ホルモン屋徒然草~珍しホルブロだ

新米ホルモン屋の親爺の日々。ホルモンのこと、店の出来事、周辺の自然や話題。

大晦日は CAVA で

2008-01-01 16:58:15 | 第1紀 生きる
昨日の大晦日。朝まで飲んでいたので、軽くトーストを食べて、昼は近所の「戸隠」で年のおさめの蕎麦を。

あいかわらず混んでいる。二時前なのに満席。絶えず客が入ってくる。
大晦日でもあり、娘さんか学生バイトか、数名のなれない店員が。
ちょっと、メイド服の蕎麦屋の店員にはびっくりしたが。

相方と娘は天麩羅蕎麦。



私はミーハーに「チーズカレーそば」と「もり」一枚。
他の店なら、もり二枚、直利庵や大畠屋ならもり三枚だろうが、この店の盛りは多い。
これは、蕎麦屋としてはすこぶるいい事だと思う。
きれいないい蕎麦を打っている店で、このボリュームはありがたい。
だからか、いつも混んでいる。

「もり」は美しい。
と言っても、忙しさと慣れない店員だから、カレー蕎麦と一緒に持って来られるのも、なんだか。
急いで、「もり」のほうからやっつける。
うまい、と余韻に浸るまもなく「チーズカレーそば」へ。



なんていう事はない、いつもの「カレー蕎麦」に「スライスチーズ」が一枚のっかっているだけ。四角のスライスチーズがまあるい丼にそのままの姿であるのは、なんか痛々しい。
カレーは少ししょっぱい。カレーの香りは消えているが、すっきりしているといえば聞こえがいいか。でも、うまい。
具は鶏肉。
やはり忙しさの故か、カレー粉のだまが丼の下に残っていたのは、らしくない。
まあ、でも大晦日の忙しさ。全体の出来のよさから言えば、こんなのなんの失点にもならないおいしさでした。
蕎麦湯をいただいてかえりました。
満足。(写真はのちほどアップします。自宅からはできませんので)

そして大晦日の晩。
「S家」は代々、大晦日の日はすき焼きと決まっている。
何のことはない。昔は肉を食べるなんて、思いっきり贅沢で、しかも「豚肉」。
農家の家々で庭先でしめた鶏肉しかなかったころだから(私の家は「非農家」でしたので、隣家からいただいていました)、その前は鶏のすき焼きの時代もあったかもしれない。
それにしても、豚肉のすき焼きは大晦日ならではのごちそうでした。

大人になって、関西系の会社に勤め、はじめて牛肉のすき焼きを帰省した実家で食べたんですが、父も母も妹も「やはり豚肉がいい」との事でした。

だから、今日、新年の挨拶に行き、母に聞いたら、やはり昨夜は「豚肉のすき焼き」だったとの事。ふう~ん。

で、当家は、たぶん生まれてはじめて「すき焼き」のない大晦日でした。
店から牛肉をもってくればいいものに、と相方はいうのですが、そんな頭は全然なかったし、大体が曜日や催事のことも忘れる日々ですから。
来年はいい牛肉を仕入れて、従業員にも最後の日に渡そうと思ったんですが、はたしてこの一年間の間に、このおもいつきを覚えているか・・。

とても質素な大晦日。
マグロと大好きなカジキの刺身。
残り物の野菜のサラダと、これも店の残りの「モヤシ炒め」!!
  (晦日にモヤシ炒め・・・とは)
せっかくのぶりも少し焦がして、買いだめしていた醤油漬のイクラが唯一、それらしい豪華さ。
最後の締めは、これも店の残りの中華麺をつかったラーメン。

それでも、飲物だけはと思いきや、やはり買いだめの缶ビールと、クリスマスに飲もうと思って買っていた「CAVA」が車中にあったのを思い出して冷凍庫に。

このしゃりしゃりに冷えたCAVAが秀逸でした。
シャンペンに引けをとらない切れ味。
はまりそうですね。

ブランドは「ロジャークラート」。
たしか、中三盛岡店の地下にある酒屋さんで仕入れたもの。
CAVAにも、他のお酒と同じようにアタリハズレと、その人の嗜好・適正があるようですから。
最近はやりのCAVA。
少しやみつきになりそうです。

・・・・・・・

挨拶がおくれました。

本年もどうぞよろしくお願いします。

店も、ブログも。