時不明でしたが、
月上:偏財、年上印綬の並びで、五行のバランスもまあまあ…
それを見てホッとしました。
比肩や傷官の強い女性の場合は、生じられて強くなった傷官の気を漏らす財星(偏財)や傷官を抑える印綬等があると良いのですね…。
お相手の方はその様な命式だったのですね。
五行のバランスの良い命式なら良いのですが、この様な偏った命式の方は「相性」がとても重要です。
案の定、お二人は上手くいっているとの事こと。
良かったです…

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心の成長と見える景色1。

2023年10月21日 | 四柱・その他
小さい頃は仲の良い両親から沢山の愛を受けることが大切です。
三つ子の魂百まで、よく聞く言葉ですね…。
子供を植物に例えると、お母さんの愛情は大地からの栄養や水の様なものですし、
お父さんからの愛情は太陽の光の様なものとも言えます。

四柱推命的には、年月の柱が先祖や親の柱なら、自分の柱が日柱です。
日柱と年月の柱との関係に冲刑があったりすると、情的(家庭)な面で課題を持って生まれて来ている場合もあるかも知れません…
また、天干(変通星)に吉星と言われる良い星(変通星)が輝いている場合は、比較的先祖や親からの恩恵を受けやすい傾向が出てきます。

さて、親の愛を十二分に受けて育った子供達…その活動の範囲が小学校から中学→高校→大学と広がっていきます。
そして、実際の兄妹や友人との関係で兄妹愛を育てていくわけです。
その様にして、兄弟姉妹の愛が熟すと、次のステージの夫婦の愛へと入って行く訳です。
結婚して夫となり妻となるのですね…。

男女は丸いリンゴの半分と半分の様なものです。
二人が一つになって、丸いリンゴとなるのですね…
愛し尊敬し合って、互いの要素を相続し合い一人前になるのですね…
故に結婚することを通して、愛の人格が完成に近づくのだと思います。
妻になって見ないと妻の気持ちは分かりませんし、夫になってみないと夫の気持ちもわからないのだと思います。

推命的には、官星の無い女性は、夫のことが分かり難いかも知れませんし、財星のない男性は妻の事がわかり難いかも知れません。
女性の場合、官を生ずる財星が出ていれば、夫を支えたいという運もあると思いますし、
男性の場合も、財を生ずる食神が出ていれば、妻を愛したい(生ずる)という運もあると思います。
しかし、それらが不足していたり、分離運を表す比肩等が強く出ていたりすると、少々努力が必要になると思います。
比肩が強く、強い傷官をお持ちの女性は、我儘を聞いてくれる優しい男性が良いかも知れませんね…。
互いに比肩が強い夫婦の場合は、週末婚の様な形も悪くはないと思います。

夫婦となって籍に入ると責任も重くなると思います。
しかし、愛には責任が伴うものです。
結婚とは、二人で新しい世界を創造していくものですから…。
続く

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特徴のある命式

2023年10月17日 | 四柱・その他


やっと秋らしくなってきました。
今年の夏は長かったですね…その分秋が短くなるのでしょうか…?
本来、春夏秋冬の四つの季節ですので、温帯地方はそれぞれの季節が3ヶ月ぐらいで均等なのですが…
一番過ごしやすい春と秋とが短くなった様な気がします。

五行説でいえば、春は木、夏は火で、秋は金、そして、冬が水となり、季節の変り目の土用が土になるわけですね…
変通星では、春は食傷、夏は財官、秋は印星、冬は比肩の様なものですが、
この、木火土金水の五行が均衡に出ている命式が一般的(温帯地方)の命式と言えるかも知れません。

さて、上図の命式ですが、この命式は少々特徴がある命式と言えます。
四柱推命では…
・年柱は先祖や霊的なバックボーンの柱とも言えますし、
・月柱は両親や兄弟、特に親の柱とも言えます。そして…
・日柱は自分と配偶者の柱。日干は自分で、日支は配偶者ですね。そして…
・時柱は子供や子孫運、そして、自分の晩年運とも言えます。
この命式の場合…
年柱と月柱の干支に同じ干支(辛卯)が繰り返して出ています。
先祖と親を表す柱に同じ干支が繰り返して出ているので、先祖代々とも考えることが出来ます。
また…
日柱と時柱の干支に甲戌という同じ干支が繰り返しています。
これは、子々孫々とも見ることも出来ます。
変通星では、過去が正官 帝旺、未来が比肩 養…特徴のある配列の命式ですね…
何かを暗示しているのだと思います。
何を暗示しているかは、それぞれ考えていただくと嬉しいです。

オギャーと、この世に生を受けたその生年月日刻が命式になる訳です。
自分の運を知って、それを活かしていきたいものですね(天命を知って立命に生きる)。

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どうする家康を見ながら…

2023年10月05日 | 今日の出来事
NHKの大河ドラマ「どうする家康」…おもしろいですね!
毎週楽しみに見ています。
しかし、昔のそれなりの家柄の女子は人権が無かったですね…
男子もそうでしょうが、女子ならば尚更…
正室ともなると政略結婚がほとんど…。
お家を守るためには仕方なかったのだと思います。
故に男子の場合は、側室には自分の好みの女性を選んだそうです…。

さて、その様な中で日本では昭和20年(1945)11月|衆議院議員選挙法が改正され、婦人参政権が認められたそうです。
あれから78年、女性の権限はずいぶんと高まってきたと思います。
家によっては、女性の方が強い家系も多いですね。
私が住む群馬県も「かかあ天下と空っ風」女性が頑張っておられる家が多い様です。
昔は養蚕等…女性の仕事が多かったからでしょうか…

さて、四柱推命に干合論というものがあります。
干合とは、例えば…
日干:甲の男性から、日干:己の女性を見ると正財になる訳です。男性にとって、正財は妻(正室)を表す訳ですね…
そして…
日干:己の女性から、日干:甲の男性を見ると正官となります。女性にとって、正官は夫(正夫)を表すわけですね…
故に日干だけを見れば、この二人の関係は、籍に入る縁があるとも言えます。
また、十干同士の関係(干合)が精神的な繋がりの縁を表すならば、
地支(十二支)同士の関係(支合)は現実的・肉体的な繋がり(縁)とも言われます。
人間は、霊肉(心と体)とで、出来ていますので、日干同士の干支が共に干支合して引合うと、心と体との縁あるとも言われています。
日干は、私自身を表しますので、男女の日干同士が引合うということは、縁があるという事なのですね…
※ 干合に対する過去の記事。

最近の結婚は恋愛結婚がほとんどです。
好きで一緒になった結婚ですが、恋愛ホルモンが出ている期間は長くて3年…
結婚される時が恋(好き)のピークなのかも知れません。
故に、3年以内に恋を愛のレベルに引き上げる質の変化があるとよいのだと思います。
また、人生を最後まで愛し合って生きるには、努力+相性も重要だと主います。
相性…かなり大きなウエイトがあると思います。

しかし、干支合して引合えばよいのかと言いますと…
引き合って、縁が出来るのは良いのですが、干支合して出来た新たな五行が、自分の命式にとって必要かどうかが重要です。
必要な五行ならば、「あげまん」となる訳ですね…
そうでない場合は、腐れ縁ということもあります。
また、日柱同士の関係も重要ですが、月柱や時柱・年柱の関係も重要ですね…
そして、入籍するタイミングも重要ですね…

植物の種も、相性の良い土地、そして、何時蒔くかという時期も重要です。
それらを総合的に判断できれば、夫婦生活はアップし、歳を重ねる毎に素敵な夫婦となるでしょう…。

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