ホルモン屋徒然草~珍しホルブロだ

新米ホルモン屋の親爺の日々。ホルモンのこと、店の出来事、周辺の自然や話題。

「コブクロ」ファン 増殖中

2008-01-17 13:04:22 | 第1紀 をかしら屋
このあいだも書いたが、そろそろ開店3カ月を迎える「をかしら屋盛岡大通店」も、そろそろ「ホルモン屋」なんだな~という認識をもたれ始めてきたと思う。
開店一年たった「をかしら屋松園東黒石野店」は、もうホルモンファンでいっぱいなわけだから、いわゆる「焼肉屋」さんとの違いがだんだん広まってきたのは嬉しい。

昨夜は獣医さん達もいらっしゃって、「ホルモン」の宴会コースをお楽しみいただいた。こういう専門の方に、「新鮮ね。手もかけているし。」とおほめのお言葉をいただくと、ほっとする。一生懸命やっているつもりだが、独学で至らない点や、大事なことを見落としていないかといつも気にかかっているから、他のかたの評価を聞くのは大事なことだと思う。

さて、この「をかしら屋盛岡大通店」で最近お客様に流行っているのが、「コブクロ」。
何回も書いているのだが、スーパーさんなんかで売られている子豚、いや精肉になる生後6カ月の未経産の豚の小さく、ふにゅふにゅした、きれいな子宮(コブクロ)もいいのだが、「をかしら屋」では母親の豚=経産豚の子宮を使っているから、厚いし、大きいし、歯応えが良い。
ただし、お子様を産んだあとの子宮だから個体によるがやはり色見は悪い。
これを、ホルモンと同じように何回も洗い、洗い、洗っていくと、血の色が少し抜けてくる。良いものは真っ白になるのだが、これがいい。
お客様も他のお店ではなかなか見かけないし、食感もいいから喜んでくださる。

おおむね、この「コブクロ」ファンの方は、はまりっぱなしになるから何皿かおかわりする。
この点は、同じコリコリ・シナシナ族の「ナンコツ」党や「コリコリ(牛大動脈)」派の方々の行動と一致する。
いづれもこちら側としては、かなり下処理に手間のかかるアイテムだから、おかわりに嬉しい悲鳴をすこしだけもらしてしまう。

最近は新メニューにチチカブ=豚のオッパイが加わり、コブクロととみに「子宝セット」として提供していますので、ぜひお試しください。