ニョニョのひとりごと

バイリンガルで詩とコラムを綴っています

昨年の日記詩 「ハイビスカス」

2012-08-08 22:37:28 | 日記



「ハイビスカス」



真夏の花とおもっていました
南国の花とおもっていました
夏の終わりを告げるように
ハイビスカスが咲きました


真っ赤な真っ赤な花です
大輪の花が堂々と笑っています
鮮やかな緑の葉っぱをたくさん従え
女王さまのように微笑んでいます
 
                      
「あなたを信じます」
素敵な花言葉をいただきました
「新しい恋」
胸がときめく花言葉です


ハイビスカスをうっとり眺めながら
遥か遠い 娘時代にかえります
身も心も枯れないようにと願い
真っ赤な花をじ―っと見つめます


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尹東柱の詩⑦ 「哀しい同族」

2012-08-08 07:54:11 | 日記

「슬픈 족속」

윤 동 주

흰 수건이 검은 머리를 두르고
흰 고무신이 거친 발에 걸리우다.

흰 저고리 치마가 슬픈 몸집을 가리고
흰 띠가 가는 허리를 질끈 동이다.

         (1938・9)


「哀しい同族」

          ユン・ドンジュ

白い布が黒い髪をつつみ
白いコムシンが荒れた足にかかる。

白いチョゴリ・チマが哀しい躰をおおい
白い紐が細い腰をきゅっと締める。


 *コムシン 民族の伝統的な靴を型どったゴム製の短靴。

 *チョゴリ・チマ 女性の民族衣装。 

  白衣民族と言われるほど、古来「白」が好まれた。

        伊吹 郷 訳

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