夜中に降っていた雨が、朝になっても止む気配がありません。
今日は6か月ぶり、4回目のMRI検査の日です。9時には検査が始まるので、孫弁当も昨日に代えて、昨晩は早い目に寝床につきました。
昨年1月5日にブログ「ニョニョのひとりごと」を始めてからかれこれ2年近くになりますが、この間は自分の健康を維持するための、努力の日々でもありました。
と云うのはブログを始めて10日目の1月14日、脳血栓に依る発作があり、1月15日、救急でMRI検査を生まれて初めてしたのです。
経験のある方はお分かりでしょうが、MRI検査は決して楽しいものではありません。まるで孤島に放り込まれるような孤独感と、身動きできない、命を機械に預けるような怖さがあります。おまけに耳栓をしてもらっても、工事現場にいるような大きな騒音は、何もかも放り出して逃げ出したいような気持にさせます。でも逃げることはできません。自分のためにしているのだから、原因は自分が作ったのだから。
機械の中に入ったら観念して眼をつぶって、何かを必死に思い出そうとします。
今日は5~6歳のころの事がはっきりと思い出されました。
京都の東福寺で住んでいたとき、坂の下に半洞窟の家が2軒あり、お隣も同胞の家でした。そこには「ホヨリ」君が住んでいたのですがお友達はその子だけでした。
家の前には小さな小川があって、橋などではなく、むかえのネギ畑に行くための板が1枚敷いてあるだけでした。小川と云っても中に入れば子供でも立てるぐらいの浅い小川でした。水はいつもとても綺麗で川の中の石などがはっきり見えていたのを覚えています。
小川をたどっていけば豚小屋があって、いつもブーブー泣いていました。
家の前でホヨリ君と良く電車ごっこをして遊んだのですが、ある日板の上で二人がお互い逆方向に向かって走ったため、縄が切れて二人とも小川に落ちてしまいました。「え~んえ~ん」泣いていたら、小川の向こうから大きな蛇が私たちに向かって泳いできました。
もうびっくりして、怖くてギャーギャー騒いでいたら、家の中から祖父が出てきて、長いホウキのようなもので蛇を追い払ってくれました。蛇はニョロニョロとネギ畑の中に入っていきました。ただそれだけの思い出ですが、この場面は今まで何回も何回も繰り返し浮かんできた体験です。
そんなことがあってから1年ほどして私は大阪に引っ越しましたが、風の便りにホヨリ君の家族は帰国したと聞いています。
もう60年も前のことなのにどうして思い出すのでしょうね。
15分から20分ほどして検査が終わりました。半年前の検査の時、小さな瘤が見つかったのですが、その瘤がどれほど大きくなっているのかが、今回の検査の目的でした。
先生がレントゲンを見せてくれながら、まったく前回と変わりがないこと(悪化していないこと、瘤の大きさもそのまま)、細くなってる血管はあるけど血液がサラサラになる薬を飲み続ければ問題はないからと、次は3か月後の検診となりました。
ほっとして力が抜けてしまいました。本当は2~3日前から少し心配だったのです。瘤が大きくなっていたら、悪性だったらどうしょうと心配していたのです。かといって食欲が落ちるわけでも無く、私は本当にノー天気な人間だとつくづく思っています。
兎にも角にも、これからも健康に気をつけて過ごそうと思っています。
この2年間、私が実行したことは
①ストレスをためない。(そのためにはお花を育て、いつもお花を見ながら暮らす。)
②一日に1時間は必ず歩く、歩けない日はプールに行く。
③後悔の無いように行きたいところへはどんどん行く。
④食生活に気をつける。(食べすぎは治らなかった)
⑤少しでも人の役に立つことをする。
病気を持ったことで大変意識的に健康について考えるようになり、意識的に食生活なども改善するようになりましたが、治療費が高すぎるのが難です。
今日だけでも診察費、検査費込みで6,900円、薬代3か月分で8,540円、合わせて15,440円です。
私が頂いている年金の4分の1が吹っ飛んでいきました。
さぁ、クヨクヨするのはこれくらいにして、ウリマル朗読「芙蓉会」に行って来ます。
土日にかけては夫と共に山の中に行って来ますね。では又お会いしましょう。元気が戻ってきました。