ニョニョのひとりごと

バイリンガルで詩とコラムを綴っています

尹東柱の詩⑱ 「十字架」

2012-08-23 07:25:56 | 日記




「 십자가 」

윤 동 주

쫓아오던 햇빛인데
지금 교회당 꼭대기
십자가에 걸리었습니다.

첨탑이 저렇게도 높은데
어떻게 올라갈수 있을가요.

종소리도 들려오지 않는데
휘파람이나 불며 서성거리다가,

괴로워ㅆ던 사나이,
행복한 예수 그리스도에게
처럼
십자가가 허락 된다면

모가지를 드리우고
꽃처럼 피어나는 피를
어두워가는 하늘밑에
조용히 흘리겠습니다.

( 1941.5.31)




「十字架」

          ユン・ドンジュ

追いかけてきた陽の光なのに
いま 教会堂の尖端(さき)
十字架にかかりました。

尖塔があれほど高いのに
どのように登ってゆけるのでしょう。

鐘の音(ね)も聴こえてこないのに
口笛でも吹きつつさまよい歩いて、

苦しんだ男、
幸福なイエス・キリストへの
ように
十字架が許されるなら

頸を垂れ
花のように咲きだす血を
たそがれゆく空のもと
静かに流しましょう。

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