ホルモン屋徒然草~珍しホルブロだ

新米ホルモン屋の親爺の日々。ホルモンのこと、店の出来事、周辺の自然や話題。

灯(あかり)

2010-01-08 07:59:43 | 第1紀 をかしら屋
先日は、「をかしら屋大通店」に新しくついた「提灯」について書いた。

「提灯」であれ、「ネオン」であれ、どうも夜の街をうろつく飲んべえは、この「灯」をめざして飛び込むわけである。

そこには、ワタシみたいなオジサンや、「夜の蝶」と呼ばれるオバサン、失礼、オネエサンがたが待ち受けているわけだ。


さて、開店してから二三度、営業中に「電灯」(100Vの一般電気、対して「動力」は200Vで最近は家庭でも使われ始めているが、ワタシのような店ではエアコンや冷凍庫などに使っています)の漏電ブレーカーが作動し、恥ずかしながら「停電」になった事があった。

そして6日に二度、昨日7日にもまた電気が落ちた。

前回の事もあり、だいたい見当はついていたが、とうとう漏電ブレーカーが元に戻らないまでに。

その考えられる要因は「看板」。

冒頭書いたように、やはり店が「営業」しているという「お知らせ」は「看板」であり、夜、「看板」に「灯」がついてこそ、「ああ、営業しているな。じゃあ、入ってみるか」となる。

逆に言えば、看板に灯がともっていないのは「お休み」という事になる。

こりゃ、まあたいへんな事であります。

して、忙しい電気屋と看板屋を招集して大工事。

夜までには修理しようと頑張っているが、夕暮れ過ぎて、なお作業は続く。



で、看板がついていないから、お客様が来ないかといえば、5時開店とともに5組。(「本宮店」は不思議な事にこの時間でいつもお客様が入る。意外にも夜の「食事」を取られる方が多いのだ。)

7時前には八分がた席が埋まる。

ようやく工事が終わり、看板に灯がともったのは9時過ぎ。

ここのところの大雪の影響で電気屋さんは同じような故障の修理が多いそうだ。
積もった雪がとけ、しとしとと水が故障の原因個所に伝わり、漏電ブレーカーが落ちるという仕掛け。
強い雨風などではこうはならないそうで、やはりこういう日に集中するわけだ。

開店以来、自動ドアが開かない、エアコンが効かないし、これが要因で動力が落ちる(これまた漏電)。

凍結止めの水を落としたつもりが、実は二晩、流れっぱなし。

ガスが使いすぎでSTOP(さいわい営業時間ではなかった)。

まあ、いろいろありますナ。


それでも、さいわいな事に「新しくできた店は、どんなかな」と、大勢のお客様に来ていただき、店内盛況。

昨日は停電もあり急遽店にかけつけたが、顔見知りの某放送局の方が本社異動のあいさつがてら来てくれたり(たぶん支社支局にいた方が自由で良かったんだろうけどネ)、ワタシの最初に勤めた会社の営業所ご一行様が宴会に来てくれたり(これまた二十数年ぶりの先輩とご対面)、これも三十年ぶりの当時の取引先の方からお嬢様の誕生日のご祝いにと予約の電話をいただいたりと、ありがたいことです。

正月明けの、この漏電騒ぎの元をつくった大雪も峠を越し、昨日の昼も陽が差し、本宮店のナナカマドの赤い実が雪に落ちてあざやか。



昨夜、深夜に事務所に戻り、車を降りていつもの癖で天を仰ぐと、久しぶりの星空。

そして今朝は晴天。

「七草粥」は食べなかったが、正月から朝飯に「お餅」は欠かしていない。

大食らいは元気な証拠。

この「食欲」があるうちは、くたばりませんからネ!!