熊野三山のひとつ、那智熊野大社へ向かう参道。
長い階段をえっちらおっちら登っていきます。
香川のこんぴらさん(金刀比羅宮)に比べれば467段程度の石段は楽勝っすね
場所は和歌山県東牟婁郡那智勝浦町那智の山中です。
過去記事<紀伊半島1周 南紀 那智勝浦>
那智黒石を使った工芸品のお店などを見つつ長い階段をさらに上がっていきます。
那智大社に向かう有名な熊野古道『大門坂』はまだ歩いたことはありません。。。
いつも大門坂入口の前を素通りして、車で上がってきちゃいますから(爆)
参道途中にある実方院跡。
その昔、上皇や法皇の熊野行幸のおり、その御宿所となった実方院の跡で、熊野信仰を知る上で貴重な史蹟になってます。
いよいよこの鳥居をくぐれば世界遺産 那智熊野大社の境内に入ります。
やっぱ、しんどい・・・あとちょっとだぁ~
お~っ、天気もよくて絶景
この景色を見ると達成感がありますね~。周囲の山々や熊野灘の海も見渡せます!
『那智山熊野大権現』・・・大権現とは神が仏の姿を借りて現れるという意味で神仏習合の名残りなんだと思います。
ところが、この時は御創建1700年記念境内施設整備事業で拝殿は改修工事中(今はもう終わってます)。
実は来るまで知らなかったから、これはかなり残念でしたね~
那智大社の御祭神は熊野夫須美大神(伊邪那美神)ですが、創成時期は不明で、那智滝を神聖化する原始信仰がその起こりとも云われています。
社殿が創建されたのは熊野三山の中では一番後になり、仁徳天皇5年(317年)と伝えられています。
御縣彦社(みあがたひこしゃ)。
その前に八咫烏(やたがらす)の像がありました。
日本神話における神武東征(じんむとうせい)の際、高皇産霊尊によって高天原から神武天皇のもとに遣わされ、熊野から大和への道案内をしたとされる3本脚のカラスで、サッカー日本代表のエンブレムにも使われてますね。
日本一でっかいおみくじを引く息子(笑)
樟霊社(しょうれいしゃ)。
樹齢約850年の樟(くす)を御神木として祀っていて、空洞化した幹をくぐる胎内くぐりで有名です。
この樟は平重盛の御手植えと云われています。
那智大社の隣りにある西国三十三所 第一番札所 那智山青岸渡寺(せいがんとじ)。
明治時代の神仏分離令により熊野本宮大社や熊野速玉大社では仏殿が廃されて今はありませんが、この那智では神仏習合の形態を今も見ることができます。
西国三十三所めぐりの一番札所であったことから破却をまぬがれ、後に那智山青岸渡寺として再興しました。
那智の定番スポット、インスタ映え間違いない那智山青岸渡寺三重塔と那智の滝。
お昼時だったから、この時は飛瀧神社参道入り口前のお店で和歌山らしく『梅冷やしうどん』を頂きました。
この後は那智大社のご神体、那智御滝に向かいます。
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