ホルモン屋徒然草~珍しホルブロだ

新米ホルモン屋の親爺の日々。ホルモンのこと、店の出来事、周辺の自然や話題。

「観音山の等観さん」と呼ばれるまで ~ 花巻市博物館企画展 7月7日まで

2013-06-25 12:12:23 | 第1紀 生きる
土曜日の「材木町よ市」はどんよりしていたが雨はとうとう落ちなかった。
その悪い方の天気予報に従いリスクを軽減して望んだ我等「をかしら屋催事部隊」(曲がりなりとも夫婦二名)だが、17時前には一番人気の「鉄板焼き辛味噌ホルモン」が売れ切れるというチャンスロスを招いて終わった。
まぁこういうもんだ。
少ないときは売れ切れ、多いときはあんに反して売れ残る。
リスクを考慮すればチャンスロスを招き、リスクを覚悟したときはその覚悟異常のダメージを喰らう。

そうやって人間は生きていく、、、、、(のかな)

翌朝は一週間ぶりのわずかな滞在時間の花巻自宅から盛岡へとんぼ返りし、所用を済ませ、さて口喧嘩常在夫婦はどこ行こう?

そうだ等観さんだ、紫陽花だ。

花巻博物館恒例の等観さんの企画。
今年は10回目を迎えるという。
そのうち半分は行っているのだろう。
ワタシにとって等観さんというより、彼の疎開先、「一燈庵」に居住した花巻市湯口観音山は子供のころの遊び場。
懐かしさと親しみがあるのだ。

駐車場は、季節の花、野草に埋もれている。







しかしいつもより企画展が早かったのか、例年見事な花を見せてくれる紫陽花はまだつぼみだ。





少しの坂なのだが、心臓のせいか息を切らして歩く。

10回目の今年の等観展のタイトルは、「観音山の等観さん」と呼ばれるまで。



まさしく「湯口っこ」のワタシの心を引きつけるタイトルで、少し長い時間、たっぷりと見る。

小学生のころ、幼なじみと自転車でよく観音山に登った。

誰でもいつでもつける燈籠もあり、そこら辺に自転車を置き、奥の山から少し下って冒険が始まる。

坂を転げたり、土の中に穴をあけて潜むハチから逃げたり、蜘蛛の親分に脅かされたり、キノコを観察したり、アケビやしゃごみを取って食べたり、ヒルのいる小沼におそるおそる入ったり。

けっこう奥まっており、子供には背の高い草木で囲まれたりしながら、不思議にもとの燈籠へと戻ってきた。
観音さんに導かれて??

その境内に(神仏は当然同居している、円舞場もある)小さな小屋があった。



これが多田等観さんが住んでいたところとは子供だから興味がなかったのか、この等観展で初めて知ったのだ。

当時、太田に疎開していた高村光太郎とも行き来があったというが、その「光太郎山荘」もなかなか心をひかれるものが在る。

「ワタクシは、そういうものになりたい」などと思うのだが、

相方は「虫とか蛇とか出てくるんだから、どうせアナタには無理でしょう。」となじる。

話はそれた。

企画展の内容は、ここ(クリック)の博物館のポスターに任せるが、7月7日(日)までと残り期間が少ない。
期間中はお休みがないということなので空いた時間にぜひお立ち寄りください。

聞き慣れない名前かもしれないが等観さんはチベット仏教を日本に紹介した高僧であり学者で、仏教界では名を知られた方です。

宗教に興味のない方でも、今回の企画展は花巻を身近に確認するという意味でも面白いと思います。

そして、そろそろ咲く紫陽花も見事ですよ!!


じゃ、


PS:「大通店」、新人が入りました。冷やかしに来てください。 

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